最終延期
米SEC(証券取引委員会)は22日、米暗号資産(仮想通貨)投資企業Bitwise Asset Managementの申請するビットコイン上場投資信託(ETF)に対して、可否判断を延期したことを発表した。
SECはBitwise Bitcoin ETPに対し、最終的可否判断を7月1日に延期。今回は最終延期であり、可否判断は7月1日までに下されることになる。
SECがこれまで現物ビットコインETFをすべて延期、または非承認してきたことから、Bitwiseの申請の勝算も極めて低いと予測されている。
Bitwiseは米国で複数の仮想通貨投資信託を提供する大手仮想通貨投資企業であり、運用資産は1,500億円を超えている。昨年ビットコイン先物ETFを申請したが、途中で取り下げて、10月に今回のビットコインETFを申請。2019年にも同じような申請を行ったが、当時は非承認された。
また、SECは3月下旬にもWisdomTree社(2度目申請)とOne River社の申請した現物ビットコインETFに対して可否判断を延期していた。
一方、オーストラリアでは来週、ビットコインETFとイーサリアムETFが同国初として上場する予定がある。なお、カナダやブラジルや欧州でも現物の仮想通貨ETF・ETPは取引されている。
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