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米長期金利上昇の金融市場軟調、仮想通貨ファンドは5週連続の流出超過

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金融市況と仮想通貨

米長期金利上昇を受け、米NYダウが543ドル安と続落。暗号資産(仮想通貨)市場も連れ安する場面があった。

すでに21年3月の高値を超え、2年ぶり水準となる1.88%まで達している。

US10Y/USD週足

暗号資産(仮想通貨)市場は前日比-0.08%の485万円(42,295ドル)で推移。一時41,290ドルまで下落したが、その後反騰した。

BTC/USD日足

トレンドライン上抜けの過程でショートカバーを引き起こしたが、依然として際どいライン上を推移しているため、伝統金融市場の動向の見極めや暗号資産(仮想通貨)市場で買いが続くかどうか慎重な判断が求められそうだ。

BTC/USD4時間足

Delphi Digitalのアナリストは、「昨今の市場下落は、先物市場の流動性欠如問題に起因する」ことを指摘する。

永久先物と現物価格差に基づいてポジションコストを支払うFundingRate(資金調達率)は、昨年12月中旬以降はほぼフラットで大きな動きは見られない。

FundingRate(資金調達率)

21年12月上旬の暴落後に再び積み上がった先物OI(未決済建玉)は、12月下旬を境にしてリスクオフが強まると次第に剥離。1月19日現在は、再び昨年2月や8月と同水準にあるが、Binance BTC Futuresを筆頭に依然として高い水準にはあるか。

先物OI推移

なお、CoinSharesの週次レポート(Volume 62: Digital Asset Fund Flows Weekly Report)によると、暗号資産(仮想通貨)ファンドの機関投資家のフローにて先週も流出超過となり、流出額は過去5週間で5億ドルを超えた。

CoinShares

米連邦準備制度理事会(FRB)によるテーパリング(量的緩和縮小)の加速、及び金融引き締め、利上げ示唆が影響しているものとみられる。

5億ドルの内、ビットコイン(BTC)が3億1700万ドル、イーサリアム(ETH)が2億3,000万ドルとなった。先週の統計データでも-7300万ドル/週の流出超過となっており、機関投資家のデジタル資産へのエクスポージャー減少を示している。

その一方、ソラナ(SOL)は+540万ドル/週の流入超過となっている。

金融商品と個別銘柄ごとの流入額(CoinShares)

なお、昨日Crypto.comで17億円相当のイーサリアム(ETH)が不正流出した可能性が持ち上がったが、現時点では仮想通貨市場に大きな影響を及ぼしていない。

関連:Crypto.comイーサリアム17億円相当のハッキング被害か 運営会社は不正流出を否定

マイニング関連

マイニング関連情報では、米大手半導体メーカーのインテル(Intel)が、ビットコインマイニング機器ASIC最新モデルのリリースを予定していることが報じられた。

関連:米インテル、ビットコインのマイニングASICを発表か

ハッシュレート(採掘速度)の継続的な増加は、ビットコインネットワークの堅牢性やマイナー(採掘業者)によるマイニング機器やインフラストラクチャへのさらなる投資を示しており、マイナーによる将来の価格上昇への信頼性を示唆する。

中国大手マイナーの移転先としてマイニング・ハッシュレート世界2位に浮上したカザフスタンでは年初より大規模暴動が発生。ネットワーク遮断の影響で、同国のマイニング施設が一時稼働を停止するなどの事態に陥る。

そんな中、マイニング環境に適したテキサス州などを中心に、米国のプレゼンスが高まりつつあるのは中・長期的に追い風だろう。

ゲーム業界で巨額買収

米マイクロソフトが18日、ゲーム最大手のアクティビジョン・ブリザード(Activision Blizzard)の買収に合意したことを発表した。買収金額は687億ドル(約7兆8700億円)で、過去最大規模のM&Aとなる。

マイクロソフトは家庭用ゲーム機「Xbox」を提供する企業でもあり、アクティビジョン・ブリザードはデジタルカードゲームのハースストーンや、FPSのオーバーウォッチ、コール オブ デューティー(CoD)など、eSports市場を席巻するタイトルを擁するゲーム企業最大手。

詳細:米マイクロソフト、メタバース事業の発展へ アクティビジョン・ブリザードを買収

マイクロソフトのSatya Nadella最高経営責任者(CEO)は、メタバース(仮想空間)について「世界の見方を変革するセクター」と評しており、関連事業拡大にも意欲を示す。

現時点では直接関係はないものの、今回の買収を機にブロックチェーンを用いたNFT(非代替性トークン)ゲームの開発を視野に本腰を入れる可能性も考えられる。NFTゲームについては、国内ではスクウェア・エニックスが高い関心を示し、事業の本格化を表明している。

関連:スクウェア・エニックス、ブロックチェーンゲーム事業本格化へ

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