はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン揺り戻しも500万円台で推移、機関投資家のフローは3週連続の流入超過へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

9日の暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は、前日比-1.4%の500万円(43,390ドル)と小幅反落。

BTC/USD日足

46,000ドル付近ではレジスタンスライン(上値抵抗線)で上値を重くした。3日の始値37,324ドルから5日間で45,519ドルまで反騰していたこともあり、多少の調整も止む無しだろう。

年初より金融市場の不確実性が取り沙汰されるなか、相関係数を高める米株式市場などの動向次第にはなるが、相場の揺り戻しで42,000ドル、あるいは39,000ドル付近の水平線を割り込まずロールリバーサルが発生するようであれば、中・長期で強気トレンドへの転換も視野に入るか。

関連:米株指数下落でビットコイン連れ安、相関係数は過去最高水準に

資産運用会社CoinSharesの週次レポートによれば、暗号資産(仮想通貨)投資信託などのデジタル資産に対する機関投資家の資金フローは、3週連続の流入超過となった。

CoinShares

1月24日を境に、機関投資家の関心が再び集まっている。3週間の流入額は1億800万ドルに及び、21年12月初旬以来最大となった。またエリア別の分析では、ヨーロッパからも流入(1000万ドル)が見られるものの、ブラジルやカナダを含む南北アメリカ(7500万ドル)からの流入が増加傾向にあるとした。

通貨別では、イーサリアム(ETH)が流出超過となるなど低調にある一方、ソラナ(SOL)、ポルカドット(DOT)、カルダノ(ADA)といった銘柄に幅広く流入が見られた。

アルトコイン市場の動向

直近では、ビットコイン(BTC)反発に伴い、アルト市場で買い戻し機運が高まりつつある。

国内にも上場する主要銘柄ではXRP(リップル)が高騰。カルダノ(ADA)とソラナ(SOL)を上回り、CMC時価総額ランキング6位に浮上した。

オンチェーン分析会社のSantimentはネットワークアクティビティについて、デイリーアクティブアドレス(DAA:Daily Active Addresses)がここ数ヶ月で増加傾向にある点を指摘。

Messariのデータによると、米SEC(証券取引委員会)から提訴されたことで2021年に軟調なXRP価格と反比例するようにアクティブアドレス数が上昇。22年1月には、過去最高の243,800に達した。2017年末のアルトバブル(赤丸)にもあるように、オンチェーンデータのトラッキングは、価格変動の先行指標になるとの見立てもある。

XRP_Active Addresses(Messari)

XRPを開発する米Ripple社は20年12月、有価証券問題を巡り米SEC(証券取引委員会)に提訴され係争状態にある。7日には、裁判所が法定覚書への対応許可を与えたことがわかった。

関連:育てて可愛いAIが強化学習?投資初心者にマイメイトがおすすめの理由

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/16 火曜日
18:08
米SEC委員長が警告、「仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れ」
SEC委員長が仮想通貨タスクフォース円卓会議で、過度な規制により仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れがあると警告。国家安全保障とプライバシー保護のバランスを強調し、トランプ政権の方針と一致する姿勢を示した。
17:22
ナスダック、23時間取引体制を提案 仮想通貨取引モデルが影響か
ナスダックが1日23時間の株式取引体制を米SECに提案。仮想通貨の24時間取引が投資家の期待を変化させたことを背景に、2026年後半の導入を目指す。NYSEも22時間取引の承認を取得済み。
16:15
ペイパル、SparkでPYUSD貯蓄商品をローンチ 年利4.25%
ペイパルがSparkと提携し、年利4.25%のPYUSD貯蓄商品を開始。10億ドルの預金目標を掲げ、Paxosの連邦免許取得により規制面での優位性も確保。
15:27
中国で仮想通貨マイニング施設が大規模停止か 当局が2週間前に警告
中国新疆で仮想通貨マイニング施設の大規模停止が報じられた。ビットコインのハッシュレートが急落し、40万台のマシンが停止したとの推定も。2021年の全国取り締まり後、地下で復活していたマイニング活動に再び規制の動きか。
13:30
2025年ブロックチェーン人気ランキング、XRP初のトップ10入り=CoinGecko
CoinGeckoが2025年ブロックチェーン人気ランキングを発表した。ソラナが2年連続トップとなるも関心度は12ポイント減少した。XRPレジャーが初のトップ10入りを果たし、SuiとBNB Chainのシェアが大幅に拡大した。
13:00
Visa、銀行向けステーブルコイン事業支援を開始
決済大手Visaが「ステーブルコイン・アドバイザリー・プラクティス」を立ち上げた。銀行や企業のステーブルコイン戦略構築を支援する。
11:07
トランプ関連のアメリカン・ビットコイン、1000BTCを追加購入
トランプ関連のアメリカン・ビットコインが12月に1000BTC以上を追加購入。上場企業上位100社の保有総額は108万BTC超に達し、企業のビットコイン財務戦略が加速。
11:05
SBIとスターテイル、信託型円建てステーブルコイン共同開発へ
SBIホールディングスとStartale Groupが日本の金融規制に準拠した円建てステーブルコインの共同開発でMOUを締結。信託型3号電子決済手段として2026年度1Qのローンチを目指す。
10:20
仮想通貨「市場構造法案」採決は2026年に先送り
米上院銀行委員会がビットコインなど仮想通貨の市場構造を定める「市場構造法案」の採決を来年に先送りした。超党派による協議が継続中だ。
10:05
仮想通貨投資商品、先週は約1340億円の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約1,340億円の純流入だったと報告。ビットコインなどの原資産別のデータも公開している。
09:59
ビットコインのアクティブアドレスが1年ぶりの低水準に、マイナー収益圧迫
ビットコインのアクティブアドレスが66万件と1年ぶりの低水準に落ち込み、マイナー収益も減少。Glassnodeによると、ETF承認後に取引がオンチェーンからETF経由にシフトしており、手数料の低迷が続けば長期的なネットワークセキュリティに懸念が生じる可能性がある。
09:35
メタマスクがビットコイン対応を追加、法定通貨での購入や送金が可能に
イーサリアム最大級のウォレット、メタマスクがビットコインのネイティブサポートを発表した。法定通貨での購入、ネットワーク送金、他の仮想通貨との交換機能が利用できるようになった。
08:30
ビットワイズ、ハイパーリキッドETFの修正届出書を提出 
ビットワイズが16日、ハイパーリキッドETFの修正登録届出書を提出し、ティッカーシンボルと運用手数料を設定した。ブルームバーグのアナリストは、通常こうした動きは上場が近いことを示すと指摘。
08:05
ビットコイン一時80万円下落、米規制先送りと雇用統計前で市場に警戒感広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは直近24時間で一時約80万円下落した。米上院で市場構造法案の審議が2026年へ先送りされることが決定されたことに加え、米雇用統計が16日に発表されることを受け、投資家の警戒感が高まったことが主な下落要因である。
07:50
トランプ大統領のFRB議長候補、仮想通貨支持派ハセット氏に反対の声=CNBC
CNBCによると、FRB議長候補として有力視されていたケビン・ハセット氏に対し、トランプ大統領に近い高官らから反対の声が出ている。トランプ氏は13日、ケビン・ウォーシュ元FRB理事が候補リストのトップに浮上したと述べた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧