はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ウクライナ政府、仮想通貨の寄付に対しエアドロップ実施へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の寄付にエアドロップ

ロシアの軍事侵攻に対し抗戦を続けるウクライナ政府は2日、暗号資産(仮想通貨)で寄付をしてくれた人々へ、エアドロップを行うことを発表した。

トークンもしくはNFT(非代替性トークン)の無料配布を行うと見られるが、対象者の細かい基準や配布されるものなど詳細はまだ発表されていない。寄付してくれたことの証拠を残す「スナップショット(権利確定日時)」は現地時間の3日午後6時であることだけを発表。詳細については、同国のMykhailo Fedorov副首相兼デジタル変革大臣が知らせるとした。

関連ルーブル建てのビットコイン取引量急増、制裁逃れに仮想通貨が利用されるリスクは

当初は仮想通貨など銀行送金以外の寄付は受け付けられないとしていたウクライナ政府は27日、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)、テザー(USDT)の受付を開始。その後はポルカドット(DOT)を追加したり、ソラナ財団らの協力によってソラナ(SOL)にも対応。そして今日からはドージコイン(DOGE)でもウクライナの支援ができるようになった。

関連ポルカドット創設者ギャビン・ウッド氏、6億円相当をウクライナ政府へ寄付

寄付金について

ブロックチェーン分析企業Ellipticによれば、ウクライナ政府やNGOを支援するために、仮想通貨やNFTといったデジタル資産によって集まった寄付金は、2日時点で合計4,200万ドル相当(約48.5億円)に達した。

以下は仮想通貨関連の寄付金の推移を表したグラフ。寄付で受け付ける銘柄の追加や今回のエアドロップ発表などを受け、現在も高い水準を維持している。

出典:Elliptic

Ellipticが公開しているデジタル資産の寄付金の内訳は以下。

出典:Elliptic

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ウクライナへの寄付では、CryptoPunkのNFTが送られていることも確認されている。

▶️仮想通貨用語集

関連「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

その後エアドロップは中止

追記(3月4日):ウクライナ政府がエアドロップを中止、不審なトークンがこれに便乗した動きを見せているため、最新情報を追記しました。

Fedorovデジタル変革大臣は3日、「慎重に検討した結果、エアドロップをキャンセルする」と発表。独自の仮想通貨などのようなファンジブルトークンではなく、ウクライナ軍支援を目的としたNFTを近々発表する方針を明らかにした。

ウクライナ政府が仮想通貨での寄付を募ったほか、トークンのエアドロップ示唆は大きく注目を集めたため、これに便乗した別団体の発行する不審なトークンのエアドロップも行われており、注意する必要がある。

関連:ウクライナ政府がエアドロップを中止、偽物トークンに要注意

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/11 木曜日
09:19
ストラテジー社、ビットコイン保有企業の扱いめぐり書簡 MSCI指数除外案に反対表明
ビットコインを蓄積するストラテジー社がMSCIの指数除外案に反対意見を提出。仮想通貨保有50%以上の企業を除外する提案に対して、様々な観点から異論を唱えている。
09:11
Superstate、株トークン化の新サービスをローンチへ
Superstateは、株式をトークン化する新サービスを発表。上場企業が仮想通貨イーサリアムやソラナのブロックチェーン上で株式を新たにトークン化して、投資家に直接発行することができる。
07:40
ビットコインの買い増しなどを計画 米Strive、最大約780億円を調達へ
米Striveは、最大約780億円相当の株式を発行・販売する契約を締結。調達資金は仮想通貨ビットコインの買い増しやビットコイン関連商品への投資などに使用すると説明した。
12/10 水曜日
18:00
JPYC株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
JPYC株式会社が、2026年2月27日に東京都内で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など「通貨の進化と社会実装」をテーマに、産官学のリーダーが議論を行う。
17:48
仮想通貨のインサイダー規制導入、市場成熟へ IEO投資上限も提案|金融審議会
2025年12月10日公表の最新の金融審議会報告書で暗号資産(仮想通貨)が金商法の規制対象になることが明記された。IEO投資上限のほか、コード監査義務化、インサイダー取引規制など投資家保護を抜本強化する。交換業者への影響と今後の展望を詳解
17:11
シルクロード関連ウォレット、10年ぶりに突如活動 4.7億円相当ビットコインを送金
10年以上休眠していたシルクロード関連の仮想通貨ウォレット約312個が突如活動を再開し、約4.7億円相当のビットコインを送金。今年は5月にも大規模な移動が確認されている。米政府は押収資産を戦略準備金として保有する方針を示すも、売却疑惑も浮上。
14:59
SEC委員長、2026年に仮想通貨規制の大幅進展を予告 トークン分類制度など導入加速
SEC委員長が2026年の仮想通貨規制大幅進展を予告。トークン分類制度で3カテゴリーを非証券化、1月にイノベーション免除導入へ。前政権の法執行重視から明確なルール制定へ転換。
14:10
著名投資家レイ・ダリオ「中東は資本家のシリコンバレー」:国家によるAI・デジタル資産戦略を絶賛
著名投資家レイ・ダリオ氏がAIのハブとして急速に成長する中東を高く評価し、「資本家のためのシリコンバレーになりつつある」と述べた。一方、マイケル・セイラー氏は中東がビットコイン担保型デジタル銀行システムによって「21世紀のスイス」になる可能性を指摘した。
11:05
「ビットコイン・アフターダークETF」申請 夜間取引時間の高パフォーマンスに着目
ニコラス・ウェルスが米国夜間取引時間のみ仮想通貨ビットコインを保有する新たなETFを申請した。夜間の高リターン傾向に注目したものだ。ヘッジ型ETFも同時申請した。
09:50
プライバシー重視のステーブルコイン「USDCx」、Aleoのテストネットでローンチ
仮想通貨のステーブルコインUSDCを発行するサークルは、プライバシー機能を持つL1ブロックチェーンAleoのテストネットでUSDCxがローンチされたことを発表。ユースケースなどを説明した。
09:48
仮想通貨市場は政策待ち姿勢 ビットコインとイーサリアムに資金集中=Wintermute分析
Wintermuteの最新市場分析によると、仮想通貨市場は米FRBや日銀の政策決定を前に様子見姿勢を強めている。資金はビットコインとイーサリアムに集中し、レバレッジ水平は低位。先週金曜の急落後も市場は底堅さを保ち、質への選別が進む。レンジ相場継続の見通し。
09:05
プライバシー重視ブロックチェーン「Octra」、30億円規模のICO実施へ
完全準同型暗号技術を採用する仮想通貨プロジェクト「Octra」が2000万ドル規模のトークンセールを実施する。これまでも分散化重視で資金調達を行ってきた。
08:40
コインチェック、NACの新規取扱いを検討 NOT A HOTELとRWA領域で協業強化へ
コインチェックがNOT A HOTEL DAOの暗号資産NACの取扱い検討とRWA領域の協業強化を発表。NACの活用や共同サービスの開発方針について解説します。
08:20
「仮想通貨市場は次の10年間で最大20倍成長する可能性」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、仮想通貨市場は次の10年間で10倍から20倍まで容易に成長する可能性があるとの見方を示した。ビットコインなどを例に挙げ、根拠を説明している。
06:00
仮想通貨トランプ(TRUMP)は「どこで買える?」買い方を初心者向けに解説
ソラナで発行されたトランプ大統領公式ミームコイン『TRUMP』について初心者向けに詳しく解説。Phantomウォレットやソラナ系DEXでの買い方、投資リスク、今後の見通しまで説明しています。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧