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G20会議:仮想通貨の基礎となるものを含む技術革新は、金融システムや経済に『重要な便益』をもたらし得る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

G20による仮想通貨への見解
23日、G20会議が閉幕。FATFに対し、10月までに仮想通貨のアンチマネーロンダリング(AML)に関する国際規制の明確化を求めたほか、財務省サイトにて、「仮想通貨の基礎となる(ブロックチェーン)技術などが、金融システム及び、より広く経済に重要な便益をもたらし得る」との文面が確認された。
G20とは
G20(ジートゥエンティ)は、”Group of Twenty”の略。 主要国首脳会議(G7)に加盟する7ヶ国(アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ)に加え、EU(欧州連合)、ロシア、中国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカ、オーストラリア、韓国、インドネシア、サウジアラビア、トルコ、アルゼンチンといった新興国を含めた、計20ヶ国(地域)で構成される。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

G20の暗号資産(仮想通貨)に関する議論

財務省の公式サイトに掲載されている、「20か国財務大臣・中央銀行総裁会議声明(2018年7月21-22日 於:アルゼンチン・ブエノスアイレス)」の仮訳の要点は、以下の通りです。

    <将来性>
  • 暗号資産(仮想通貨)の基礎となるものを含む技術革新は、金融システム及び、より広く経済に重要な便益をもたらし得る

  • <懸念点>
  • 暗号資産(仮想通貨)は、消費者及び投資家保護、市場の健全性、脱税、マネーロンダリング、並びにテロ資金供与に関する問題を提起する
  • ソブリン通貨(各国政府や政府機関などが発行・保証する通貨)の主要な特性を欠いている

  • <結論>
  • 現時点でグローバル金融システムの安定にリスクをもたらしていないが、G20は引き続き警戒を続ける
  • FSB(金融安定理事会)及び基準設定主体からのアップデートを歓迎するとともに、暗号資産の潜在的なリスクを監視し、必要に応じ多国間での対応について評価するための進展を期待する
  • FATF(マネーロンダリングに関する金融活動作業部会)基準の実施に関する3月のコミットメントを再確認し、2018年10月に、この基準がどのように暗号資産に適用されるか明確にすることをFATFに求める

仮想通貨資産に対する新たな枠組み

先日、G20の国々の規制や監視の役割を担う国際機関である金融安定理事会(FSB)が、スタンダード化された声明書フレームワーク(枠組み)を、G20を前に各メンバー国の代表に送付したことが同G20の声明書に記載してありましたが、本会議では討論されず、会議期間中におけるBTCやアルトコイン相場への影響は軽微なものとなっています。

とはいえ、FATF(マネーロンダリングに関する金融活動作業部会)に対し、仮想通貨のアンチマネーロンダリング(AML)に関する国際基準の規制枠組みの明確化を10月までに求めるなど、確実に捗っている格好です。

また、2018年3月に開催されたG20の議事録を確認すると、

暗号資産(仮想通貨)の基礎となる技術を含む技術革新が、金融システムの効率性と包摂性及びより広く経済を改善する可能性を有していることを認識する

と、一定評価していた文面が、今回(2018年7月)の議事録では、

暗号資産(仮想通貨)の基礎となるものを含む技術革新は、金融システム及び、より広く経済に”重要な便益”をもたらし得る

と、さらに一歩踏み込んだ表現も確認できることから、暗号資産(仮想通貨)及びブロックチェーン技術に関して、国際基準の未整備など諸問題を抱えながらも、今後の世界経済に大きく貢献し得ると、先進国間で評価されていることが伺えます。

さらに、世界各国の金融業界関係者から高い関心の的となっている、SEC(米国証券取引員会)による「ビットコインETF」審査判断を目前に控えており、仮に認可が得られた場合、仮想通貨市場の将来に莫大な影響を与えるものと考えられています。

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