はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX

韓国の大統領候補、選挙資金の寄付者にオリジナルNFTを贈与

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

選挙資金の寄付者にNFTを配布へ

韓国大統領選の有力候補は、NFT(非代替性トークン)により選挙資金を調達することを発表した。

The Korea Timesの報道によると、2022年の韓国大統領選挙における、与党「共に民主党(以下、民主党)」の候補者イ・ジェミョン(李在明)氏は、自身の選挙運動への寄付者にNFTを贈る予定だ。

今月から、李氏の写真や政策が描かれた、それぞれ唯一の特徴を持つNFTを、選挙戦に寄付した支持者に送付するという。民主党は、このNFTは一種の債券の役割を果たし、保有者が他の個人とNFTを交換できるようにすると説明している。暗号資産(仮想通貨)での寄付も受付開始するという。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

こうした資金調達方法は、政治資金法や公職選挙法に違反するのではないかという懸念があったが、今回その問題は払拭された。

民主党によると、韓国の中央選挙管理委員会(NEC)は先月、NFTを利用した資金調達は関連法に違反しないことを確認したという。同党は、過去8か月間、NECなどの政府機関とこの件について協議しており、寄付金は公職選挙法と政治資金管理に関するガイドラインを遵守しながら管理されることになる。

「Play-to-Earn」のゲームにも肯定的

李氏は、先月にも、ゲームユーチューバーのチャンネルで行われたインタビューで、「韓国はゲームと仮想通貨、NFTの統合という世界的なトレンドをリードすべきだ」と発言。

ゲームをプレイして現実世界の報酬を得られる「Play-to-Earn」のゲームについても、否定的に見る必要はないとして、次のように述べている。

NFTは新しく開かれた市場であり、とても重要な存在になりつつある。今後ますます、その存在感は大きくなるだろう。NFTを活用したゲームはすでに存在しており、否定する必要はない。早く適応して活用することが大切だ。

韓国の公的なゲーム管理委員会が、「Play-to-Earn」のゲームについて投機などを理由として、否定的に見ている状況を受けた発言だ。若い世代の票を獲得する狙いもあると考えられる。

フェイスブック投稿をNFT化した朴議員

民主党の中では、パク・ヨンソン(朴映宣)議員が2日、独自にリリースしたNFTを、約300万ウォン(約29万円)で売却したことを明かしている。

朴議員は2018年、フェイスブックに仮想通貨取引所の閉鎖に反対する投稿を掲載していた経緯があり、この投稿をNFT化して12月末に、大手NFTマーケット「OpenSea」に登録していた。このNFTが売れた格好だ。

同議員は、次のようにコメントしている。

販売利益は、社会問題を解決するために、有意義な場所にデジタル資産として寄付したい。様々な分野で自分の好きなものをデジタル化し、価値を共有しあう。そうしたことを可能にするデジタルの世界に一歩を踏み出せたように感じる。

朴議員は、自身の似顔絵と新年のメッセージを添えた別のNFTも発行した。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
18:24
JPモルガンがビットコイン取引サービス参入へ カストディは外部委託で対応
JPモルガンのデジタル資産部門責任者が、顧客向けビットコイン取引サービスの提供を正式に確認した。カストディ業務は外部委託を検討し、コインベースとの提携も強化。大手金融機関の暗号資産市場参入が本格化する中、JPモルガンの戦略的アプローチとは。
18:04
シティバンク、2026年に仮想通貨カストディ事業参入へ
米大手金融機関シティバンクが2026年に暗号資産のカストディサービスを開始する計画を発表。ビットコインやイーサリアムなどを機関投資家向けに保管する。トランプ政権下での規制整備を背景に、JPモルガンやバンク・オブ・アメリカとともにステーブルコイン事業への参入も本格検討中。ウォール街の暗号資産市場への本格進出が加速している。
18:00
「Bitcoin Core v30.0」リリース、データ制限の引き上げでコミュニティの意見が対立
ビットコインソフトのアップデートであるBitcoin Core v30.0が2025年10月12日にリリースされた。OP_RETURNの上限が80バイトから10万バイトへ大幅に引き上げられ、コミュニティで賛否が分かれている。ビットコイン本来の目的との整合性やノード運営リスクが議論されている。
17:26
欧州最大手アムンディ、ビットコインETN市場参入を準備
欧州最大の資産運用会社アムンディ(運用資産2.3兆ユーロ)が2026年初頭にビットコインETNを発行予定。MiCA施行で規制環境が整備される中、機関投資家の暗号資産投資が本格化。米国ブラックロックのIBIT(971億ドル)に続く動きとして注目される。
17:22
ハイパーリキッド、HIP-3実装で永久先物市場の自由構築が可能に
ハイパーリキッドがHIP-3を実装し、開発者が許可なしで独自の永久先物市場を構築することを可能にする。仮想通貨HYPEを一定以上ステーキングすることなどが条件だ。
16:56
コインチェックでIEO「Fanpla(FPL)」10月21日開始 音楽事務所10社以上が協力
音楽ファンクラブ大手Fanplus協業のIEO「Fanpla(FPL)」詳細。10月21日申込開始、11月11日上場予定。700超のファンクラブと400万人基盤という既存インフラを持つ点で過去IEO案件と一線を画す。コインチェック過去実績は抽選倍率24倍・最高23倍に急騰。投資判断に必要な情報を網羅。
16:55
三菱UFJモルガン・スタンレー証券、デジタルアセット事業を開始
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が14日、デジタルアセット事業を開始。債券型セキュリティトークンの取り扱いとデジタル証券取引サービス「ASTOMO」をリリース。不動産STを10万円から投資可能に。
16:30
イオレ、仮想通貨とAI融合のスーパーアプリ「Neo Crypto Bank」の詳細を発表
イオレが暗号資産金融事業戦略を発表。2027年にWeb3.0スーパーアプリを公開し、キャッシュレス決済市場1%・年間1.2兆円を目指す。AI統合で次世代金融インフラを構築。
12:00
ソラナのリキッドステーキングの稼ぎ方|JitoSOLの仕組みと手順
ソラナのリキッドステーキングについて、仕組みから始め方まで徹底解説。JitoやMarinadeなど主要プラットフォームの始め方、年利5-7%の運用方法まで完全ガイド。
11:58
史上最大フラッシュクラッシュ後の仮想通貨市場、トランプ大統領の発言受け乱高下続く
トランプ米大統領による突然の関税発表で、仮想通貨市場は190億ドル超の強制清算という史上最大のフラッシュクラッシュを経験した。しかし週明けには114,000ドル台に回復。機関投資家の押し目買いと過剰レバレッジ解消の両面から市場を分析。イーサリアムL2 Baseのトークン発行検討など、実用化への動きも紹介。
11:18
チャイナルネッサンス、BNB財務企業の米上場を計画=報道
チャイナルネッサンスは、仮想通貨BNBの財務企業を創設するために910億円超の資金調達に向けた協議を行っていることがわかった。この財務企業は米国で上場する計画である。
10:38
「仮想通貨ETFへの流入、トランプ関税ショックの影響は軽微」=CoinShares
トランプ大統領の対中関税発言による市場急落にもかかわらず、ビットコインETFなど仮想通貨投資商品への影響は軽微で流入は週間4,830億円に達した。CoinSharesが分析する。
08:41
68億円相当のBNB、ミームコイントレーダーにエアドロップへ
BNBチェーンは、仮想通貨市場が大荒れしたことを受け68億円相当のBNBをエアドロップする計画を発表。今回はミームコイントレーダーを支援すると説明した。
10/13 月曜日
12:25
430億円規模に、バイナンスが「異例の補償」実施 トランプ・ショックに関する価格異変で
仮想通貨取引所バイナンスがトランプ関税による市場下落時の不具合で損失補償を発表した。USDe、BNSOLなどのディペッグで強制清算が発生した背景がある。
10:15
トム・リー氏「イーサリアム下落は一時的」、相場を支える3要因とは
ビットマインが市場下落時に730億円相当のイーサリアムを買い増したとみられる。トム・リー会長は3つの構造的要因が変化しない限り市場の追い風になると強気の見解を示している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧