はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

AP通信、Polygon採用の写真NFTマーケットプレイスをローンチへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

AP通信、写真NFTを販売へ

大手メディアのAP通信は10日、独自の写真NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスを1月末にローンチすることを発表した。ブロックチェーン企業Xooaと連携して、ポリゴン上で同社の時事系写真をNFT化していく。

マーケットプレイスは1月31日のローンチを予定。現在の世界情勢に関わる写真だけではなく、過去のフォトジャーナリズム作品を掲載する。また、作品の日時や場所だけではなく、撮影に使用された機材などのメタデータもNFTの一部に含まれるという。

ピューリッツァー賞を受賞したAP通信の写真もNFT化される見込みで、1月31日から宇宙や気候変動、戦争などに多岐に渡る題材の写真NFTをリリースしていく。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームのキャラクターやアイテムだけでなく、アート作品など幅広く技術が活用されている。

▶️仮想通貨用語集

関連: 大企業の関心集める「NFT」の魅力とは|主な特徴と将来性を解説

NFTマーケットプレイスの提供にはブロックチェーン企業のXooaが担当。同社は2017年設立の企業で、ブランドなどを対象に、ホワイトラベルのNFTマーケットプレイスの構築に特化している。

決済手段はクレジットカードに加え、暗号資産(仮想通貨)ウォレットへの対応も行う。メタマスクやバイナンス、コインベースなどとの連携も予定しているという。

関連:「MetaMask(メタマスク)」とは|月間2000万人超が利用の仮想通貨ウォレット

AP通信のブロックチェーン・ディレクターDwayne Desaulniers氏はNFTマーケットプレイスのローンチについて、以下のようにコメントした。

175年にわたり、我々の写真家達は世界最大のストーリーを、心を打つ痛烈な写真として記録し、今日もなお人々の心に響いている。

Xooaの技術により、これらのトークン化された作品を、急成長する世界の写真NFTコレクターに提供できることを誇りに思う。

また、NFT発行には、イーサリアム(ETH)のレイヤー2ソリューションであるPolygonを採用。NFT販売による収益は公平な事実に基づくジャーナリズムに活用されていくとしている。

関連:ポリゴン(MATIC)とは|注目ポイントと今後の将来性

米メディアのブロックチェーン動向

AP通信がブロックチェーンを採用した動きを見せるのは今回が初めてではない。

2021年3月には、物議を醸した2020年の米国大統領選挙の結果をブロックチェーン上で記録したNFTのオークションを開催。同社はイーサリアムやEOSブロックチェーンを活用して、大統領選および連邦議会選挙の結果などを記録するAPIを政府機関や個別団体に提供していた。

関連:AP通信、2020年米大統領選の関連NFTトークンをOpenSeaでオークション

また、21年10月には分散型オラクルプロジェクトのチェーンリンク(LINK)と提携して、経済やビジネス系のニュースをブロックチェーン上で掲載する取り組みも開始。他の米報道機関のニューヨークタイムズやロイター通信、TIMEマガジンなどもNFTやブロックチェーンを採用した動きを見せている。

関連:米TIMEマガジン、イーサリアム保有へ

関連:New York Timesのコラムを「NFT化」 約6,000万円で落札

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/03 水曜日
17:03
XRP ETF、13取引日で8億ドル(約1240億円)到達 仮想通貨史上2番目の速さ
XRP現物ETFが上場13日で8億ドル超の流入を達成し、ビットコインETFに次ぐ史上2番目の速さを記録。ソラナETFを大きく上回るペースで、アナリストは最大1兆円超の市場規模を予測。
16:25
バイナンス(海外)、15種類の現物取引ペアを停止へ 12月5日実施
バイナンス(海外)は流動性レビューに基づき、12月5日に現物取引ペア15種を停止すると発表。停止は特定ペアのみで、対象トークンの上場廃止を意味しない。取引ボットも同時に終了予定。
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
13:40
カルシが米CNNの公式パートナーに、予測市場のリアルタイムデータを報道に統合
米予測市場プラットフォームのカルシがCNNと提携し公式予測市場パートナーになった。カルシのリアルタイムデータがCNN番組全体に統合され、政治的・文化的イベントの確率情報を報道に活用する。ソラナ上でのトークン化予測市場も開始した。
12:45
ストラテジーCEO「米ドル準備金でビットコイン売却回避」、配当戦略を語る
米ストラテジー社CEOが今後の準備金や配当戦略を詳細に説明した。米ドル準備金で当面の配当資金を確保し、ビットコイン売却を回避する。レンディング参入の可能性も示唆した。
12:14
イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明
イーロン・マスク氏のX Moneyが決済プラットフォームの技術責任者を募集。ソラナが協力を表明し、仮想通貨統合の可能性に注目が集まる。WeChat型スーパーアプリ実現への動きを解説。
10:32
「資産トークン化が金融のあり方を変革」ブラックロックのフィンクCEOらが論説
ブラックロックのフィンクCEOらが現実資産(RWA)トークン化の可能性を様々な観点から解説した。トークン化の2つの大きな利点や規制当局の役割などにも言及している。
10:15
Trust Wallet、予測市場へのアクセス機能をローンチ
仮想通貨ウォレットのTrust Walletは、予測市場にアクセスできる機能をローンチ。まずはMyriad、ポリマーケット、カルシの3つの予測市場に対応する。
09:49
クラーケン、Backed買収 米国株のトークン化取引を拡大
仮想通貨取引所クラーケンがスイスのBacked Finance買収を発表。トークン化株式サービス「xStocks」は半年で取引高100億ドルを突破。RWA市場は2028年に2兆ドル規模へ成長見込み。
07:25
欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行へ、2026年後半に開始予定
INGやBNPパリバなど欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行を計画中。新会社キバリスを設立し2026年後半の発行を目指す。
07:15
バンカメ「資産管理サービスの顧客は仮想通貨投資を検討すべき」
バンク・オブ・アメリカは、資産管理サービスの顧客に対しポートフォリオの最大4%を仮想通貨などのデジタル資産に配分するように推奨していることがわかった。ビットコイン現物ETFも投資対象にする計画だ。
06:45
トム・リーのビットマインが継続的にイーサリアムを押し目買い、3日間で110億円相当
ビットマインが市場下落局面でも3日間に110億円相当のイーサリアムを追加購入した。同社は約373万ETHを保有し総供給量5%保有の目標に向け62%まで進捗。
06:25
米CME、ビットコインの恐怖指数VIXなどの新ベンチマークを導入
米CMEがビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPを対象とした仮想通貨ベンチマーク指数を導入した。ビットコインのボラティリティを追跡する指数は株式市場のVIXに相当し、機関投資家のリスク管理ツールとなる。
05:55
チェーンリンク初の現物ETFがNYSEで取引開始、グレースケール「GLNK」
仮想通貨チェーンリンクの初の現物ETFが3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始した。グレースケールがGLNKとして上場し運用資産は1700万ドル超となっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧