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ビットコイン高速決済「ボトルペイ」、英でライセンス取得

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ボトルペイが英国のライセンス取得

ビットコイン(BTC)決済を提供するBottlepay(ボトルペイ)が英国の金融行動監視機構から、仮想通貨事業のライセンスを取得した。親会社の米暗号資産(仮想通貨)技術・投資企業NYDIGが11日、発表した。

FCAのライセンス取得は、ライトニングネットワークを使用する決済企業としては初めてのことだという。

ボトルペイは、ライトニングネットワークを活用して、欧州でオープンな即時決済ネットワークを提供している企業だ。消費者は、ボトルペイのアプリを使用して、ビットコインや、法定通貨ポンド、ユーロでの決済を、手数料なしで即時に行うことができる。

ライトニングネットワークとは

ビットコインのトランザクション処理能力を解消するため、レイヤー2を利用したオフチェーン技術のこと。ライトニングネットワークを導入すれば、混雑しがちなブロックチェーンの外で取引を行うことができ、取引の高速化や手数料削減につながる。取引の高速化や手数料削減が実現すれば、少額決済が行えるようになるため、それによって新しい商品やサービスが生み出されることも期待されている。

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グローバルな少額決済を便利に

ボトルペイは、2019年に設立され、従来の決済手段では高いサービス料がかかり不便だった、グローバルな少額決済を、より気軽なものにした。

また、TwitterやDiscordなどの大手SNSとも提携しており、ユーザーがポンドやビットコインを簡単に送金できる機能も展開。企業向けに、ビットコインの即時決済を採用するためのインフラとAPIを提供することも予定している。

金融行動監視機構(FCA)は、英国のマネーロンダリング防止・テロ資金対策規制を遵守していることを証明するよう、国内で活動する企業に求めており、仮想通貨を扱う企業もFCAに登録する必要がある。

NYDIGのYan Zhao社長は、次のようにコメントした。

FCAへライセンス登録できたのは画期的なことであり、NYDIGとボトルペイがコンプライアンス遵守を重視していることを証明するものともなった。ボトルペイと共に、我々はすべての人がビットコインネットワークにアクセスできるようになるため努力し続ける。

2021年にボトルペイを取得

NYDIGは、2021年11月にボトルペイを買収。買収額や条件は明かされていない。

これにより、NYDIGはボトルペイのライトニングネットワーク・インフラを、同社のビットコインプラットフォームに統合することができるようになった。

この際の公式声明で、ボトルペイのPete Cheyne創業者は、次のように話している。

私たちは、未来の金融インフラの道を開きたいと考えてボトルペイを始めた。その後、決済を変革し、中小企業やクリエイター、最終消費者まで、すべての人にとってより公平になる方法でそれを実現してきたと思っている。

NYDIGのような、お金の未来に対するビジョンを私たちと共有する、業界のリーダー企業に加わることができて、とても嬉しく思う。

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