はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

分散型金融dYdXが部分的本人確認システムを導入 批判も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

不正対策を導入するも批判続出

暗号資産(仮想通貨)デリバティブの分散型取引所dYdXは今週、Webカメラを使った新たなアカウント確認方法「Liveness Checks」を導入した。

「Liveness Checks」は、Webカメラを使用して利用者のイメージをスキャンし、dYdXの他アカウントで使用されたことがあるかを確認する仕組み。

シビルアタック(複数のアカウントや偽のIDを使用したネットワーク攻撃)防止を目的としており、別アカウントで使われていた場合、チェックは不合格となる仕組みだ。

関連:デリバティブ分散型取引所dYdX、コスモス上で独自チェーン構築へ

同システムはdYdXが8月末に開始。アカウント登録後、最初に500ドル以上を入金したユーザーは25ドルのボーナスを受け取れるという、プロモーションキャンペーンに伴って実装された。なお、キャンペーンはすでに終了。

キャンペーンでの不正防止のために導入された本システムだが、「分散型」を謳っているにも関わらず、ユーザーの情報を収集することから批判の声が出ている。

dYdXはキャンペーンでの違反行為の検出のみに使用され、プラットフォームにおけるユーザー登録や既存ユーザーに強制的に適用されるわけではないと説明したが、有識者らは異を唱えている状況だ。

独自チェーンの構築を計画中

dYdXはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、アバランチ(AVAX)、ポリゴン(MATIC)、コスモス(ATOM)など主要銘柄のレバレッジ取引をオンチェーンで提供していることで知られる分散型取引所だ。

これまではイーサリアムのレイヤー2ネットワークとして稼働していたが、6月にはコスモス(ATOM)の開発フレームワークを使用して、独自ブロックチェーンを新たに構築する計画を発表。

dYdX V4専用のブロックチェーン(アプリチェーン)を作成することで、サービス構成の完全な分散化と現行の100倍の処理能力を獲得することを目指している。

関連:Tornado Cash制裁措置の影響、dYdXでブロックユーザーが急増

なお、同プラットフォームでは最近、コンプライアンス要件に抵触して自動的にブロックされるユーザー数が増加していた。

これは、仮想通貨ミキシングサービスTornado Cash(トルネードキャッシュ)が米国で制裁対象となった影響。Tornado Cashを直接使用していないユーザーがブロックされたケースも確認されており、dYdXは、後に一定数の制限を解除したことを報告している。

関連米議員、イエレン財務長官へTornado Cash制裁について質問状を送付

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
02/19 水曜日
07:45
米国の金準備の監査提案がブロックチェーン採用を加速か 国家資産管理の透明性向上へ
米国の金準備に対する監査要請が高まる中、国家資産の透明性確保にブロックチェーン技術が注目を集めている。専門家は実時間監視と検証可能性を強調し金価格3,000ドル突破の可能性も指摘。
07:15
イーサリアムの「Geth」、ノードにアップデートを要請
仮想通貨イーサリアムのソフトウェアGethのチームは、ノードに対し即座にアップデートを行うよう要請。現状のままではブロック生成に失敗する可能性があると説明した。
06:50
米SECがBitwiseのXRP現物ETF申請を受理 年内の承認予測率は78%
米SECが新たにBitwiseのXRP現物ETF申請についてのパブリックコメントを募集開始。グレースケールや21Sharesの申請に続き審査手続きが進行中。予測市場では2025年内の承認確率78%を示し、投資家の期待が高止まりだ。
06:20
ビットコイン買い増し予定、米ストラテジーが新たな資金調達へ
米ストラテジー社が20億ドルの無利息転換社債発行を発表。2030年満期の新規社債で機関投資家から資金調達へ。セイラー会長は先週のビットコイン非購入を報告、保有BTCは47.8万枚超を維持している。
06:02
破綻したFTXが現金での返金開始、5万ドル以下の顧客に最優先分配
仮想通貨取引所FTXが損害を被った顧客への返金を開始。第1弾として5万ドル以下の小口顧客への現金分配をBitGoとKrakenを通じて実施している。
05:40
グーグルがビットコイン参入を本格化、Googleアカウントでのウォレットログインなどで
グーグルがビットコインエコシステムとの連携を強化し、Web2ユーザー向けの参入障壁低下を目指す。グーグルアカウントでのウォレットログインやETFを活用した機関投資家向けサービスなど、仮想通貨普及に向けた取り組みを本格化。
02/18 火曜日
17:32
【初心者向け】仮想通貨(暗号資産)の確定申告手順をPC・スマホ別に解説|Gtax寄稿
仮想通貨の確定申告方法をPC・スマホ別に解説。必要書類や所得計算方法、申告が必要な条件、国税庁の確定申告作成コーナーの具体的な入力手順まで、初心者にもわかりやすく紹介。
17:25
ハイパーリキッドが「HyperEVM」を実装
高速取引で知られる分散型取引所Hyperliquidが、独自の金融サービス開発を可能にする「HyperEVM」を開始。開発者は新たなDeFiアプリケーションの構築が可能になる。
15:05
政府が長年保有するゴールド準備金は今でも実在するのか? イーロンマスクが監査を示唆 
米国ケンタッキー州に位置する軍事基地内の金保管施設「フォートノックス」。4,580トンもの金を保管するとされるこの施設が、イーロン・マスク氏の発言をきっかけに再び注目を集めている。50年以上包括的な監査が行われていないことから、実際の保有量を疑問視する声も。
12:18
仮想通貨相場は弱含み、ETP(上場投資商品)は5週間ぶり流出超過へ
(5週)19週連続の資金流入に終止符、米国から最大の流出も欧州は買い継続した。一方でJPモルガンとゴールドマン・サックスは長期投資視野にETF保有を積み増し。一方、アーサー・ヘイズ氏は7.5万ドルまでの下落を警告している。
11:40
スタンチャート銀など3社、香港ドル建てステーブルコイン発行で新会社設立へ
スタンダード・チャータード銀行香港部門、アニモカブランズ、HKTがステーブルコイン発行で合弁会社を設立。香港当局へライセンスを申請する予定だ。
10:20
ビットコイン投資のメタプラネット、株式分割へ 一年で株価は40倍に
仮想通貨ビットコインに多く投資している「メタプラネット」は2月18日、株式分割に関する取締役会決議を発表した。分割比率は1株につき10株とし、2025年3月31日を基準日として実施する。
10:05
CZ氏、バイナンス売却の憶測を否定
CZ氏は、仮想通貨取引所バイナンス売却の憶測を株主として否定。同社の共同創設者ヘイ・イー氏も憶測を否定し、コメントを発表した。
09:45
トランプ大統領、相互関税導入を決定 仮想通貨市場への影響は? 
米国のトランプ大統領が公平性を理由に相互関税の導入を決定した。関税以外の貿易障壁も対象になる。仮想通貨市場は現時点で落ち着いた動きも、長期的にはインフレ懸念も存在する。
08:10
資金流入が細り低ボラティリティの仮想通貨市場|仮想NISHI
仮想通貨市場は依然として値動きが乏しい状況が継続。トランプ政権の関税政策により利下げ見込みは後退し、さらにロシア・ウクライナ戦争の停戦観測が高まったことで地政学リスクも低下。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧