はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

テクニカルチャート分析:BTCとEOSの今週1週間の値動きとこれからの戦略

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

CoinPost所属のテクニカルアナリストがチャート分析
今回は、ビットコイン(BTC)とイオス(EOS)のチャートをテクニカル分析。今週の値動きと、中期チャート分析を行なっております。
一目均衡表とは

ペンネーム「一目山人」という方が作り上げた、日本発のテクニカル分析手法。

転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンという線が描かれており、先行スパン1と先行スパン2の間に構成される”雲”の上下のどの位置に株価があるのかといった見方で説明される事が多い。雲より下に株価がある場合は抵抗帯となり、雲より上に株価がある場合は支持帯となる。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

(BTC/JPY)今週1週間の値動き

出典:BTC/JPY 45分足:bitFlyer

今週(6/1〜6/8 16時まで)の値動きは、BTC/JPY価格で85万円から81万円のレンジでの値動きとなりました。

81.5万円から81万円台前半になると、反発している事から、今週だけでみればそこがサポートラインの基準となっております。

6/7には節目の85万円台を回復したものの、85.5万円前後で反落に転じ、6/8 16時現在緩やかに下落を続け84万円前後での値動きとなっております。

中期チャート分析① トレンドライン分析

出典:BTC/JPY 1日:bitFlyer

BTC/JPY価格の中期チャートを分析。

レジスタンスラインとサポートライン(赤)を引き、直近のレジスタンストレンドラインとサポートトレンドライン(青)を引いてみると、トレンドライン(青)の挟まれた中で値動きを続けるなど段々と煮詰まってきており、今月末から来月末にかけて値動きが出てきそうな気配がしております。

もちろん値動きというのは上昇、下落どちらの可能性もあり、冷静に見極める必要がありますが、トレンドラインを抜けた後、「上昇した場合は120万円のレジスタンスラインを超えられるか、下落した場合に70万円のサポートラインを割るかどうか」といったところが一つの基準となりそうです。

中期チャート分析② 一目均衡表分析

出典:BTC/JPY 1日:bitFlyer

また、日足で再びBTC/JPYを中期チャート分析。

4月末に一目均衡表の雲を突破し、5月前半にかけて一目均衡表の雲の上で価格が推移していたものの、5月中盤から5月末にけて一目均衡表の雲を割り込み、6月8日現在も、一目均衡表の雲の下で価格推移しております。

5月末に77万円台前半をつけて以降、反発しておりますが、再び一目均衡表の雲を突破できるかどうかが一目均衡表上における分析になるでしょう。

(EOS/USD)今週1週間の値動き

出典:EOS/USD 45分足:Bitfinex

便宜上、JPYでのデータが乏しい為、EOS/USDで分析をします。

ローソク足の実体の高値、安値をそれぞれ結び、トレンドラインを描きました。

全体的に切り上がっており、特に6月2日から3日かけて急上昇したEOSのメインネットローンチに関するファンダメンタル要素での上昇が今回の価格の急上昇に繋がっていると思われます。

その後、一旦15ドルをつけた後は13ドル前後まで調整があったものの、徐々に切り上がっております。今後も上昇トレンドを継続できるかどうかといったところでしょう。

CoinPostの関連記事

時価総額5位のEOSが約18%の高騰|メインネットローンチと55億円ファンド設立
時価総額5位の仮想通貨「EOS」は、メインネットである「EOSIO 1.0」をローンチし、日本時間の6月3日午前にEOSトークンの独自チェーンへのスワップを全て完了しました。EOSプロジェクトへの期待の表れか、EOSの取引高・価格はともに増大し、前日比約18%の価格上昇を記録しています。

(EOS/USD)中期チャート一目均衡表分析

出典:EOS/USD 1日足:Bitfinex

一目均衡表を使った中期チャートでEOS/USDを分析すると、6/8 17時現在の価格は一目均衡表の雲の中におります。

4月から5月にかけて急上昇した際に、雲を大きく突き抜けましたが、一旦調整となった際に雲の下に沈み、再び雲を突き抜けるかどうかトライしているような動きとなっております。

現在の価格が雲を突き破るかどうかという点が次の一つの焦点とはなりそうですが、EOSが他の仮想通貨の値動きと違う点は、BTCの主要通貨などがいまいち値が戻らないのに比べて最高値を更新している事から、今後も上昇トレンドが継続する可能性が比較的高い期待できる銘柄である事でしょう。

CoinPostの関連記事

仮想通貨 イオス(Vaulta)とは?特徴・将来性・購入方法をわかりやすく解説
仮想通貨EOS(イオス)がVaultaへリブランディングし、Web3バンキングに特化。トークンスワップや市場動向、将来性を詳しく解説します。
イオス(EOS) チャート・価格・相場・最新ニュース一覧
仮想通貨イオス(EOS)のチャート・価格・相場や、最新ニュース一覧を掲載しています。また、イオス(EOS)とは何か、通貨の概要やその詳細も解説しています。

免責事項

当記事は、特定の通貨に対する投資や買いや売りのタイミングを推奨するものではなく、市場環境などファンダメンタル要因によっても大きく左右されるため、あくまで一つの考え方となります。

また、仮想通貨投資をする際には、価格変動リスク、流動性リスクなど様々なリスクに注意し、自己責任で行って頂くようお願いいたします。当記事を参考にした投資に対して一切の責任を負いかねます。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/15 火曜日
18:56
JASRAC、楽曲情報管理システム「KENDRIX」がソニュームに対応
JASRACの楽曲情報管理システム「KENDRIX」がSoneiumへ移行し、ブロックチェーン技術を活用。音源の存在証明や著作権管理を簡素化し、音楽クリエイターを強力に支援する。
14:35
実物トレカ裏付けのNFTがメルカリNFTで取扱開始
トレカを裏付け資産にしたRWAトークンがメルカリNFTで取扱を開始した。暗号資産なしでも購入でき、初心者でも簡単にトレカ取引を始められる新たな選択肢だ。流動性の向上にも期待が高まっている。
13:40
著名投資家ダリオ氏が警告「景気後退よりも深刻な事態が起きる可能性」 解決策は?
世界的投資家のレイ・ダリオ氏が、トランプ政権の関税政策と世界的緊張が『景気後退よりも悪い』危機を招く可能性を警告している。現在の状況を1930年代に似ていると指摘。最悪の危機を回避するために、米国政府が取り組める解決策も示した。
13:10
イーサリアムのクジラ投資家、取引所に47億円相当のETHを送金 再び売却か
仮想通貨イーサリアムを大量に保有する大口投資家が、約47億円相当のETHを取引所クラーケンに送金した。1月に続く大量移動であり、売却する動きを示唆している。
12:24
回復基調のビットコイン、複数のアナリストが今後の相場展望示す
暴落から回復基調にあるビットコインについてアナリストの見解が割れている。Titan of Crypto氏は「強気相場への転換シグナル」、RookieXBT氏は「下降ウェッジの上抜け」を示唆する一方、Ali氏は「上昇ウェッジの下抜けリスク」を警告した。米中貿易戦争の影響下、市場はニュースフローに敏感に反応している。
12:00
今年8月開催、第3回「WebX 2025」の見どころ・過去開催のハイライトを一挙紹介
WebX 2025はアジア最大級のWeb3カンファレンス。著名スピーカー、150社の最新技術展示、海外ゲストとの交流が勢揃い。チケット特典や過去開催の見所も総合解説します。
11:30
トランプ政権高官、関税収入などでビットコイン追加購入を検討と発言
トランプ政権の高官ハインズ氏が、関税収入や金証書の再評価を通じた仮想通貨ビットコイン購入を検討中と発言。ルミス上院議員の「ビットコイン法2025」支持にも言及し、米国政府による積極的な仮想通貨戦略が明らかに。
10:35
クラーケン、株・ETF取引サービスを段階的に提供開始
仮想通貨取引所クラーケンは、米国市場に上場する株や株のETFに投資できるサービスを段階的に開始した。今後は米国以外にもサービスを拡大することを計画している。
10:15
世界初のソラナ現物ETF、カナダで今週上場へ ステーキング機能搭載
カナダ証券当局が世界初となる仮想通貨ソラナの現物ETFの上場を承認。ステーキング機能を備え、イーサリアムより高利回りの可能性も。
09:50
グーグル、EUで仮想通貨関連広告に新ポリシー MiCA準拠を要件に
GoogleがEU圏での仮想通貨広告に新ポリシーを導入する。4月23日より仮想通貨取引所やウォレット提供者は、原則的にMiCA規制準拠が必須となる。
09:20
湘南美容外科の運営企業SBCメディカル、6000万円相当のビットコインを購入
湘南美容外科を運営するSBCメディカルグループホールディングスが、2025年4月14日に5BTCの購入を完了。2月発表の総額10億円規模ビットコイン購入計画の一環として、企業価値向上のための財務戦略を進行中。
08:25
米コインベース、KernelDAO新規上場へ 前日比27%安
米仮想通貨取引所大手コインベースは15日、仮想通貨銘柄KernelDAO(KERNEL)の新規上場を発表した。一方、同銘柄は前日比27%安。
07:40
米SEC、イーサリアムETFのステーキング審査決定を6月まで延期
米SECが仮想通貨ETFの重要機能の審査を延長。グレースケールのイーサリアムステーキングとバンエックの現物取引に関する決定は6月初旬まで持ち越しに。
07:15
仮想通貨投資商品、年初来の資金純流入額がほぼ帳消しに
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産の投資商品から先週に合計で約1,140億円の資金が純流出したと報告。結果的に年初来の純流入額をほぼ帳消しにしたと述べている。
06:45
アップルストアからも遮断、韓国で14の海外仮想通貨取引所が対象に
韓国の金融当局がアップル・グーグルと連携し未登録の海外仮想通貨取引所アプリ計17社の国内アクセスを遮断。KuCoin・MEXCなど中小業者が対象に。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧