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NFTインフラ「Hokusai」、イーサリアムとArbitrumに対応へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

計3つのチェーンに対応

NFT(非代替性トークン)インフラ「Hokusai」を提供するモノバンドル株式会社は14日、新たに暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)とArbitrumへの対応を発表した。

これにより、すでに対応しているポリゴン(MATIC)と合わせて、計3つのチェーンに対応する。

マルチチェーン化の背景として「ブロックチェーンネットワークの混雑による取引遅延・GAS代(手数料)高騰などの問題が頻発していること」を挙げており、様々な特徴を持つブロックチェーンの需要が高まっていると説明。

マルチチェーンに対応することで、「より多くのNFTビジネス導入」に対応できるほか、トランザクションが渋滞してネットワークが遅延した場合でも「NFTの発行時のリスクが分散」できるとしている。

Hokusaiは、「NFTの開発ツールを提供するEmbedded NFTのAPIサービス」だ。NFTビジネスにおいて、独自コントラクトの作成や柔軟なロイヤリティ設定、GAS代(ネットワーク手数料)無料化、大規模なNFT発行、APIの組み合わせなどを提供している。

今回の発表内容によると、すでに対応している「ポリゴン」に加えて、新しく「イーサリアム」とそのレイヤー2ソリューションである「Arbitrum」のメインネット・テストネットへの対応が実装された。

関連: 動画で解説、ポリゴン(MATIC)とは【CONNECTV】

同社は今後、引き続き対応チェーンを増やしていく計画を立てており、近日中にさらなるアップデートがあるという。

関連: スケーリング問題の打開策「ロールアップ」とは|仕組みや注目点を詳しく解説

Hokusaiのユースケース

Hokusaiには、すでにいくつかのユースケースが存在している。

21年12月には、ブロックチェーン技術を用いたプロトコル開発を行う合同会社暗号屋が開発するNFTデジタルメディアプロトコル「VWBL(ビュアブル)」に「Hokusai API」が採用された。

同APIの強みであるNFTの発行・送信の簡易化だけでなく、「VWBL」が持つ「NFTを持っている人だけがデジタルコンテンツを見ることができる」といった機能を、開発者および事業者は容易に実装可能となる。

関連:暗号屋と日本モノバンドルが提携|NFTを活用したデジタルコンテンツ流通の可能性拡大

22年1月には、計7名のアーティストがDAO(分散型自立組織)に近い運営体制で始めたNFTプロジェクト「NFT福袋」に「Hokusai API」が採用された。

同プロジェクトは、販売された22個のNFT福袋が40分で完売した。

関連:チーム結成から3日で販売、40分で完売した「NFT福袋」その裏側を独自インタビュー

過去には、日本モノバンドル株式会社が発足したガス代の支払いに利用可能な前払式支払手段ステーブルコインプロジェクト「StillGAS」について、代表取締役を務める原沢陽水氏とCTOの樽見彰氏が今後の展望などを解説した。

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