CoinPostで今最も読まれています

Apex、アバランチとXRPレジャーのブリッジをローンチへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRPをDeFiで活用

アバランチ(AVAX)上のノードサービスなどを提供するApexは5月31日、暗号資産(仮想通貨)XRPの台帳「XRPレジャー(XRPL)」とアバランチブロックチェーンをつなぐブリッジをローンチすることを発表した。

このブリッジは今年の8月末までに一般利用できるようになる予定。それまでに監査を行い、ブリッジに保険も適用するとした。ブリッジがローンチされれれば、アバランチやイーサリアム(ETH)の仮想マシンと互換性のあるネットワークにXRPを速く安全に送金できるようになり、DEX(分散型取引所)などのDeFi(分散型金融)サービスでXRPの利用が可能になる。

関連DeFi(分散型金融)とは|初心者でもわかるメリット・デメリット、重要点を徹底解説

Apexはノード運営のためのツールやインフラも提供している企業。Apexのノードはアバランチやイーサリアム、ビットコイン(BTC)のライトニングネットワークなど、幅広いネットワークに展開されているという。

今回のブリッジの構築にはCatoshiの技術を活用。現在、Catoshiのブリッジは中集権型で運営されているが、次の段階では分散型に移行する計画だと述べている。

Apexはブリッジの脆弱性対策のため、ローンチする前にUnoReとCertikの監査を受けると説明。また、テストを繰り返した上でローンチするとし、ハッキングなどの攻撃を受けた場合に備え、UnoReの保険サービスも利用する。

関連チェーン間ブリッジの基礎知識と注意点:米大手取引所コインベースが解説

UnoReのJaskanwar Singh最高経営責任者(CEO)は、今回の発表に以下のようにコメントを寄せた。

ブリッジは性質上、脆弱性をはらむリスクがある。そのため、我々は資産の安全性を保証するため、特にブリッジには十分な保険が必要だと考えている。

これからアバランチとXRPLをつなぐブリッジを守っていきたい。

ブリッジがローンチされれば最初に、仮想通貨の交換(スワップ)などができる「ApexSwap」で「Wrapped XRP(wXRP)」が利用できるようになる予定。ApexはXRPLにノードを立てることも計画しているという。

出典:Apex

Wrapped Tokenとは

仮想通貨を別のブロックチェーン上で使用するための代替トークン。価格は元の仮想通貨に紐づく。元の仮想通貨に合わせ「wXRP」や「wBTC」などと表現される。

▶️仮想通貨用語集

関連初心者でもわかるAvalanche(アバランチ)とは|注目すべき点や将来性を解説

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/08 水曜日
20:31
日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」、先着順の読者限定割引コードを配布開始
国内最大手暗号資産(仮想通貨)メディアCoinPostが企画・運営するWeb3カンファレンス「WebX2024」。先着順の読者限定割引コードを配布開始しました。
15:06
EVM互換のZKロールアップとして関心を集める「Zircuit(ザーキット)」とは
暗号資産(仮想通貨)イーサリアム財団からL2研究助成金を獲得し、大手VCのPantera Capitalなどから出資を受ける「Zircuit(ザーキット)」について解説。ステーキングプロトコルは約2ヶ月で30億ドル以上を集めた。
14:35
懸念強まる仮想通貨業界へのSEC執行範囲、民主党と共和党議員が激論交わす
米国下院金融サービス委員会は、SECの暗号資産(仮想通貨)を念頭にした執行活動に関する公聴会を開催。民主党と共和党議員のスタンスの違いが鮮明となった。
12:50
FTXが再建計画書提出、すべてのユーザーに100%以上弁済の見込み
破綻した仮想通貨取引所FTXは、米破産裁判所に再編計画の修正版を提出した。すべての債権者が請求額の100%を受け取れるとしている。
11:25
米金融大手サスケハナ、1500億円相当のGBTCを保有
米大手投資・トレーディング会社サスケハナが約10億ドル相当の仮想通貨ビットコイン現物ETF「GBTC」を保有していることが確認された。
10:40
イーサリアムは穏やかなインフレ傾向に ETH焼却量減少で
仮想通貨イーサリアムは、主に取引手数料の低下により、焼却されるETHの量が大幅に減少している。DencunアップグレードやL2の活発化が背景にある。
09:30
「BTC相場は回復に転じた可能性」SCB銀が分析
「仮想通貨ビットコインの相場は回復に転じた可能性がある」とスタンダードチャータード銀行が分析。米大統領選の影響や今後の価格も分析している。
08:10
トレーダーに利回り提供へ、BybitがUSDeを取引担保に採用 
ENAトークン一時急騰 仮想通貨(暗号資産)取引所Bybitは7日、新しいステーブルコイン「USDe」をデリバティブ取引の担保資産に追加すると発表した。トレーダーに利回りを提供…
07:25
「仮想通貨市場には詐欺や問題が多い」ゲンスラー委員長
米SECのゲンスラー委員長は、仮想通貨の投資家保護の必要性を改めて強調。一方、イーサリアムの証券性については明言しなかった。
06:45
ワールドコイン過去一週間で35%上昇、その背景は
OpenAIのライバルであるGoogleは、5月15日に大規模な開発者カンファレンス「Google I/O」を開催する予定だがこれに先駆けChatGPTの検索エンジンを発表する観測だ。
06:10
米ビットコイン現物ETFに330億円純流入、2日連続プラスに
米ビットコインETFに回復の兆し。米月曜日、すべての仮想通貨ビットコイン現物ETFはプラスの資金流入を記録した。
05/07 火曜日
17:54
米決済大手Visa「ステーブルコイン取引高の約9割はbotによるもの」
決済大手Visaは、仮想通貨ステーブルコインについての記事を発表。ステーブルコイン取引活動の90%はボットなどによるものだと分析している。
14:32
米SEC、Invescoの「イーサリアム現物ETF」の可否判断を最終期日まで再延期
米国証券取引委員会は、InvescoとGalaxy Digitalが共同で申請した イーサリアム現物ETFの可否判断をさらに延期すると発表。次回の期限は7月5日で、これが最終期限となる。
14:22
米マラソンデジタル、ケニア政府とビットコインマイニングで協議
米上場ビットコインマイニング企業マラソン・デジタルは、ケニア政府と、仮想通貨政策やデーターセンター開発などで話し合っていると述べた。
12:30
前週末にかけてビットコイン大幅反発、ETFフローに好転の兆し
暗号資産(仮想通貨)相場は前週末にかけてビットコインが大幅反発し、暴落していたアルトコイン値を持ち直した。グレースケールGBTCへの資金流入など、ビットコイン(BTC)現物ETFのフローにも好転の兆しが見られる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア