WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

中国のビットコイン取引量、世界シェアは約10%まで激減=中国人民銀行

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金融秩序の是正

中国の中央銀行にあたる中国人民銀行(PBoC)は3日、同国におけるビットコイン取引の世界シェアが10%台まで激減したことを発表した。

中国のシェアは、約4年前は一時90%近くあったとされるが、現在は金融市場への影響を懸念し、全面禁止令など厳しい規制を敷いている。

PBoCは声明で、国内の金融安定化政策において、2017年の中国共産党第十九回全国代表大会以降に達成した成果の一つとして、仮想通貨取引の「効果的な抑制」に言及。違法な金融操作や無免許運営に対する取締り、不正な資金調達の撲滅キャンペーンなどを通して、過去5年間で2万5,000件に上る捜査が行われたという。

また、全てのP2P(ピアツーピア)の融資プラットフォームが閉鎖した結果、融資残高は1兆2千億元(約21.9兆円)から4千9百億元(8.9兆円)へと減少し、中国の仮想通貨市場は劇的に縮小することとなった。

PBoCは、このような現状に対し「金融秩序が包括的に浄化され、是正された」と主張している。

関連:中国人民銀行、「仮想通貨セクターへの取り締まりを完了」と報告

P2Pとは

専用のサーバーを介せず、接続されたコンピューター同士がコミュニケーションするネットワーク形態のこと。P2Pの技術自体はファイル共有ソフトなどにおいて以前から使用されていたが、仮想通貨・ブロックチェーンの台頭により再度注目されている。管理者の存在しない運営を行うブロックチェーン技術の根幹を成す。サーバーに対して、それぞれの端末がリクエストを送りアクセスするクライアント・サーバー方式としばしば対比される。

▶️仮想通貨用語集

仮想通貨禁止令

中国は2021年5月、国務院金融安定発展委員会の方針として、ビットコイン(BTC)のマイニングおよび取引の取り締まり強化を打ち出した。その後、マイニングが盛んな各省でマイニング企業に業務停止が通達され、数々のマイニング施設が閉鎖。国内の大手マイナーが事業撤退や海外移転を余儀なくされた。

同年9月にはPBoCをはじめ、最高裁判所や警察などの九つの国家機関が共同声明を発表。仮想通貨取引とマイニングを全面的に禁止する措置をとった。その結果、Huobiをはじめとする複数の大手仮想通貨取引所が、同年末までに中国本土ユーザーの口座閉鎖を発表した。

中国では法廷通貨である人民元への影響を憂慮し、異なるレベルで仮想通貨の禁止措置を繰り返してきた経緯がある。2013年の銀行に対する仮想通貨取引禁止の通達、2017年のICO(新規仮想通貨公開)の全面禁止、及び人民元による仮想通貨取引の禁止などだ。

その結果、Statistaのデータによると、人民元建のビットコインの取引量は2018年までにほぼゼロになったという。

その後も継続して中国の仮想通貨の締め付けは強化されている。直近では中国の最高人民法院(最高裁)が2月24日、資金調達に関する法律の解釈の変更を発表。仮想通貨を違法な資金調達手段と見做し、刑罰が科されることが明確に示された形となった。

関連:中国、仮想通貨による資金調達を刑罰対象へ

仮想通貨を止められるのか

一方、中央集権の影響に対して分散化された仮想通貨取引について、完全に阻止できるのかについては、疑問も残る。

2017年、国内の仮想通貨取引所を介した取引が禁止されると、中国人ユーザーはプライベートネットワークである「VPN」経由で海外取引所を使った取引や、P2Pによる個人間取引で迂回利用するようになった。

また、昨年の全面禁止措置発表後は、取引所からの資金引き上げに伴い、サービスの制限がかからないDeFi(分散型金融サービス)やDEX(分散型取引所サービス)への資金流入も強まっていることが指摘され、DEXの関連銘柄の高騰にもつながったようだ。

関連:中国の仮想通貨禁止規制強化、大手取引所で対応2社目

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/17 土曜日
13:50
ビザ、ステーブルコインUSDCの事前入金を商用化 国際送金で24時間利用可
ビザは15日、ビザ・ダイレクトで国際送金の資金をUSDCで事前入金できる機能の商用運用を始めた。従来の資金調達の時間枠に頼らず、インヨ・グローバル経由で24時間利用できる。
13:20
トークン化株式市場の70%超、オンドとバックド2社が支配=IMFレポート
IMFは世界金融安定報告書で、トークン化株式価値の7割超をオンドとバックドが占めると指摘。24時間取引や少額取引での需要を確認した一方、流動性の低さと高い変動率を課題に挙げた。
13:10
クロードAI、量子コンピュータの設計で従来超え|仮想通貨の暗号を破る計算の一部も効率化
アンソロピックのAI「クロード」が量子回路を自律設計し、8種類の回路で公開済みの最良設計を上回った。仮想通貨が署名に使う楕円曲線暗号の解読に関わる計算の効率化も含まれる。
11:00
米証券大手シュワブ、BTCとETH取引を対象顧客全員に開放
米証券大手チャールズ・シュワブが、ビットコインとイーサリアムの仮想通貨取引を対象となる個人顧客全員に提供した。手数料は0.75%で、フィデリティの1%を下回る。年末までにソラナ、アバランチ、チェーンリンクの3銘柄も加わる予定だ。
10:25
ビットコインは年末にかけて回復見通し、ただし9万ドルが壁=レポート
コインベースとグラスノードが10〜12月期の仮想通貨市場見通しを公表。利上げ下でも回復が進んだ現状を評価しつつ、上値の供給圧力など短期リスクにも言及した。
10:00
コインベース、カード発行のMarqetaに仮想通貨基盤提供 
仮想通貨取引所コインベースが、カード発行基盤を手がける米マーケタの企業顧客向けに、ステーブルコイン裏付けカードの保管・換金・決済基盤を提供する。カード保有者は世界の加盟店でステーブルコイン残高を使える。
09:10
ウォーシュFRB議長が利上げ示唆せず観測後退、ビットコイン当面レンジ相場
コインシェアーズは16日、9月の米CPIと小売売上高が予想を上回りFRBの利上げ観測が強まったため、仮想通貨ビットコインの短期見通しはデータ待ちのレンジ相場とみるべきだと分析した。
07:30
東証上場のunbanked、金連動トークン「Kinka」の暗号資産事業を廃止 採算難
金地金を裏付けとする仮想通貨「キンカ」を発行してきた国内上場企業unbankedが、暗号資産事業の廃止と子会社3社の解散・清算を決議した。販売低迷と採算確保の困難を理由に挙げ、2027年3月末までに清算を完了する予定だ。
06:50
ドイツ銀行、法人向け仮想通貨保管サービスを数週間以内に開始 アジア展開も
ドイツ銀行が数週間以内にドイツで、法人向けの仮想通貨保管サービスを開始し、2027年にアジアの金融拠点へ展開する計画だ。ビットコインとイーサリアムの保管から始め、ステーブルコインの出し入れ支援やトークン化預金へ段階的に広げる。
06:15
中国発老舗Coboの個人向け仮想通貨ウォレット終了へ、公開から約9年
仮想通貨の保管サービスを手がけるCoboが、個人向けウォレットアプリを12月1日に終了すると発表した。11月30日までに引き出さなかった資産には、月2%の手数料が課される。
05:55
サークル、上半期売上の約59%を提携先と取引費用に
サークルは16日、2026年上期の売上約14億ドルのうち約8.19億ドルをUSDC流通の提携先と取引費用に支払い、純利益は売上1ドルあたり約7セントだったと明らかにした。新規参入企業の主張には反論した。
05:00
2022年以来初、米国がビットコイン純輸入国に
チェイナリシスは、米国が2022年以来初めて仮想通貨ビットコインの純輸入国になったと明らかにした。1万ドル未満の小口送金は流出超、大口の送金は流入超だった。
10/16 金曜日
17:54
3メガ銀、共同発行ステーブルコインで国際決済の実証を完了
みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の3メガバンクなど5社が、共同発行する円建てステーブルコインで三菱商事の国際決済を想定した実証を実施した。信託型の発行スキームとAML対策、2026年度中の実取引に向けた設計を整理する。
17:24
ANAP、ビットコイン評価損43.7億円を計上 前期の評価益12億円から反転
ANAPホールディングスは15日、2026年8月期に保有ビットコインの評価損43億7,466万円を計上したと発表。最終損失は73億2,300万円に拡大した。前期の評価益からの反転と、期中に開示した評価損の推移をまとめる。
16:51
英上場スマーター・ウェブ、83BTCのビットコインを追加取得 保有2830BTCに
英上場のスマーター・ウェブ・カンパニーが83BTCを約520万ポンドで追加取得し、ビットコイン保有量は2,830BTCに。優先株の調達資金でコインベースからの借入を圧縮したほか、累計のBTC売却額も開示した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧