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XRPレジャー、新NFT規格を導入するためのバリデータ投票を実施中

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NFT作成をより効率化

暗号資産(仮想通貨)XRPのブロックチェーン、XRPレジャー(XRPL)のバリデータ投票で、NFTの新規格「XLS20」の導入案が80%の賛成票を集めていることが判明した。

この情報は、米リップル社の吉川絵美コーポレート戦略担当VPが30日、Twitter上で公開したことで明らかになった形。

「XLS20」は、XRPL上でのNFT作成をより効率化するための規格で、実行タスクの削減によるパフォーマンスへの影響軽減や作成プロセスの大幅な簡素化などを実現する。

同規格によって開発者側は、スマートコントラクトのセキュリティリスクや複雑さを回避して、NFTを作成することが可能だ。

関連:XRPレジャー、自動マーケットメーカー機能の導入を検討

バリデータ(検証者)投票は9月13日までの期間実施され、この期間中、賛成票の割合が80%以上を維持した場合、「XLS20」はXRPLに導入される。

記事執筆時点(8月31日)では、「XLS20」導入に賛成する票数の割合は約83%。リアルタイムの投票状況はこちらから確認可能だ。

XRPとは

XRPは、米リップル社が発行するトークン。分散型台帳「XRP Ledger」のネイティブ通貨として、送金システム「RippleNet」をはじめとする同社のプロダクトで利用されている。決済に特化した通貨として開発され、高速および低コストで利用でき、高度なスケーラビリティを有していることが特徴。

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CBDC基盤としても活用

XRPLはXRPのほか、リップル社が研究している中央銀行デジタル通貨(CBDC)の基盤としても使用されている。同社のCBDCプラットフォームは、各国の中央銀行が利用することを想定しており、デジタル通貨を安全かつ柔軟に発行・管理できるソリューションの提供を目標としている。

(研究段階ではない)実際の導入例も増加しており、オーストラリアの決済大手Novatti社は6月、米リップル社と提携し、XRPレジャー上で豪ドルのステーブルコイン「AUDC」を発行する方針を明かした。

また、南米コロンビアでは、7月末から政府のXRPL基盤の土地管理システムが本格的に稼働を開始している。

リップル社自体も各領域での展開を進めており、先日には福岡市の高島宗一郎市長が、同社HQ(本社)を訪れていた。吉川VPは、CoinPost編集部に対して、この訪問では、「リップル社の紹介と、福岡市におけるWeb3関係の取り組み(国への規制改革提案など)、Web3分野での意見交換など」が行われたとコメントした。

関連:福岡市の高島市長、米リップルの本社を訪問

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