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メタ出身者創設のブロックチェーン「Linera」、a16z主導で8億円を調達 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロックチェーンプロジェクトへ出資

レイヤー1ブロックチェーンプロジェクト「Linera」は29日、シードラウンドで約8億円(600万ドル)の資金を調達したことを発表した。

今回の資金調達は米大手VC「Andreessen Horowitz(a16z)」が主導。他にはTribe CapitalやCygni Capitalらの投資家も出資した。Lineraは、現在主流のインターネット「Web2」と同等のパフォーマンスや信頼性をWeb3(分散型ウェブ)に提供することをビジョンに掲げており、今回調達した資金で開発を推進していくと説明している。

Lineraはまだ開発段階のプロジェクト。オープンソースとしてローンチするために、現在は開発や雇用を強化している。現時点では、具体的なローンチスケジュールは発表されていない。

創設者のMathieu Baudet氏は、メタ(旧フェイスブック)が発表したステーブルコイン「ディエム(旧リブラ)」のウォレット「Novi」のプロジェクトにおいて、リサーチやソフトウェア開発に従事していた人物。他にもLineraの創設チームには、メタやNovi、プライバシーに特化した暗号資産(仮想通貨)「ジーキャッシュ(ZEC)」の元メンバーがいるという。

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Lineraとは

Lineraは、パフォーマンスの高い決済機能を持つ「FastPay」と、遅延が少なくスケーラビリティ(拡張性)に優れた「Zef」という2つのプロトコルを組み合わせて開発。Baudet氏は両プロトコルのホワイトペーパーの執筆に関わっているが、FastPayの方はNoviのメンバーも2名携わっている。

最終的にLineraは、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)を採用して、分散化したネットワークに仕上げる計画。ブロックチェーン技術の潜在能力を全て発揮できるようなインフラにするとした。

PoSとは

保有(ステーク)する仮想通貨の割合に応じて、ブロックを新たに承認・生成する権利が得られるコンセンサスアルゴリズムのこと。

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