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ビットコイン大幅反発で5万ドル台回復、逆行高続いたポリゴン(MATIC)は大型イベント迫る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

7日の暗号資産(仮想通貨)市場。 ビットコイン価格は、前日比+3.7%の 575万円(50,730ドル)と反発した。

BTC/USD日足

まだまだ予断を許さない状況にはあるものの、足元では売られすぎ水準にあったことで一斉に買い戻しが入った。20年3月のコロナショック時の急落直後を彷彿とさせるような値動きである。過去最高値を起点としたフィボナッチ・リトレースメントでの38.2%戻しは52,540ドル。半値戻しは55,692ドル、61.8%戻しは戻り高値の鬼門58,880ドル。

ブロックチェーン分析プラットフォームのSantimentの金利データが急上昇し、直近3ヶ月で最大の「押し目買い」を示唆した。

ビットコイン先物市場では、デリバティブ(金融派生商品)市場の過熱感を示す「FundingRate(資金調達率)」が一時マイナス圏に転落していたが、ほぼフラットに戻した。暴落時の大量ロスカットでOI(未決済建玉)も一掃されており、下げの燃料は一旦消化したと判断できる。

なお、昨日時点で過去最低水準にあった「Crypto Fear & Greed Index」は、16→25まで回復した。

特に総悲観を示す「極度の恐怖(Extreme Fear)」時などは熟練のトレーダーとの感覚のギャップも散見されるが、これはボラティリティ、市場のモメンタム、SNSの感情分析、ドミナンス、Googleトレンドから算出する指標であり、株式市場におけるVIX指数同様、一般人の市場心理を映し出すインジケーターの一つとして参照しておきたい。

関連:ビットコイン市場「極度の恐怖(総悲観)」状態に、今年5月の暴落時と同水準

StockCharts.comのチーフマーケットストラテジストであるDavid Keller氏はBTC相場について、「50,000ドル以上を維持できるかどうかが強気トレンドの分かれ目だ。11月下旬の高値と50日移動平均線を考慮すると、58,000~60,000ドルが強い抵抗帯になる可能性が高い」との見解を示した。

ここまでチャートが崩れた場合、横軸・日柄調整が必要不可欠との指摘も少なくないが、4日のフラッシュクラッシュがセリングクライマックスとみる向きもあり、当面は金融市場次第の振り回される展開が続きそうだ。

暗号資産(仮想通貨)市場反発の背景には、過度のリスクオフ時に相関を強める傾向にある金融マーケットの動向が影響を及ぼしている。

米ホワイトハウスのファウチ首席医療顧問が、新型コロナウイルスの変異種オミクロンについて、「現時点では、感染者の重症化率(毒性)は、それほど高くないように見える」と言及したことなどから、不安心理と世界経済に及ぼす影響懸念が後退した。

米ニューヨーク株式市場では、ダウが一時700ドル超高と今年最大の上げ幅となったほか、東京株式市場では日経平均株価が前日比354円高に。売り込まれていたマザーズ(新興市場)指数も+2.54%で前場を終えた。

今年5月相場と異なるポイント

クリプトアナリストDan Lim氏は、CryptoQuantの投稿で暗号資産(仮想通貨)取引所のリザーブ(外貨準備金)量の推移に着目。 「今年5月の暴落時とは、状況が異なるように映る」との見解を示した。

準備金とは、取引所内に預け入れられた仮想通貨の総量を示したものだ。

メトリックの数値上昇、すなわち入金数(インフロー)超過であれば売却目的の送金を、出金数(アウトフロー)超過であれば、取引所内の資金を長期保有目的のコールドウォレットなどに資金移動させる需要があることを意味する。

21年5月の暴落時のデータを確認すると、相場急落に伴いメトリックが反比例し、取引所の売り圧力が上昇していることがお分かり頂けるだろう。

Dan Lim(CryptoQuant)21年5月

その一方、今回(21年12月)の暴落時のデータ比較では、むしろ出金超過となっていた。

厳密に言うと、12月上旬の相場クラッシュ直前のみ、大口投資家の大量送金(売りシグナル)による入金増がマークされており、地合い悪化を背景に売り仕掛けられた(Dump)可能性も考えられる。

Dan Lim(CryptoQuant)21年12月

アルトコイン市場の動向

ビットコイン大幅反発に伴い、パニック売りで大幅下落していたアルトコインも全面高に。

上位アルトの個別銘柄では、相場全面安の相場でも逆行高となるなど、週間騰落率ではテラ(LUNA)とポリゴン(MATIC)が強い。特にポリゴン(MATIC)の前週比+26.8%は、ビットコイン(BTC)の前週比-10.7%と比較しても突出している。

Messari

上昇要因として、DeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)市場のコアとなるイーサリアム(ETH)の手数料高騰問題を背景に、L2スケーリングソリューションとしてのユースケース急増のほか、12月9日に開催される大型サミット“polygon zk day”に向けたカウントダウンが始まったことなどが挙げられる。

イーサリアムの高騰局面で、需要増からポリゴン(MATIC)が連れ高する場面は2021年上半期にもみられた。

polygon zk dayについては、ポリゴンの共同創業者のほか、イーサリアムの共同創業者で業界のキーパーソンであるヴィタリック・ブテリン氏らの登壇のほか、何かしらの発表を控えるとしているとの公式アナウンスなどから思惑買いを呼んだものとみられる。

さらに6日には、Sequoia Capital IndiaやSteadview Capitalなど複数の投資企業がポリゴンに出資することについて協議していることがTech Crunchに報じられた。最終決定まで至っていないが、現時点では57億円〜170億円に相当する「MATICトークン」を購入する計画があるとされる。

また、資産運用会社CoinSharesの週次レポートによれば、暗号資産(仮想通貨)金融商品に対する機関投資家の動向は、前週は2億ドル相当の流入超過となった。同期間のBTC下落率は-7%であったことから、機関投資家が押し目買いに意欲的だったことを示唆する。

一方で、対象銘柄では明暗を分けた。

ソラナ(SOL)は先週460万ドルの流入超過となったが、ポルカドット(DOT)やカルダノ (ADA)は同期間で流出超過している。

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