CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨のハードウォレットとは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ハードウェアウォレットとは
外部デバイスに秘密鍵やアドレスを保管する安全性の高いハードウェアウォレット。そんなハードウェアウォレットのメリット・デメリットやオススメのハードウェアウォレットを紹介していきたいと思います。
目次
  1. ハードウェアウォレットって?
  2. メリット
  3. デメリット
  4. ハードウォレットを扱う際の留意点
  5. こんな人にオススメ
  6. オススメのハードウェアウォレット

ハードウェアウォレットって?

ハードウェアとは秘密鍵を保管した外部デバイスのことです。

デバイスそのものがウォレットなわけではなく、デバイスにはウォレットへアクセスするための秘密鍵が保管されています。

秘密鍵とは

秘密鍵とは、その仮想通貨を所有していること証明するもの。また、秘密鍵を持っている人のみが自分が持っている仮想通貨を動かすことが可能で、金庫の鍵に例えられる。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

ハードウェアウォレットは、パソコンに専用のアプリをインストールして、そこに外部デバイスを接続して管理するタイプのウォレットです。

パソコンに繋げていない間はコールドウォレットになります。

ホットウォレット・コールドウォレットとは

ウォレットは大きく分けて「ホットウォレット」と「コールドウォレット」という2つのタイプに分けられる。ホットウォレットはインターネットに繋がっていているオンラインウォレット、コールドウォレットはインターネットに繋がっていないオフラインウォレット。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

ハードウェアウォレットの購入を考えている方には、留意しておいていただきたい点がいくつかあります。

それも含め詳しく紹介していきます。

メリット

安全性が高い

パソコンに繋いでない間は、コールドウォレットになるので、ネット上のウォレットよりも安全です。

持ち運びが楽

ハードウェアウォレットのデバイスの大きさはスマホよりも小さいものがほとんどで、持ち運びに苦労はしません。

また、専用のアプリケーションをインストールしていれば、どのパソコンからでもウォレットにアクセスできます。

デメリット

値段が高い

ハードウェアウォレットのデバイスは一般的に1万円くらいします。

保管する金額が小さい場合は、高い買い物かもしれません。

ハードウェアウォレットを扱う際の留意点

ハードウェアウォレットの購入を考えている方には、仕組みを理解していないと安全性が保証されないということを覚えておいていただきたいです。

本来、ハードウェアウォレットは安全性に優れたものですが、ハードウェアウォレットを悪用した詐欺が発生しています。

詐欺事例としては、ハードウェアウォレットを買うと中に*PINコードが入っており、それを入力した後ビットコインを入金し、次の日にウォレットを確認したら、ビットコインがなくなっていた、といったものです。

(*PINコードとは暗唱番号のようなもの。)

これは、買った時点で初期設定が済まされていて、第三者がいつでもそのウォレットを使用することができる状態になっていた、という事例です。

このように、知識のないままハードウォレットを扱うことは非常に危険なのです。

そこで、安全に使うためには、次の4つを留意しておいてください。

    1. なるべく正規店で買う

    2. 自分で初期設定を行う

    3. リカバリーフレーズをメモしておく

    4. 自己責任

1. ネット通販などでハードウェアウォレットを購入する場合、悪意のある人物がハードウェアウォレットを悪用するために販売している可能性があります。

ハードウェアウォレットに十分な知識がない場合は、信頼できる正規のお店で買うことをお勧めします。

2. 先ほど述べたように、初期設定を自身で行わないと、資産を失いかねません。

自身で初期設定を行い使いなれていくことも大事です。

3. リカバリーフレーズとは、ハードウェアウォレット内の暗号化されたデータを簡易的に具現化したものです。

もしこのリカバリーフレーズが分からないということになると、もしもの場合に自分の仮想通貨にアクセス出来なくなってしまう可能性があります。

4. たとえハードウェアウォレットで詐欺に巻き込まれても、保有する仮想通貨にアクセス出来なくなっても自己責任となります。

ご利用の際には細心の注意を払ってください。

こんな人にオススメ

利便性より安全性を優先したいという方にはお勧めです。

パソコンに繋げてない間はコールドウォレット(オフライン状態)なので、サイバー攻撃には強いです。

利便性が低いぶん、安全性が高いので、長期保有や保有する金額が高額の方にはオススメです。

また、デバイスだけでは、入出金できずパソコンが必要なので頻繁に取引する人にはあまり向いていません。

オススメのハードウェアウォレット

Ledger Nano S
Hardware wallet
Ledger Nano S公式サイト
  • BTC
  • ETH
  • BCH
  • XRP
  • ETC
  • DASH
  • LTC
  • DOGE
  • STRAT
  • ZEC
  • etc..
セキュリティが高く、軽量で安価なハードウェアウォレットです。また、XRPに対応しているのもこのウォレットの長所です。
TREZOR
Hardware wallet
TREZOR公式サイト
  • BTC
  • LTC
  • DASH
  • ZEC
  • BCH
  • NEM
  • ETH
  • ETC
  • MONA
  • etc..
TREZORは上記のLedger Nano Sに比べて、使いやすいという意見が多いです。また、日本で人気のMONAやNEMに対応している点も特徴としてあります。
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/24 日曜日
11:30
BTC上値トライに失敗、目先は下げ渋る展開見込む|bitbankアナリスト寄稿
国内大手取引所bitbankのアナリストが、一時400万円台に乗せるも上値トライに失敗し、ほぼ横ばいで推移している今週のビットコインチャートを図解。今後の展望を読み解く。ビットコイン・オンチェーンデータも掲載。
11:00
週刊まとめ|ETH初期投資家の相次ぐ資産移動に注目集まる
今週は、イーサリアム初期投資家の相次ぐ資産移動について書いた記事が最も多く読まれた。このほか、日本政府が、仮想通貨企業が資金調達を行う際の規制を緩和することなど、一週間分の情報をお届けする。
09/23 土曜日
18:00
米コインベースが過去に欧州FTX買収を検討
米仮想通貨取引所コインベースは破綻したFTXの欧州法人を買収することを検討していた。デリバティブ商品に力を入れていることが背景とみられる。
17:10
グーグルクラウド、BigQueryにアバランチなど11のブロックチェーンを追加
Google Cloudは、ビッグクエリ公開データセットにアバランチ(AVAX)など11の仮想通貨ブロックチェーンを追加したと発表した。
07:40
イーサリアム「Dencun」、2024年に実施か
仮想通貨イーサリアムの開発者は21日に会議を開催。次期アップグレードDencunについて、実施が来年初めになる可能性が示された。テストの開始が遅れる可能性があるという。
09/22 金曜日
16:29
大手VCパラダイム「仮想通貨は新たな惑星のようなもの」 投機需要も欠かせないと見る理由
仮想通貨関連技術に特化した米大手ベンチャーキャピタルParadigmは、「火星のカジノ」と題した論説で、仮想通貨を新しい惑星に例え、投機的な投資も「移住の起動プロセスの一部」として欠かせないものだと主張した。
16:15
セガ三国志大戦IP活用のBCG「Battle of Three Kingdoms」、動画初公開
  三国志大戦のIP活用BCGのチュートリアル動画公開 セガの人気ゲーム『三国志大戦』のIPを活用し、double jump.tokyo株式会社が開発を手がける新作ブロックチェ…
14:00
米FRB「資産のトークン化」に警鐘
米FRBは、トークン化が金融安定性に及ぼす影響について詳細に調査した論文を公開した。トークン化がデジタル資産のエコシステムと伝統的な金融システムとの相互接続を促進し、伝統的な金融システムに新たなリスクをもたらす可能性があると指摘している。
13:40
「Proof of Play」、a16zなどから約50億円調達
ブロックチェーンゲーム企業「Proof of Play」はシードラウンドで約49億円を調達した。プレイヤーが世界構築に参加できるWeb3ゲームを開発していく。
12:17
ビットコイン続落、FOMC後の金融引き締め長期化懸念で日米株安進む
暗号資産(仮想通貨)相場でビットコインが続落した。FOMCにおけるFRBの2024年の金融政策見通し悪化を受け、株安が進んでいる。
12:00
10年ぶりの日銀総裁交代、植田新総裁の金融政策は
2023年4月8日に黒田前総裁が退任し、翌9日より植田新総裁が就任し新体制へ。黒田前総裁は10年間でどのような政策をとり、経済・市場環境にどのような影響を与えたのか、また植田新総裁の現時点で発表されている政策による今後の影響も解説します。
11:45
韓国釜山市がWeb3産業育成に本腰 取引所も設立へ
韓国の釜山市はブロックチェーン育成関連の計画を発表。独自メインネットやデジタル資産取引所、100億円規模の育成ファンドを立ち上げるとしている。
11:00
チューリンガムの親会社クシム、Zaif親会社と経営統合へ
Web3企業チューリンガムの親会社クシムは、カイカエクスチェンジホールディングスと経営統合することを取締役会で決議したと発表した。仮想通貨取引所Zaifの運営企業も連結対象となる予定。
08:45
バイナンス、ETHのガス代を1日で計1億円相当支払い
仮想通貨取引所バイナンスは21日に、イーサリアムのガス代を1日で合計1.2億円相当も支払ったことがわかった。バイナンスの担当者が経緯を説明している。
08:10
恐怖指数上昇 米国株続落、日銀マイナス0.1%金利維持|22日金融短観
本日米NYダウは続落。ナスダックとS&P500は6月以来の安値となった。昨日のFOMC会合では市場の予測通りに金利据え置きが発表されたが、年内1回の追加利上げの可能性が示唆された余波を受けた形だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧