はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ツイッターから540万人分の個人情報流出か、CZがフィッシング詐欺を注意喚起

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

540万人分のユーザーデータを販売

オンラインのプライバシーと安全性の情報サイト「Restore Privacy」によると、脆弱性をついたハッキングにより、ツイッターの540万人分のユーザーデータが流出し、アングラサイトのハッキングフォーラム上で販売されているようだ。

これに伴い、大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスCEOのCZ氏は、今後フィッシング攻撃が増加すると思われることから、ショートメッセージやEメールに記されたリンクを安易にクリックしないように注意を呼びかけた。

Restore Privacyは21日、「Breached Forums」でツイッターのデータベースを売りに出した不審なユーザーに気がついたという。

販売しているのはユーザー名「devil」で、脆弱性を利用して収集したユーザーデータには著名人や企業なども含まれると主張。このハッカーはデータのサンプル(ツイッターのプロフィール情報、メルアド、電話番号を含む)を投稿していたため、Restore Privacyがデータをダウンロードし、内容の検証と分析を行った結果、全てのデータで、ツイッターのプロフィールから確認可能な実在の人物と一致したという。

Restore Privacyが販売者とコンタクトを取ったところ、彼は「ツイッターの無能さ」によってデータベースが利用可能になったと主張。そして、データの対価として約4,000万円(3万ドル)を要求したとのことだ。

なお、データが販売されているBreached Forumsは今月初め、中国で10億人分のデータのハッキング事件で注目を集めたハッキングフォーラム。

関連:ビットコイン2,700万円相当で個人情報を販売すると提示 中国で10億人分のデータ流出か

脆弱性は修正されていた

今回のデータ流出に利用された脆弱性は、今年1月、「ハッカーに悪用される可能性がある深刻な脅威」として、セキュリティプラットフォーム「HackerOne」上でバグレポートとして提出されていた。この脆弱性を利用することで、ユーザー自身が設定したのプライバシー設定に反して、「電話番号やメールの送信により、認証なしに任意のユーザーのツイッターIDを取得することが可能」になるという。

HackerOneとは

米サンフランシスコに本拠を置く、ハッカーとサイバーセキュリティの脆弱性の検証を望む企業を結びつけるプラットフォーム。脆弱性の発見に対し懸賞金を提供するプログラムを運営している。これまで、米国防総省をはじめ、ツイッター、グーグル、ソニー等の著名機関・企業が同社のサービスを利用している。

▶️仮想通貨用語集

レポートを提出したのはユーザー名「zhirinovskiy」で、このバグは、「ツイッターのAndroidクライアントで使用されている認証プロセス、具体的にはツイッターアカウントの重複をチェックするプロセスに起因している」と指摘。レポートには標的とされたアカウントから、データを取得する方法が具体的に記されていた。

レポート提出から5日後、ツイッターのセキュリティ部門は、zhirinovskiy氏の指摘がセキュリテイ上の問題であることを認め、さらに調査分析を進め、脆弱性は修正された。同氏には5,040ドルの報奨金が与えられた。

ホワイトハットとの関連を否定

しかし、今回発生したデータの不正流出は、まさにこの脆弱性をついたものだったようだ。

コンピュータ技術のリソースサイト「BleepingComputer」によると、ハッカー「devil」は昨年12月にこの脆弱性を利用し、データを収集していたという。さらに、zhirinovskiy氏とは無関係で、HackerOneを利用したこともないと述べた。

devilが販売中のユーザーデータには、すでに幾人かの買い手が興味を示しているとのことだ。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/05 日曜日
11:00
週刊仮想通貨ニュース|自称「IQ276」投資家のBTCへの全財産転換に高い関心
今週は、自称IQ276の投資家によるビットコインへの全財産転換、米政府閉鎖による仮想通貨ETF承認手続き停滞、バイナンスによるビッグトレンド分析に関する記事が最も関心を集めた。
10/04 土曜日
13:30
仮想通貨強気相場を加速か? トランプ米大統領が最大2000ドルの給付金を検討
米国のトランプ大統領が関税収入を基に最大2,000ドルの国民給付金を検討している。コロナ禍では給付金がビットコイン上昇を後押ししており仮想通貨市場への影響が注目される。
11:40
ビットコインマイニング大手MARA、BTC保有量が1兆円に迫る
Maraが発表した9月の生産実績によると、218ブロックを獲得し前月比5%増を記録した。ビットコイン保有量は52,850BTCに達し、上場企業の中でストラテジーに次ぐ第2位の保有額。
11:05
ウォルマート傘下のワンペイ、仮想通貨取引機能を年内追加へ
ウォルマートが過半数を所有するフィンテック企業ワンペイが年内にモバイルアプリで仮想通貨取引とカストディサービスを開始すると報じられた。
10:15
ビットコイン現物ETFへの週間流入が3300億円到達、「アップトーバー」の兆しか
米国の仮想通貨ビットコイン現物ETFへの週間流入額が3,300億円に到達した。過去データから10月の上昇傾向「アップトーバー」が注目されている。
09:50
テザーなど、金トークントレジャリー設立で2億ドル調達へ=報道
テザーとアンタルファがトークン化ゴールドを蓄積するトレジャリー会社設立のため2億ドル以上の資金調達を協議中とブルームバーグが報じた。
08:30
ビットコイン円建て史上最高値更新、米政府閉鎖で逃避資金が集中|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは4日、円建てで史上最高値を記録。米政府の閉鎖によって「無国籍資産」としてのビットコインの存在感が強まり、投資家心理は極めて強気である。
07:50
コインベースが連邦信託認可を申請、決済サービス拡大の狙いで
仮想通貨取引所大手コインベースが3日に通貨監督庁に国家信託会社認可を申請したと発表した。カストディ事業を拡大し決済関連サービスを提供する計画で、銀行になる意図はないと明言。
07:42
コインベースとSamsung、Galaxyスマホユーザーに仮想通貨体験を提供へ
コインベースとSamsungがパートナーシップを締結。まずは米国のGalaxyスマホユーザーがCoinbase Oneを試験利用できるようにして、仮想通貨の利用機会を提供する。
06:40
24銘柄以上の仮想通貨関連ETFが新規申請、米政府閉鎖で承認手続きに遅延
様々な投資運用会社が3日に24銘柄以上の仮想通貨ETFを新規申請したと報じられた。しかし米国政府閉鎖によりSECの審査プロセスが停止し、承認時期が不透明になっている。
06:10
BNBが1100ドル突破でBNBチェーン銘柄大幅高、CAKEが40%高騰
仮想通貨BNBが3日に1,100ドルを突破したことでBNBチェーンのネイティブプロトコルへの投資家関心が再び高まった。パンケーキスワップのCAKEトークンは24時間で約30%上昇。
05:45
イーサリアム財団、6.6億円相当ETHをステーブルコインに換金予定
イーサリアム財団が4日に1000ETH(6.6億円相当)を売却すると発表した。CoWSwapのTWAP機能を使用し、研究開発や助成金、寄付の資金調達を目的としている。
10/03 金曜日
18:27
野村HD傘下Laser Digital、暗号資産交換業登録を目指す
野村HD子会社Laser Digitalが、日本で暗号資産交換業者登録を目指し金融庁と協議中。スイス発の同社は国内金融機関向け事業展開を計画。
17:37
積立NISAの次は?35歳会社員のイーサリアム投資入門
積立NISA実践中の35歳会社員が、次の投資先として注目するイーサリアムステーキング。月5,000円から始められる暗号資産投資の基礎知識、積立NISAとの違い、リスクと対策を専門家がわかりやすく解説。家族への説明方法も紹介
17:36
月2万円で始めるイーサリアム 35歳会社員の積立シミュレーション
月2万円のイーサリアム積立投資で5年後の資産はどうなる?35歳会社員が実際の数字でシミュレーション。頭金50万円のケースや価格変動パターン別の詳細な試算結果、始め方の3ステップまで具体的に解説します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧