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DeFi大手「Curve」、OPトークンの助成金を申請 100万OPの配布を希望

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

OPトークンの助成金を申請

DeFi(分散型金融)プラットフォーム大手「Curve Finance」は25日、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のL2プロジェクト「Optimism」に対し、提案を通して助成金の申請を行ったことを発表した。

この提案では、Optimismの独自トークン「OP」の配布を要請。すでにCurveはOptimismのネットワーク上にローンチしており、配布されたOPを流動性プロバイダーにインセンティブとして提供して、エコシステムの拡充を図る狙いだ。

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L2とは

「レイヤー2」の意味で、「2層目」のネットワークを指す。全ての取引履歴をメインチェーンで処理すると負荷が大きくなり、処理速度の低下やネットワーク手数料の高騰につながる可能性があるため、OptimismらがL2ソリューションの開発を行なっている。

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Curveは、流動性プールを備えた分散型取引所(DEX)で、ステーブルコインを初めとする同価資産の取引サービスに特化していることが大きな特徴。「DeFiLlama」のデータによると本記事執筆時点で、Curveで運用のためにロックされた仮想通貨の総価値「TVL(Total Value Locked)」は約8,000億円(59億ドル)超相当である。ネットワークごとに見ると、Optimism上のTVLは約1,750万ドル相当で、他のチェーンと比較すると少なめだ。

出典:DeFiLlama

今回の提案では、流動性を増やして、Curveの可能性を実現するため、スケーラビリティが高いL2ソリューションが必要だと主張。Optimismはこの点から理想のパートナーだと説明した。

提案のタイトルには「草案」と書かれているため、これから内容が変わる可能性はあるが、Curveは100万OPの提供を要請。この100万OPは全て流動性プロバイダーに配分するとしており、20週に分けて、1週間で5万OPずつ配布していくと述べている。

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OPの配分方法

今回の提案では、現時点でインセンティブの対象となるプールは以下の3つだとした。

出典:Optimism

配分の割合の決定には、既存の仕組み「Gauge Weight Mechanism」を適用。これはCurveのガバナンストークン「CRV」をプールに配分する際に利用されている仕組みだ。例えば、週の投票でプールごとのCRVの配分割合が「sUSD:sETH:sBTC=5,000:3,000:2,000」と決まった場合、1週間のOPトークン(5万OP)は、以下のように配分される。

出典:Optimism

Curveは今回の提案が支持されるように、複数のユースケースを挙げて、DeFiにおける存在感をアピールした。

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