ブロックチェーン間の相互運用性を強化
Web3のプライバシーおよびデータ管理に特化した分散型ソリューションを開発するOntology(オントロジー)は12日、「オントロジー・ブリッジ」の正式ローンチを発表した。
Here at #Ontology, we love building bridges 🌉
— Ontology (@OntologyNetwork) March 12, 2022
You can now bridge your $ONT, $ONTd and $WING tokens to the #OntologyEVM, as well as wrap your $ONG to $wONG tokens 🙌
Learn how and start bridging today 👇https://t.co/vVu4659kUi
また、オントロジーによるクロスチェーン対応の仮想通貨ウォレット「ONTOウォレット」および「ONTOウェブウォレット」がオントロジーEVMに対応したことで、ORC-20(ERC-20規格同等のEVMコントラクト実装トークン)からOEP-4(NeoVMコントラクト実装トークン)へのアセットスワップ、およびラップドトークン化も可能となった。
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これにより、メインのオントロジーブロックチェーン、そしてイーサリアムに対応するオントロジーEVM間でトークンを移動することができ、例えばONT、ONTd、WINGトークンをオントロジーEVMへブリッジしたり、ONGをwONGとしてラップドトークン化したりすることができる。
トークンブリッジ
ブリッジとは、異なるブロックチェーン間でトークンを移動させ、相互運用を可能にすること。代表的なものとして、BSC(バイナンススマートチェーン)とERC20や、ソラナ(SOL)とERC20といったコンバーターがある。
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オントロジー創業者のコメント
The launch of the #OntologyBridge provides the next part of the #infrastructure required to build, develop and interact with the #OntologyEVM.
— Li Jun (@LiJun_Ontology) March 14, 2022
This demonstrates the continued determination to build the infrastructure and deliver the tools for #Web3. #Buidl4Web3 $ONT $ONG https://t.co/yfSxfW9Lyr
オントロジー創業者のリ・ジュン氏は14日、オントロジー・ブリッジのローンチについてツイートし、「オントロジー・ブリッジは、オントロジーEVMの構築、開発、相互運用性に必要なインフラと、Web3用のツールを提供するという継続的な決意を示している」と述べた。
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オントロジーEVM開発者向けのファンド
これに関連してオントロジーは3月2日、オントロジーEVM上でWeb3およびメタバース用の分散型アプリ(dApps)を構築する開発者に向けた1,000万ドル(約11億5千万円)規模のEVMファンド設立を発表していた。
EVMファンドでは、1,000万ドル相当分プールされているONTまたはONGトークンによる資金供給を受けることができるだけでなく、オントロジーが提供するプロトコルやツールへのアクセスや、技術・マーケティング面、またビジネス開発のサポートも含まれている。
また、開発者は80万人のユーザーを持ち、14日のv4.2アップデートでオントロジーEVM対応となった「ONTO ウォレット」や、21年にユーザー数150万人を達成したオントロジーの分散型IDアプリケーション「ONT ID」を活用できるようになる。
17日にTwitterスペース実施へ
オントロジーは日本時間17日(木)の午前11時から、「Communication in Web3:Interoperability & Cross-Chain Building(Web3におけるコミュニケーション:相互運用性およびクロスチェーン構築)」と題されたTwitterスペースを主催することも発表。
オントロジーのコミュニティ責任者Humpty Calderon氏が司会を務める。オントロジー創業者であるリ・ジュン氏も他のゲストと共に参加し、相互運用可能なWeb3製品の構築や、ブロックチェーンおよび開発者にとってのEVMの価値などについて議論される予定だ。