BAYCなどで運用
海外仮想通貨取引所KuCoinは28日、ETF(上場投資信託)の形で顧客にNFTの分割所有の取引を提供することを発表した。
この新商品はNFTのフラクショナル・オーナーシップに特化したプロジェクトFracton Protocolと提携して実現。Fracton Protocolでは、分割されたBAYCなどのERC20トークン「スワッププール」が設けられている。類似したサービスは、「Fractional」というプロトコルも提供している。
当ETFはBAYCやPUNKSといった時価総額上位のコレクションを1/1,000,000と分割し運用される。最初は、hiBAYC、hiPUNKS、hiSAND33、hiKODA、hiENS4の5つのETFをUSDT建てで提供するという。一例として、hiBAYCは現在0.18ドルで取引されている。
KuCoinはこのような商品を取り扱う初の取引所だと言及。顧客が高額なNFTを購入し安全に保管することなくエクスポウジャーを得るメリットがあるとしている。
KuCoinは今月21日に大手取引企業Susquehanna International Groupから1,000万ドルを調達したことを発表していた。
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