はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX

米大手ドラッグストアチェーン「CVS」、NFT関連の商標登録を申請

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NFTの商標登録

米大手ドラッグストアチェーンのCVSヘルス社が、NFT(非代替性トークン)関連の商標登録を提出していたことがわかった。提出日は2月28日。

CVSヘルス社は米国の薬局チェーン大手CVSなどを手掛ける大手企業。米国企業番付「フォーチュン500」では全米4位にランクインする規模を誇る。

申請では、以下のような説明を記載しており、NFTやメタバース(仮想空間)展開を示唆する内容となっている。

  • オンライン上またはオンラインの仮想世界で利用可能
  • ダウンロード可能なバーチャル商品
  • 処方薬や健康・美容・パーソナルケア製品などの一般商品をNFT化
  • ブロックチェーン技術やスマートコントラクトを利用
  • ダウンロード可能なクリプト・コレクタブルやNFTも提供
  • 画像ファイルの真正性を証明するNFT
  • バーチャルではない消費者向け商品を販売するオンライン上のバーチャル店舗の提供

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。

▶️仮想通貨用語集

関連:次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

CVS社は、商標登録を利用する意図があることを示す「1B」申請を提出しており、直ちに利用する計画がなくても長期的な利用を見据えて提出できる書類となっている。

NFT関連の商標登録について、CVSの担当者はCoinPost提携メディアThe Blockに対して以下のようにコメントした。

健康ソリューションの筆頭企業として、我々は家庭だけではなく、バーチャルやコミュニティなど、消費者が望む時、望む場所で、消費者のニーズに応えられるように、オムニチャネルなヘルスサービスを一貫して強化している。

また、デジタルファーストなアプローチで、消費者を魅了する新しく革新的な方法を常に模索しているため、バーチャルなヘルスケアサービスやその他のバーチャルグッズ・サービスに関する商標を申請した。

関連:NFT取引に必要な税金知識と計算例を詳しく解説|Aerial Partners寄稿

メタバース・NFT動向

米国では大手企業が長期的なメタバース構想を見据えて、Web3.0関連の商標登録を申請する事例は少なくない。

米ファストフード大手のマクドナルドも2月上旬、オンライン上と実際の商品の双方を提供する「バーチャル・レストラン」などに関する商標登録を提出。決済ソリューションなどもつなげる形でメタバース内で注文した商品が実際に届くサービスなどを示唆した。

関連: マクドナルド、メタバース関連の商標登録を申請

中国でもメタバースはバズワード化しており、テンセントなど多数の大手企業がメタバース関連の商標登録を相次いで提出していた。その一方で、メタバースの流行に便乗した詐欺プロジェクトも多数あらわれていることを危惧して、当局はメタバース関連の詐欺に注意喚起を発令。

独自トークンなど、暗号資産(仮想通貨)を利用したプロジェクトは禁止する一方で、仮想通貨を利用しないプロジェクトに関しては事実上容認している状況があるという。

関連: 中国政府、メタバース関連の詐欺に注意喚起

関連:「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/14 火曜日
12:00
ソラナのリキッドステーキングの稼ぎ方|JitoSOLの仕組みと手順
ソラナのリキッドステーキングについて、仕組みから始め方まで徹底解説。JitoやMarinadeなど主要プラットフォームの始め方、年利5-7%の運用方法まで完全ガイド。
11:58
史上最大フラッシュクラッシュ後の仮想通貨市場、トランプ大統領の発言受け乱高下続く
トランプ米大統領による突然の関税発表で、仮想通貨市場は190億ドル超の強制清算という史上最大のフラッシュクラッシュを経験した。しかし週明けには114,000ドル台に回復。機関投資家の押し目買いと過剰レバレッジ解消の両面から市場を分析。イーサリアムL2 Baseのトークン発行検討など、実用化への動きも紹介。
11:18
チャイナルネッサンス、BNB財務企業の米上場を計画=報道
チャイナルネッサンスは、仮想通貨BNBの財務企業を創設するために910億円超の資金調達に向けた協議を行っていることがわかった。この財務企業は米国で上場する計画である。
10:38
「仮想通貨ETFへの流入、トランプ関税ショックの影響は軽微=CoinShares」
トランプ大統領の対中関税発言による市場急落にもかかわらず、ビットコインETFなど仮想通貨投資商品への影響は軽微で流入は週間4,830億円に達した。CoinSharesが分析する。
08:41
68億円相当のBNB、ミームコイントレーダーにエアドロップへ
BNBチェーンは、仮想通貨市場が大荒れしたことを受け68億円相当のBNBをエアドロップする計画を発表。今回はミームコイントレーダーを支援すると説明した。
10/13 月曜日
12:25
430億円規模に、バイナンスが「異例の補償」実施 トランプ・ショックに関する価格異変で
仮想通貨取引所バイナンスがトランプ関税による市場下落時の不具合で損失補償を発表した。USDe、BNSOLなどのディペッグで強制清算が発生した背景がある。
10:15
トム・リー氏「イーサリアム下落は一時的」、相場を支える3要因とは
ビットマインが市場下落時に730億円相当のイーサリアムを買い増したとみられる。トム・リー会長は3つの構造的要因が変化しない限り市場の追い風になると強気の見解を示している。
10/12 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETH1万ドル到達の可能性やBNBの過去最高値更新など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、BNB、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
IG証券のビットコインETF「IBIT」CFD取引の始め方|税制・手数料・リスクを徹底解説
IG証券のビットコインETF「IBIT」CFD取引を徹底解説。申告分離課税適用で税率20.315%の可能性、24時間365日取引、レバレッジ5倍など特徴を詳しく紹介。口座開設から注文方法、手数料、ファンディングコスト、リスク管理まで初心者にもわかりやすく説明します。
11:30
高値圏での日柄調整が続く可能性、半減期サイクルの節目に警戒感|bitbankアナリスト寄稿
BTC円は1900万円トライに失敗し1860万円台で推移。米政府閉鎖による指標発表延期で方向感欠く展開が続く中、10月18日に半減期サイクルの重要な節目を迎える。過去のサイクルを意識した売り圧力とETF資金流入の綱引きに注目。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ関税によるBTC暴落に高い関心
今週はメタプラネットの仮想通貨ビットコインの含み益、休眠クジラの6000億円BTC移動やトランプ関税などによるビットコイン急落、Binance JapanとPayPayの提携に関する記事が関心を集めた。
10/11 土曜日
14:30
13:20
ビットコインの年間の実現純利益が継続的上昇、今後の動向は=CryptoQuant
CryptoQuantが週間レポートで仮想通貨ビットコインの利確の動きは低調であるとして今後も上昇継続の可能性を予想した。一方、市場はトランプ関税発言で急落したところだ。
12:00
ケニア最大級のスラム街でビットコインが広がる理由|Afribit創業者インタビュー
ケニアの貧困地域で広がるビットコイン活用。なぜ使われ、どんな課題があるのか。現地取材による5つの質問と回答で、仮想通貨の実態をわかりやすく紹介。
10:45
「トランプ・ショック」でアルト市場に異常値 ATOMが一時0.001ドルまで暴落
トランプ大統領の対中関税警告で一部アルトコインがバイナンスなどで異常急落。ATOMは0.001ドルまで暴落しSUIは85%下落。過去24時間の清算総額は約3兆円に達した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧