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中国人民銀行、「仮想通貨セクターへの取り締まりを完了」と報告

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨などへの「取り締まりを完了」か

中国人民銀行は、2021年度の「金融安定性に関する報告書」を発表。他の部門と共に、暗号資産(仮想通貨)セクターに対する取り締まりを完了したと述べている。

報告書は次のように、金融の健全化について言及した。

金融セクターは包括的に健全化され、是正された。まず、インターネットにおける金融リスクを是正したことが良い結果をもたらした。

営業中のP2P(ピアツーピア)金融業者はすべて営業を停止し、インターネット資産運用、クラウドファンディング、インターネット保険、仮想通貨取引、オンライン外国為替取引などにおける取り締まりは基本的に完了し、定期的な監督下に置かれている。

さらに、違法・不正な金融活動が強く抑制された。長年行われてきた違法な資金調達についても処分を行った。

ビットコイン(BTC)などの仮想通貨は、ピアツーピア取引やオンライン資産管理などと一緒に、健全化すべき対象とされていた格好だ。

P2Pとは

専用のサーバーを介せず、接続されたコンピューター同士がコミュニケーションするネットワーク形態のこと。P2Pの技術自体はファイル共有ソフトなどにおいて以前から使用されていたが、仮想通貨・ブロックチェーンの台頭により再度注目されている。管理者の存在しない運営を行うブロックチェーン技術の根幹を成す。サーバーに対して、それぞれの端末がリクエストを送りアクセスするクライアント・サーバー方式としばしば対比される。

▶️仮想通貨用語集

一方で、「取り締まりの完了」が何を意味するのか具体的な言及は行われていない。「定期的な監督」は維持されるとしていることからも、今後の仮想通貨業界に対する方針の行方は不透明だ。

2021年後半も現在の方針を維持か

中国の仮想通貨業界に詳しいジャーナリストWuBlockchainが8月4日に発行したニュースレターでは、中国政府が仮想通貨取引に対して強い圧力を維持することが推測されている。

関連:ビットコイン市場に影響を及ぼす中国の仮想通貨規制、直近の動向まとめ

ニュースレターによると、中国人民銀行は8月3日の会議で、2021年下半期も、引き続き仮想通貨の取り締まりを「維持」していくと述べていた。WuBlockchainはこのことを、大きな新政策はないものの、現行の政策を継続することを意味しうると考察している。

人民銀行は、「仮想通貨取引やICOトークン発行のリスクを引き続き警戒し、新たに発見された違法事業の是正を促す」としていた。また、決済セクターや、マネーロンダリング防止、クロスボーダー資金などにおける監督や検査、処罰を強化し、あらゆる違反行為について「ゼロ・トレランス」(軽微な違反についても見逃さない)で対応するとも方針を示していたという。

Wu Blockchainは、テンセントがNFT(非代替性トークン)事業に取り組んでいることにも触れた。しかし、これまで中国で立ち上げられたNFTの多くは、政府の厳しい規制方針のために、オークションや取引などが行えず、本来のNFTとはまったく違うあり方を強いられていたとも指摘している。

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マイニング企業は国外移転

中国で5月中旬より仮想通貨セクターへの取り締まりが強化されてから、ビットコインなどをマイニングする企業の中には、カザフスタン、ロシア、北米などの地域へと移転する計画を立てている事業者も多い。

北米やロシアでは、こうした移転需要をチャンスとみて、施設拡大を行っているマイニング企業もある。

関連:米Compute Northがビットコインマイニング施設の規模を大幅増強へ 中国の移転需要を受け

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