はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米仮想通貨企業コインメトリクス、BNYメロンなどから40億円超を資金調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BNYメロンが投資ラウンドを主導

暗号資産(仮想通貨)分析企業CoinMetricsは6日、シリーズCラウンドで約43億円(3,500万ドル)の資金調達完了を発表した。カストディ事業を手がける米金融大手のBNYメロンらが投資ラウンドを主導している。

また、BNYメロン以外にも、シカゴ・オプション取引所(Cboe)を運営するCboe グローバル・マーケット社や、アブダビの政府系ファンドである「ムバダラ投資会社」等が新たに出資。ゴールドマン・サックスとフィデリティなども増資する形となった。

関連: UAE政府系ファンドCEO、仮想通貨の将来性を評価

今回の調達資金は、DeFi(分散型金融)やdApp(分散型アプリケーション)関連の新製品開発や国際展開、そしてインフラへの投資に充てられる。

CoinMetrics(コインメトリクス)は米ボストンを拠点とする仮想通貨データ分析企業。機関投資家向けのブロックチェーンデータや仮想通貨市場データなどを提供している。

同社は21年5月にも、シリーズBの資金調達ラウンドで約18億円(1,500万ドル)を調達したばかり。同年9月には米国公認会計士協会(AICPA)が定めるSOC2(System Organization Control)認定を取得していた。

SOCはクラウドサービスの内部統制に関する外部監査の国際認証制度。過去にはリップル社の提供するリップルネットも4大監査法人の一角であるデロイトからSOC2認証を取得した経緯がある。

関連: リップル社、RippleNetでSOC2認証を取得

BNYメロンの仮想通貨動向

BNYメロンの資産サービス&デジタル部門のKatey Neate CRO(最高リスク責任者)は、同行のデジタル資産サービスの立ち上げに向けて強固なリスク管理フレームワークを構築することの重要性を強調した。

CoinMetricsとの連携強化は、当社が重要な機能を開発するために最先端の技術ソリューションを活用していることを示す新たな事例だ。同社と連携して、仮想通貨業界全体のリスク管理水準を高めていきたい。

運用資産総額が約4,200兆円に及ぶ世界有数の金融機関であるBNYメロンは現在、仮想通貨業界への事業進出を進めているところだ。22年2月に、大手仮想通貨カストディ企業Fireblocksと提携し、機関投資家にビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の保管サービスの提供を計画していることが報じられた。

また、3月には米ドルステーブルコインUSDCの発行関連企業Circleと提携し、USDCの裏付け資産を保管(カストディ)することが明らかになっていた。

関連:米大手信託銀行BNYメロン、USDCの準備資産を保管

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/02 火曜日
05:55
ビットコイン8.5万ドル割れ、個人買い増しとクジラ失速が鮮明に=アナリスト指摘
ビットコインは12月1日深夜8.4万台まで続落した。大口保有者の購入鈍化と日銀の植田総裁によるタカ派発言が圧力となり、4億ドル以上の清算が発生。
12/01 月曜日
18:34
日経グループQUICK、ビットコイン指数の算出開始
QUICKは12月1日、円建てビットコイン指数の本格公表を開始した。試験運用から更新頻度を毎日に引き上げ、12月22日からはリアルタイム指数も提供する。暗号資産ETFなどでの利用を想定。
17:07
イーロン・マスク氏「エネルギーこそ真の通貨」、ビットコインは基づくと主張
テスラCEOのイーロン・マスク氏が「エネルギーこそ真の通貨」と主張し、ビットコインはエネルギーに基づいていると説明。一方、著名経済学者やピーター・シフ氏は「本質的価値がない」と批判を続けている。
17:01
政府・与党、暗号資産の分離課税導入を検討へ 調整開始─NHKなど報道
政府・与党が暗号資産投資の分離課税化を巡り調整に入ったとNHKが報道。現行は最大55%の総合課税で、制度見直し議論が年末の税制大綱へ進む見通し。
16:26
「チェーンリンク」の将来性は?トークン化市場に必須インフラ
チェーンリンク(LINK)の将来性を解説。2030年に16兆ドル規模が予測されるトークン化市場で、既存金融とブロックチェーンを接続するオラクルとして80%超のシェアを獲得。SWIFT・J.P.Morganとの提携事例も紹介。
16:00
スイ(SUI)のステーキングで高利率なのは?自分で行う方法と取引所比較
SUIのステーキング方法を徹底解説。取引所(年利最大4.28%)、ウォレット、リキッドステーキングの3つの運用方法を比較表付きで紹介。初心者向けのOKCoin Japanから、Slushウォレットでの自己管理、Haedalでの高度な運用まで、リスクと利回りを考慮した最適な選択をサポート。
15:55
ワールドコインの本人認証方法|マイナンバーカードでWLDを受け取る手順を解説
ワールドコイン(WLD)がマイナンバーカードでの本人確認に対応。World Appでの認証手順を画像付きで解説。所要時間約5分で完了し、Orb認証済みの方も追加のWLDを獲得可能。受け取ったWLDの現金化・運用方法も紹介。
15:43
ソニー銀行、米ステーブルコイン事業化に向けBastionと業務提携 子会社設立も視野に
ソニー銀行が米Bastionと業務提携し、米ドル建てステーブルコインの事業化を推進。日経報道によると2026年度の発行を計画し、ソニーグループの「経済圏」での決済活用を目指す。米国子会社設立とOCC銀行免許取得も視野に。
15:35
Ginco、Babylon Labsと提携「BTCFi 2.0」を推進
GincoがBabylon Labsと提携し、第三者への預託なしでBTCを活用できる「BTCFi 2.0」を日本で推進。業務用ウォレットGEWからBTCステーキングが可能に。
14:26
カザフスタン中銀、仮想通貨投資を計画 最大約470億円規模
カザフスタン国立銀行(中銀)のティムール・スレイメノフ総裁は、金・外貨準備ポートフォリオの一部として、仮想通貨へ最大3億ドルの投資を検討していると発表した。
11:47
テザー社CEO、S&PによるステーブルコインUSDT格下げに反論 余剰資本を強調
テザー社CEOがS&PによるステーブルコインUSDTのドルペッグ機能評価の格下げに反論した。余剰資本や米国債利回りを考慮していないと指摘している。
11:07
ヤーン・ファイナンスのyETH製品に攻撃、約4億5000万円相当が流出
イールド・ファイナンスのyETH製品が攻撃を受け、約4億5000万円相当のETHが流出。攻撃者は無限ミントの脆弱性を悪用し、約1,000ETHをTornado Cashに送金。V2・V3ボールトは影響を受けず、yETH保有者は安全に引き出し可能に。
09:15
中国人民銀行、仮想通貨取引の厳格取締を改めて要請、ステーブルコインも警戒対象
中国人民銀行が仮想通貨取引の取締強化を改めて各当局に要請した。仮想通貨関連活動の再活発化が背景にあるとみられ、ステーブルコインも警戒対象としている。
09:03
コインシェアーズ、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げ
欧州大手のコインシェアーズが、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げた。米国市場での大手運用会社への集中により、差別化や利益率確保が困難になるとの懸念を示し、ナスダック上場を控え、仮想通貨関連株式やアクティブ運用戦略など新商品の投入を計画している。
11/30 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、金持ち父さん著者キヨサキのBTC売却やソラナとXRPのETFの好調など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧