米CME、ソラナ(SOL)やエイダ(ADA)などのデリバティブ取引の提供を検討

アルトコインの金融商品の課題

米大手デリバティブ取引所CMEは、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)以外のデリバティブ取引の提供を検討していることが分かった。

同社はすでにビットコインとイーサリアムの先物取引やオプション取引を提供。今後の計画として、ソラナ(SOL)エイダ(ADA)を例に挙げて他のアルトコインの金融商品を提供することを検討していると述べ、実際に提供できるかは「インデックスが作成できるか」と「規制が明確化されるか」が課題になるとしている。

デリバティブとは

仮想通貨や株式といった元になる資産から派生(=derivative)した金融商品のこと。代表的なデリバティブに先物取引、オプション取引などがある。

▶️仮想通貨用語集

本内容は先月30日、暗号資産(仮想通貨)データ企業CryptoCompareのイベント「Digital Asset Summit」に出席したCMEのPayal Shahディレクターが明かしている。Shah氏は同社で株式や仮想通貨を担当しているという。

インデックスについてShah氏は、ビットコインとイーサリアムの先物は5つの取引所の価格を参照していると説明。他の銘柄のデリバティブ取引を提供するのであれば、正確な価格で取引が行えるようなインデックスを作成できるかが1つのポイントになるとした。

規制については、米国のルールが明確化されていないことを課題として挙げている。デリバティブ取引を提供するための申請書類をどの機関に提出するのかを知る必要があるとし、アルトコインの金融商品をどの組織が監督するのか決まっていないことも課題であると指摘した。

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米国の仮想通貨規制

米証券取引委員会(SEC)は以前、Jay Clayton前委員長らはビットコインとイーサリアムは有価証券に当たらないとの見解を示している。一方で、SECのGary Gensler現委員長は「大半の仮想通貨は有価証券に該当する」と主張するなど、米国では国家レベルでの規制が明確にされていない。

しかし、米国では仮想通貨に関する大統領令(行政命令)が発表され、規制整備は加速しつつある。米バイデン大統領が3月9日、財務省や司法省など15以上の政府機関に対し、仮想通貨の調査などを命じる大統領令を発表している。

バイデン大統領はCBDC(中央銀行デジタル通貨)を実装した際の影響やリスクについての分析も含めて指示しており、米国内の仮想通貨規制の明確化に向けて、ようやく米政府が動き出したとみる声も少なくない。

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CMEの動向

CMEはビットコインとイーサリアムについては、積極的に金融商品の取引を提供している。最近では先月28日、両銘柄のマイクロオプション取引の提供を開始した。

マイクロオプションとは、個人投資家でもアクセスしやすいようにオプションの最小ロットを通常のオプションの1/10とするものだ。

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