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ビットコイン年末価格予想を220万円へ20%下方修正|Tom Lee氏が考える将来性に対する展望とは?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アメリカの投資リサーチ会社Fundstrat Global Advisors 共同創設者Tom Lee氏がビットコインは年末までに220万円を超えるだろうと予想
今年5月、275万円と予想していたLee氏ですが、7月に20%下方修正した額を予想しました。
ビットコイン価格予想に関して常に強気であるLee氏の根拠
技術的な発展の可能性や金融業界の動きだけでなく、独自の視点での統計データの分析に基づいており、社会の人口構成の変化が、投資に与える影響も考慮に入れているようです。
マイニングとは
仮想通貨の取引記録をブロックチェーンに追記する際、膨大な計算が必要となる。 世界中の有志からコンピューターリソースを募って「共有・追記」を行なっているが、この追記に成功した場合、マイナー(採掘者)に対して報酬が支払われる。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

Tom Lee氏が強気予想を下方修正

強気なビットコイン価格予想で知られる、アメリカの投資リサーチ会社Fundstrat Global Advisors 共同創設者のTom Lee氏が、 7月5日、アメリカCNBCテレビの番組で、ビットコインは年末までに20,000ドル(約220万円)を超えるだろうと述べました。

これは、これまでに報道されていた、Lee氏の予想である25,000ドル(約275万円)から、20%下方修正された額です。

それでも、現在のビットコイン価格の約200%増であり、同氏のビットコイン投資に対する強気の姿勢は変わっておらず、価格予想の根拠として、マイニングにかかるコストとビットコイン価格の相関性をあげ、次のように述べています。

ビットコインの大きな成長が見込める理由は、マイニングにかかる原価がフル稼働で約7,000ドル(約77万円)で、マイニングの難易度が上がっていることから、年末までには9,000ドル(約99万円)近くになると見込んでいるからです。

ビットコインは、歴史的に見ると、マイニング原価の2.5倍で取引されてきました。

ですから、ビットコイン価格が年末までに20,000ドル(約220万円)を超えることは、公正な価値であり、不可能ではありません。

追記

Tom Lee氏価格予想の言い間違えを番組で告知。

Tom Lee氏はその後、CNBCのFast Money番組で同日でBTC価格の下方修正について、「少し言い間違えたかもしれない。言いたかったのは、今後のマイニング費用と今までの平均マイニング費用の2.5倍で考えると、約2万2千ドルと考えられる。年末前後は2万5千ドルまで上昇するとも信じてる」と示しました。

最終的な年末予想は2万5千ドルと強気な予想を継続しています。

将来性を強調

Lee氏は、5月にニューヨークで開かれた仮想通貨会議、Consensus2018 を前に、ビットコイン価格は、会議開催中から直後にかけて、70%急騰するだろうとの予測をしましたが、残念ながら、その予測は実現しませんでした。

Lee氏は、顧客に対する報告書の中で、自身の予想が外れた事を認め、ビットコインの価格上昇が起こらなかった理由に、規制の見通しが不透明なことと、大口の機関投資家が仮想通貨投資に踏み切れていない事をあげました。

Fundstrat社を創設する2014年まで、Lee氏はJ.P.モルガンの主任ストラテジストを7年間務め、投資ストラテジストとして、ウォール街で25年の経験があるベテランですが、ビットコインに対する発言を後悔しているかと尋ねられると、断固として”NO”と答え、インターネットや携帯電話の発達過程になぞらえて、仮想通貨とブロックチェーンという革新的な技術が持つ可能性を、強く主張しました。

私にとって、デジタル通貨とブロックチェーンは何十年かにわたる”物語”であり、今はまだ、その初期にあると思っています。

おそらく、(今の仮想通貨の状況は)1980年代に類似しているかもしれません。

私は、ストラテジストとして、90年代に、無線分野のリサーチを行っていましたが、20年かけて、携帯電話とインターネットが融合していく姿を目の当たりにしてきました。

私にとって、業界が時間とともに変化するという意味では、仮想通貨に関しても、あまり違わないのです。

様々な統計データから分析

ビットコイン価格に強気であるLee氏の根拠は、技術的な発展の可能性や金融業界の動きだけでなく、独自の視点での統計データの分析に基づいており、社会の人口構成の変化が、投資に与える影響も考慮に入れているようです。

Lee氏は、ミレニアム世代と呼ばれる1981年から2000年の間に生まれた世代と、ベービーブーム世代(1946年~1964年生まれ)、その間のX世代(1965年~1980年生まれ)が、どのような意識および行動傾向を持ち、それが投資にどう反映するのかを分析しています。

Lee氏によると、ベービーブーム世代が、グループとしては8000万人であるのに対し、ミレニアム世代は歴史上で最も人数の多い9600万人のグループを構成し、その動向が経済に与える影響は大変大きく、また、ライフステージで考えると、今まさに、ミレニアム世代が、家の購入や投資を始める時期に入っていることに注意を喚起しています。 

デジタル機器やインターネットとともに成長し、バーチャルな世界も抵抗なく受け入れるミレニアム世代が、仮想通貨を投資対象として受け入れるのも自然な流れとも言えます。

また、リサーチによると、この世代は、最も銀行や政府を信用していない世代であることも報告されています。

Lee氏は、2016年のビットコインの価格上昇と、ミレニアム世代が投資のライフステージに入った最初の年が一致していると指摘しています。

そして、この世代が投資できる期間は、これから30年にも及ぶのです。

Lee氏の年末のビットコイン価格予想が、実現するかどうかは、時を待つしかありませんが、緻密な統計分析から導き出されたLee氏の、仮想通貨の将来性に対する展望は、大変興味深く、新しい気づきを与えてくれます。

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