はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

3万ドル後半で揉み合うビットコイン、NFT市場の1月出来高は過去最高を更新

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

週明け31日の暗号資産(仮想通貨)市場で、ビットコイン価格は、前日比-2.3%の427万円(37,000ドル)。

BTC/USD日足

4万ドル前後のレジスタンスライン(上値抵抗線)では上値を重くしており、市場参加者の判断も揺れている。

デリバティブ(金融派生商品)市場では、ビットコイン永久先物のFundingRate(資金調達率)がマイナス圏で推移するなど、弱気のバイアスを示している。 過去最大級の強気相場が訪れた2021年は、その大半をプラス圏で推移した。

DeepDrive

直近では、永久先物の年間FRは-8.23%に達した。

DeepDrive

そんな中、Matthew Hyland(@MatthewHyland_)氏は、日足RSI(相対力指数)における下落トレンドラインからのブレイクアウトは、その後の強気トレンドに繋がったと指摘。反転シグナルが見受けられるとした。

オンチェーンアナリストのWill Clemente氏は、 暗号資産(仮想通貨)市場のクジラ(大口投資家)の内、1,000BTCを超えるエンティティの保有残高が、数ヶ月間の減少後に上昇へと転じたことを指摘。興味深い指標との見立てを示している。

Will Clemente

NFT市場の月間出来高が過去最高を更新

The Block

NFTプラットフォームの22年1月の月間NFT取引高は、21年12月と比較して129%増となり、21年8月の過去最高記録を更新した。

出来高上昇の背景の一つに、新NFTプラットフォーム「LookRare」の影響がある。

LookRareは最大手NFTプラットフォームOpenSeaの仕組みを模倣した上、OpenSea利用者向けに独自トークン「LOOKS」を大量エアドロップ(無料配布)することで一部流動性を吸い取り、ユーザー獲得を狙う”ヴァンパイア・アタック”で一定の成功を納めた。

さらに、LookRareの利用で「LOOKS」を獲得できるほか、LOOKSステーキングの高いAPR(年換算利回り)が、ウォッシュ・トレード(仮装売買)需要を伴う出来高上昇を喚起したとされる。

関連:新NFT市場LooksRare、トークン分配報酬目的のウォッシュトレードで出来高急増か

NFTデータプラットフォームCryptoSlamの調査によれば、仮装取引の規模は、すでに83億ドル以上に達した。

トークン報酬・ステーキング期待値と合算した収益効率化を図るため、 LooksRareの仮装取引の大半は、二次販売手数料を支払う必要のない”ロイヤリティフリー”のNFTコレクションで行われている。最も大きなシェアはLarva LabsのMeebits(ミービッツ)で、2番目がTerraformsだった。

Meebitsは、最も高い価値で取引される最古級のNFT「CryptoPunks(クリプトパンク)」のクリエイターチーム「Larva Labs」が開発。メタバース(仮想空間)での利用を想定したNFT。Terraformsは、チェーン上の土地をジェネレーティブNFTアートワークとして提示するもの。ジェネレーティブアートとは、アルゴリズム的に生成・合成・構築される芸術作品群だ。

一方、LookRareで嵩増しされた分を除いても、NFT市場の月間出来高は、昨年8月のピーク時を上回る水準にある。

高額NFTコレクションのBoredApe Yacht Club(BAYC)や新シリーズMutant Ape Yacht Club(MAYC)のほか、次世代コレクティブルの「Doodles NFT」やバーチャルコンサートへのチケット権を持つ「PhantaBear」コレクションなどの需要拡大があるとされ、これらが巨大な出来高を牽引している。

31日には、Bored Ape(BAYC) #232が、1,080.69ETH(3.2億円相当)で取引された。

関連:育てて可愛いAIが強化学習?投資初心者にマイメイトがおすすめの理由

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/18 火曜日
14:54
暗号学者アダム・バック、ビットコインの現実的な量子リスクは最短でも20年後 「備えは十分可能」
暗号学者アダム・バック氏が量子コンピュータによる脅威について「20-40年は安全」との見解を示した。一方、専門家の間では5-10年以内のリスクを指摘する声もある。
13:40
エルサルバドル、下落局面で約155億円相当のビットコイン押し目買い 保有高は7474BTC
エルサルバドル政府が市場下落局面で約155億円相当のビットコインを追加購入し、保有高は7474BTCに達した。2025年1月に法定通貨地位を撤廃したものの、ブケレ政権は戦略的準備資産としての蓄積を継続している。
13:25
ヴィタリック、イーサリアムのプライバシー保護ツール「Kohaku」を紹介
仮想通貨イーサリアムのブテリン共同創設者がプライバシー保護ツール「Kohaku」を新たに紹介した。Railgun連携やゼロ知識証明で匿名性を強化する開発ロードマップを解説する。
13:10
CZ氏、6650億円の罰金返還なら米国に再投資と言及
バイナンス創業者CZ氏が米司法省への約6650億円の罰金返還時に米国再投資を表明。トランプ大統領からの恩赦後、民主党議員からの腐敗疑惑批判に対し、感謝と慎重さのバランスを強調した発言として注目される。
11:25
伝説投資家ドラッケンミラー、ブロックチェーン融資企業フィギュアの株式を120億円相当取得
フィギュア株価上昇 米ウォール街の伝説的なヘッジファンドマネージャーであるスタンリー・ドラッケンミラー氏が運営するデュケイン・キャピタルは11月15日、第3四半期の13F報告書…
10:55
ソラナ保有企業フォワード、367億円相当SOLをコインベースへ入金 警戒高まる
仮想通貨ソラナを財務資産として保有するナスダック上場のフォワード・インダストリーズが約367億円相当のSOLをコインベース・プライムに移動させた。売却か社内再編成かは不明だ。
09:50
「ビットコイン下落の背景は米ドル流動性低下」アーサー・ヘイズが年末までの市場予想
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨ビットコイン下落の原因を米ドル流動性縮小と分析した。ETF資金流出の背景や今後の下落および急騰シナリオを解説している。
09:30
自称「IQ276」のキム・ヨンフン、BTCは今後45日間で22万ドルまで上昇すると予想
自称IQ276のキム・ヨンフン氏は、仮想通貨ビットコインの価格は今後45日間で22万ドルに到達すると予想。明確な根拠は示していないが、世界最高のIQ記録保持者として価格を予想すると主張した。
09:20
Cboeが無期限型ビットコイン・イーサリアム先物を12月15日に開始、米国規制下で提供
Cboeが仮想通貨ビットコインとイーサリアムの無期限先物取引を12月15日に開始する。米国規制下でポジションのロールオーバーを不要にする。
08:15
米政権、海外仮想通貨口座の税務報告規則を審査中
米ホワイトハウスが海外仮想通貨口座に関する税務報告規則案の審査を開始した。国際的な仮想通貨資産報告枠組みCARFへの参加を実現し、租税回避を取り締まる狙いだ。
07:45
グレースケールのドージコインETF、11月24日取引開始見通し 新たなソラナETFも上場
グレースケールのドージコインETFが11月24日にも取引開始となる見通しだ。ヴァンエックは17日にソラナETFの提供を開始した。
07:10
仮想通貨投資商品、先週の資金純流出額が2月以降最大規模
仮想通貨投資企業CoinSharesは、ETFなどのデジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約3,100億円超の純流出だったと報告。今回もビットコインとイーサリアムが流出を主導した。
06:55
ビットコインの25%下落は「浅い調整」と米投資銀行が分析、トム・リーはイーサリアムのスーパーサイクルを予測
投資銀行バーンスタインがビットコインの約25%下落は大幅な下落の始まりではなく短期的な調整だと分析した。ビットコインETFの機関投資家保有率は2024年末の20%から現在28%に上昇。
06:25
95%のビットコインが採掘済み、2140年に完全流通へ
ビットコインのマイニング済みコイン数が1,995万BTCを超え、固定上限2,100万BTCの95%に達した。残りの5%は極めてゆっくりと放出され、2140年頃に最後の端数が採掘される見込みだ。
06:00
ビットコインが今年の上昇分を帳消しに、新規投資家が14.8万BTC損切り 流動性悪化と日本債券ショックも影響か
ビットコインが約7カ月ぶりに9万3,000ドルを下回り、2025年の上昇分をすべて失った。新規投資家が14万8,000BTCを損切りし、流動性逼迫も下落要因となっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧