メタバース開発も視野に
SBINFT株式会社は19日、音楽配信サービスを展開する株式会社レコチョクと、戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。共同で、NFT(非代替性トークン)やメタバース関連の展開を行う。
SBINFT社は、パブリックチェーンによるNFTマーケットプレイス「SBINFT Market」を運営している企業で、同マーケットプレイスではイーサリアム(ETH)またはポリゴン(MATIC)を使った、NFTの作成、販売、購入が可能。
レコチョク社も2021年からブロックチェーン領域に参入しており、現在はECソリューション「murket」でNFTの展開(発行・販売)も支援している。
今回の提携に伴い、「SBINFT Market」は、コンテンツ販売者の希望に応じて、「murket」で販売したNFTを同マーケットでも取引可能になるよう準備を進める。将来的には、レコチョク基盤のNFTを制作したアーティストの作品がSBINFT Marketを通じて世界市場に流通することも想定されている形だ。
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またプレスリリースでは、レコチョク社が、SBINFTの仮想空間(メタバース)でのサービス展開に向けた開発が可能になることも公表されている。
NFTとは
NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。
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ローソンなどと提携
「SBINFT Market」は、「株式会社スマートアプリ」が開発したNFTマーケットプレイス「nanakusa」をリブランディングしたサービスで、22年3月から提供が開始されている。
スタートバーン株式会社が提供するアート流通・評価システム「Startrail」を搭載しており、アート作品に対してブロックチェーン証明書(NFT)を発行することで、売買・贈与・展示・保管・修復されるたびに、その情報が自動で記録されるのが特徴。
購入時の決済には、仮想通貨のほかクレジットカードを使うことも可能だ。
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SBINFT社自体は、レコチョク社以外との提携も進めており、3月には、ローソンチケットを記念NFT化する新サービス「LAWSON TICKET NFT」を発表。また同月には人材育成を行う株式会社バンタンが、卒業式でSBINFTと協働し、NFT形式で卒業証書を授与している。