はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

BlockFi、仮想通貨利率を大幅引き下げ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BlockFiが利率引き下げを発表

大手暗号資産(仮想通貨)貸借サービスプラットフォームBlockFiは26日、6月1日から利子付き口座サービスに適用される新たな利子率を発表。いくつかの銘柄の金利が半分に引き下げられることになる。

具体的には6月1日付けで、米国外ユーザーについてソラナ(SOL)とアバランチ(AVAX)の預金の金利は10%から5%に低下。ポリゴン(MATIC)は11%から5%に削減されることになる。

また、ダイ(DAI)、チェーンリンク(LINK)、ライトコイン(LTC)やその他数銘柄についても、米国内外で数%前後、利率が下がる予定だ。

ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、DAI以外のステーブルコイン、ドージコイン(DOGE)の利率は変わらないという。

BlockFiとは

2017年に設立された仮想通貨レンディングプラットフォーム。売買取引の他、仮想通貨を預けることで利子を受け取れる口座や、仮想通貨を担保とした現金貸し出しサービスを提供している。一部の国で、購入額に対してビットコインで報酬還元されるVisaカードも導入した。

▶️仮想通貨用語集

また、今回ビットコインなどの利率は変わらなかったが、以前に比べると低下している。以前BlockFiは、1BTC以上を保有するユーザーには6.25%の利率を提供していた。しかし現在では、0.35BTCまでは1%から3%、それ以上は0.1%を上乗せした利率になっている。

このことは、BlockFiだけに限らず、LednやCelsiusなど同社の競合企業も、利子付き口座の利率を引き下げる傾向にある状況だ。

背景には、機関投資家からの借り入れ需要低迷がある。

借り入れ需要が低迷している理由

BlockFiによると、同社は利子付き口座「BlockFi Interest Account」(BIA)でユーザーの預金に利息を付与するための収益を得るために、主に仮想通貨のレンディング(貸し出し)を行っているという。

貸し出し先としては、「金融機関や資産管理会社、マーケットメーカーなどの機関投資家」、「仮想通貨のマイニング企業や取引所など」、「リテール顧客」「ステーキング需要」などに大別されるが、主に機関投資家からの需要が多い。

機関投資家は、裁定取引を行うために仮想通貨を借りるケースが多いという。

具体的には、ある銘柄の現在のスポット価格と先物価格との差を利用した取引である。例えば、トレーダーがBTCの先物価格が割高だと考えた場合、BTCをスポット価格で購入し、BTCの先物契約を売るという方法だ。この場合、先物価格の方が高いほど、機関投資家の借り入れ需要が増えるとされる。

BlockFiは、公式ブログで次のように説明している。

2021年11月以降、デリバティブ取引所DeribitとCMEのビットコイン先物ファンディング(資金調達率)が減少しており、これは機関投資家の利回りが低下していることを意味する。このことは、機関投資家の借入需要の減少につながり、利子付き口座のユーザーに渡すことができる金利収入の合計を減少させている。

また、BlockFiは規制が現時点でまだ不透明なことも要因として挙げた。規制がより明確になれば、より多くの機関が仮想通貨を借り入れ、利率も上昇する可能性が高まるという。

なお、BlockFiのJoe Hickey取引責任者は、「人々は仮想通貨に投資を続けているため、今年の後半には再び利回りが高くなる可能性がある」と前向きな予測をしている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/05 金曜日
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
13:30
CZとピーター・シフが激論交わす、ビットコインvs金「どちらが真の価値保存手段か」
バイナンス創設者CZ氏と金支持派エコノミストのシフ氏が4日、ドバイでビットコイン対トークン化金の討論を実施。金塊の真贋確認場面が話題となり、検証可能性や価値保存機能をめぐり対照的な見解を示した。
12:00
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」、チケット販売開始
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」が2026年7月13日・14日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。本日よりVIP Pass、Business Pass、Booth Passのチケット販売を開始。開幕セール価格は2月28日まで。
11:52
ビットコイン、政府系ファンドは8万ドル台で買い増し 日銀政策と円キャリートレードにも注目
ブラックロックのフィンクCEOは、複数の政府系ファンドがビットコインの大幅下落局面で買い増していたことを明らかにした。一方、CryptoQuant CEOは2022年のような大暴落は起きにくいと分析。市場は12月の日銀政策決定に注目、円キャリートレードの動向がビットコイン含むリスク資産に影響を与える可能性を考察する。
11:20
「ストラテジー社は株価指数から除外されてもBTCを売却しないだろう」Bitwise
Bitwiseのマット・ホーガン最高投資責任者は、ストラテジー社は株価指数から除外されてもビットコインは売却しないだろうとの見方を示した。その根拠を説明している。
10:15
XRPレジャーの流通速度が年間最高値を記録 オンチェーン活動が急増=CryptoQuant分析
XRPレジャーの流通速度流通速度が12月2日に年間最高値0.0324を記録。大口保有者による2100億円規模の買い増しや取引所準備金の減少など、オンチェーン活動の活発化が確認された。CryptoQuant分析。
10:05
年末にかけての下落リスクを軽減する価格帯は? ビットコイン最新市場分析=Glassnode
Glassnodeが仮想通貨ビットコイン市場の最新週間レポートを発表。需要低迷と含み損拡大の中、年末の下落リスクを抑える価格帯などを分析している。
08:55
JPモルガンがストラテジーのビットコイン売却回避能力を評価、「マイナーの動きより重要」
JPモルガンのアナリストが、ストラテジーのビットコイン売却回避能力がBTC価格の短期見通しにおいてマイナー活動より重要だと分析した。
08:20
21シェアーズ、米国初のスイ(SUI)連動2倍レバレッジETFを上場
21シェアーズが米国証券取引委員会の承認を得て、スイ(SUI)の価格に連動する初のレバレッジETFをナスダックに上場した。日次リターンの2倍を提供する商品で、スイエコシステムに関連する初のETFとなる。
08:10
「政府系ファンドは相場下落時にBTCを買い増し」ブラックロックのCEO
ブラックロックのラリー・フィンクCEOは、複数の政府系ファンドが仮想通貨ビットコインを購入していると明かした。相場下落時に買い増ししている様子も伝えている。
07:25
ソラナとベース間ブリッジが稼働開始、チェーンリンクとコインベースが安全性確保
レイヤー2ベースチェーンがソラナとのブリッジをメインネットで正式稼働。チェーンリンクCCIPを採用し、両チェーン間でのトークン移動と取引が可能になった。
07:02
メタがメタバース予算を最大30%削減検討、VR・ホライゾン・ワールズが対象=報道
ザッカーバーグのメタ社がメタバース関連事業の予算を来年最大30%削減する検討を進めている。投資家から歓迎され株価が上昇した。
06:25
ロシアが仮想通貨マイニング収益の公式統計反映を検討、隠れた輸出として年間数千億円規模か
ロシア大統領府のオレシュキン副長官が仮想通貨マイニング収益を貿易収支に計上すべきだと提案した。マイニング収益は1日約10億ルーブルに達し、隠れた輸出として外国為替市場に影響を与えているという。
06:02
ソフトバンクなど出資のビットコイン企業「21キャピタル」、12月9日から「XXI」で取引開始
ビットコイン特化企業の21キャピタルとカンター・エクイティ・パートナーズの事業統合が株主承認を得た。ティッカーシンボル「XXI」として株式の取引を開始。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧