NFTで緊急人道支援
GMOインターネットグループは14日、GMOアダムが運営するNFT(非代替性トークン)電子市場「Adam byGMO」で、ウクライナや周辺地域を対象にした緊急人道支援のためのNFTを販売することを発表した。
「緊急人道支援チャリティNFT」という名称で14日15時から販売を開始。収益の全額をウクライナおよび周辺地域における人道支援活動をサポートする、日本赤十字社の「ウクライナ人道危機救援金」に寄付するという。
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NFTとは
NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。アートやゲーム、音楽、各種証明書など幅広い領域で技術が活用されている。
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NFT販売の背景には、ロシアの軍事侵攻によって深刻化する人道危機がある。今回販売されるのは、平和の象徴であるハトをモチーフにしたアニメーションNFT。価格帯は1,000円~1,000万円で、販売数は計1,001点である。3月31日の23時59分までの期間で初回販売を実施しており、この間は二次販売はできないようにした。4月1日以降に二次流通が開始された後の売上金は寄付されない。
初回販売期間終了後、寄付総額として収益全額を公表。その際、寄付を行ったユーザーの名前も一覧で発表すると説明している。
ブロックチェーン技術の活用
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が継続する中で、国境を超えて迅速にやりとりができる暗号資産(仮想通貨)やNFTは存在感を高めている。ウクライナ政府も早くから、仮想通貨アドレスを開設して寄付の受付を開始した。
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また13日にはウクライナ政府が、NFTを販売して資金調達する計画について、詳細を一部明らかにしている。ロシアとの戦争に関するニュースストーリーを表現したアートになると説明しており、「この資金調達が実現すれば、Web3.0(分散型ウェブ)における初めての国境を超えた戦時債券になりうる」との声も上がった。