23兆円規模の韓国政府系ファンド、メタバース分野などに大型投資へ

メタバース、AI、オルタナティブ資産に投資

韓国の政府系ファンドは11日、米シリコンバレーのスタートアップに投資し、メタバース(仮想空間)、AI(人工知能)、オルタナティブ資産などへのエクスポージャーを増やすことが明らかになった。ブルームバーグが報じた。

投資を計画しているのは、Korea Investment Corp(KIC)で、23兆円に相当する資産を運用しているファンドだ。このタイミングの新興分野への投資については、米FRBの利上げリスクや最近のテック株急落を見越した形で投資していくと、KICのSeoungho Jin CEOが話したという。

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ポートフォリオの割合については、2025年までにオルタナティブ資産(プライベートエクイティやヘッジファンド)が25%になる予定。また、これらの新規投資によって、運用資産が現在の23兆円から約35兆円に膨らむ見込みだ。なお、メタバース投資に関する詳細は明かされていない。

韓国ではメタバース分野への投資が昨年から増加しつつある。サムスンやLGなど同国の大手企業が相次いでNFT(非代替性トークン)・メタバース技術に資本を投入。

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また、直近では、最大手仮想通貨取引所バイナンスが、「BLACKPINK」などを手がける韓国の大手芸能プロダクション「YGエンターテインメント」と戦略的パートナーシップを締結し、知的財産権(IP)を活用したNFTやメタバース、ゲーム事業での協業を進めることを発表した。

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さらに、韓国政府は1月、メタバースがもたらす社会や経済の変化への対応をまとめた「メタバース新産業先導戦略」を発表し、生活、観光、教育や文化芸術など各分野でメタバースプラットフォーム構築を支援する方針を示した。2026年までに、メタバース技術における4万人の専門家と売上高50億ウォン(約4億8000万円)以上の企業220社の育成を目指す。

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