ARK 21Shares Bitcoin ETFを非承認
米SEC(証券取引委員会)は3月31日、ARK Investmentsの申請した現物ビットコインETFに対して、非承認の判断を下した。
非承認に関しては、以前VanEckやNYDIG、フィデリティなどの企業の申請を非承認する際に指摘した理由と同様、「相場操縦や詐欺行為を防ぎ、投資家の利益を守るための要件を満たしていない」といった懸念点が挙げられている。
米大手ヘッジファンドARK Investmentsは昨年6月、スイスを拠点にする資産運用企業21Sharesと提携しビットコイン(BTC)ETFの申請書をSECに提出していた。
SECは先日、WisdomTree社(2度目申請)とOne River社が申請する現物ビットコインETFについて可否判断を延期。その前はNYDIGおよびGlobal Xの2社の現物ビットコインETF申請に対しても非承認の判断を下した。
SECのGensler委員長がこれまで示してきた現物ビットコインETFに対する不信感は業界から反発を買っているが、今後SECの判断を左右しうる可能性としては、米バイデン大統領が先日署名した仮想通貨に関する大統領令による影響だと推測されている。
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