はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

FTXサムCEO、仮想通貨下落の要因と企業救済について発言

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

現在の仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)取引所FTXのサム・バンクマン・フリードCEO(通称:サム氏)は、米独立系メディア「NPR」に対し、現在の仮想通貨市況について語った。

最近の仮想通貨市場が低迷している一番の要因は、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策にあると主張。自身の事業に対する見通しも、今後数カ月でFRBがどのような決断をするかに大きく依存しているとした。また、事業の運営で困難に直面している企業について、FTXには救済を真剣に検討する責任があるとも話している。

関連引き続きダウンサイドに警戒、22〜23日のパウエル議長発言も注目|bitbankアナリスト寄稿

FRBとは

「Federal Reserve Board」の略で、米国の中央銀行のこと。

▶️仮想通貨用語集

FRBの金融政策などのマクロ要因やテラ騒動等によって、現在仮想通貨市場は「冬の時代」と呼ばれるほど低迷。大手ヘッジファンド企業Three Arrows Capitalの清算事例や、レンディング大手Celsius Network(セルシウスネットワーク)の出金停止など、各企業の運営による影響も懸念されている。

関連出金凍結のセルシウス、米SECからも連絡か

サム氏が救済に言及した背景には、Three ArrowsやCelsiusのような事例がある。FTXはこれまでも困難に直面した企業をサポートしており、サム氏は今回の取材で、「このような状況は過去に何度も起きている」と語った。FTXのサポート事例としてサム氏は、ハッキング被害を受けたグローバル仮想通貨取引所Liquid Global(リキッドグローバル)に、当時のレートで約130億円(1.2億ドル)の融資したことを挙げている。

関連流出被害を受けたLiquid Global、FTXから130億円融資

サム氏はNPRのインタビューと上記ツイートで以下のように述べた。

悪影響の波及をくい止めるために、たとえ我々が損失を出していたとしても、救済を真剣に検討する責任がある。我々が問題の原因でなくても、関係していなくも同じだ。

それがエコシステムの健全性につながる。私はエコシステムの成長をサポートしていきたい。

また、Three Arrowsらの事例は規制内容に影響する可能性があるとも指摘。仮想通貨業界でどのようにレバレッジが利用されているか、企業の潜在的なリスクをどう透明化するかが議論されるかもしないと述べた。

関連FTX社長が語る、仮想通貨の冬を乗り越えるカギとは

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/14 金曜日
11:57
「ビットコイン、株高に反応鈍く下落時は増幅」Wintermuteが非対称性を指摘
Wintermuteの最新レポートによると、ビットコインはナスダック指数と0.8の高相関を維持するも、株高局面で反応が鈍く下落時のみ敏感に連動。この負のスキューは2022年以来最高水準で、通常は市場底値圏で見られるパターン。資金の株式市場シフトと流動性低下が背景に。
11:49
大手銀BNYメロン、ステーブルコイン準備金のためのMMFを立ち上げ
大手銀BNYメロンがステーブルコイン発行者向けのマネー・マーケット・ファンド「BSRXX」立ち上げを発表。ジーニアス法対応の準備金ファンドとなる。
11:04
21シェアーズ、仮想通貨指数ETF2本を米国上場 投資会社法適用は米国初
21シェアーズが投資会社法(1940年法)準拠の仮想通貨インデックスETF2本を米国で上場。TTOPとTXBCは、ビットコイン、イーサリアム、ソラナなど主要デジタル資産への分散投資を提供。機関投資家向け「ゴールドスタンダード」のETF構造を採用。
10:33
ビットコインが今月3度目の10万ドル割れ、フラッシュクラッシュ後の資金戻り鈍化
ビットコインは今月3度目となる10万ドル割れを記録し、低調な値動きが続いた。背景には、FRBが利下げに慎重な姿勢を示していることに加え、東証などを運営する日本取引所グループ(JPX)が仮想通貨トレジャリー企業に対して規制を示唆する報道が流れ、市場心理を冷え込ませたことが挙げられる。
09:54
グレースケールのIPO登録書類が公開 トランプ政権下で上場申請続く
仮想通貨資産運用企業グレースケールは、IPO登録届出書を米SECに提出。市場が構築されれば株式のトークン化も検討していく意向を示した。
09:32
米国でXRP現物ETF上場、初日取引高は90億円を記録
カナリー・キャピタルの仮想通貨XRP現物ETFが米国で上場。初日取引高90億円を記録した。2025年に上場したETF中でトップの数字となった。政府機関再開でさらなる承認も期待される。
09:18
チェコの中銀、試験的にビットコインを購入
チェコの中央銀行は、歴史上初めてデジタル資産を購入したと発表。購入したのは仮想通貨ビットコインで、他にも米ドルステーブルコインとトークン化預金も保有すると説明している。
11/13 木曜日
18:07
台湾中銀、ビットコインの国家準備資産化の「研究」へ
台湾の立法委員がビットコインを国家準備資産に組み入れる提案を行い、中央銀行が研究姿勢を示した。米国やブータンなど各国で進むビットコイン戦略的保有の動向と、エルサルバドルの事例から見る課題を解説。
17:48
メタプラネット、第3四半期決算でビットコイン評価益206億円を計上
メタプラネットの2025年12月期第3四半期決算発表。BTC保有量30,823枚に到達し目標前倒し達成、インカム事業過去最高売上。純利益135億円計上、1億ドル借入で追加取得へ。優先株活用の新戦略で普通株希薄化回避、2027年21万BTC目標を掲げる。
17:31
ステーブルコインUSDCの運用法|Aaveで年4%前後を狙う始め方
USDCを預けるだけで利息が得られるAaveの仕組みと利回り、始め方を初心者向けに解説。利用率による金利変動やリスク、SBI VCトレードでのUSDC準備まで網羅します。
15:22
CMEグループとFanDuel、仮想通貨や株価指数などの予測市場アプリを12月に開始
FanDuelとCMEグループが12月に予測市場プラットフォーム「FanDuel Predicts」を開始。株価指数、仮想通貨、商品などのイベント契約取引が可能に。2035年に14兆円規模へ成長が予測される予測市場に、ロビンフッドやドラフトキングスなど大手企業も参入。
13:50
レンジ相場続くビットコイン、10万ドルが防衛線に=Glassnode分析
Glassnodeの最新分析によると、ビットコインは9.7万〜11.2万ドルのレンジ相場が継続している。10万ドルが重要な心理的防衛ラインとなっており、これを下回ると急落リスクが高まる可能性がある。
13:43
イーサリアム上のトークン化資産が30兆円突破 他のチェーン合計を上回る
イーサリアム上のトークン化資産が2010億ドル(約30兆円)を突破し、全ブロックチェーンの3分の2を占める。ステーブルコイン27兆円、機関投資家向けファンド、RWA1.8兆円と多様なエコシステムが拡大中。
13:35
Visa、ステーブルコイン決済の試験運用を開始 クリエイターやギグワーカー向け
Visaが米ドル連動型ステーブルコインUSDCを活用した決済サービスの試験運用を開始。クリエイターやギグワーカーに数分以内の即時入金を提供し、国境を越えた決済を迅速化。2026年後半に本格展開予定。
13:25
円建てJPYC、日本国債の新たな購入者に 日銀の穴埋め役として期待も=報道
JPYC株式会社の岡部代表が、JPYCの準備金が日本国債市場で新たな力になる可能性を話した。日銀の購入縮小も背景に、今後ステーブルコイン発行者の存在感が拡大することも考えられる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧