はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

反対派の米議員「仮想通貨が禁止される可能性は低い」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SEC主導での規制案を構想

米国民主党のブラッド・シャーマン下院議員は、暗号資産(仮想通貨)が「すぐに」禁止される可能性は低いとする見解を、米ロサンゼルス・タイムズ紙に対して語った。

シャーマン議員は、民主党内の仮想通貨懐疑派として知られている。7月には、米証券取引委員会(SEC)がXRPを扱った仮想通貨取引所に対して、より多くの法的措置を取るべきだと発言し注目を集めた人物だ。

関連:米議員「XRPについて取引所を追及すべき」──公聴会

議員は、ロビー活動などが仮想通貨禁止への道のりを妨げていると主張。禁止が行えないことから規制を強化する必要があるとし「SECが主導する形で規制が強化されることが望ましい」と同紙に対して、コメントした。

またマネーロンダリングに使用されているなどとして、8月に米国で制裁対象となった「Tornado Cash(トルネードキャッシュ)」を含む、ミキシングサービスについても懸念を表明している。

ミキシングサービスとは

仮想通貨の取引データを複数混ぜ合わせることによって、その仮想通貨の出所や保有者のアイデンティティを隠すサービス。

▶️仮想通貨用語集

8月には超党派による法案が起草

米国では、仮想通貨の規制(や監督)に関する議論が活発に進められている。

8月には、超党派議員らが「責任ある金融革新法(RFIA)」と呼ばれる法案を起草したことが判明した。法案は、仮想通貨市場における規制の枠組みを作成し、デジタル資産の大半を商品として分類。商品先物取引委員会(CTFC)に暗号市場を規制する権限を与え、デジタル資産の新しい法的定義を設定する内容となっている。

CTFCは、米国でSECと並行して仮想通貨関連の取り締まりや監督を行っている組織。商品(コモディティ)と定義して仮想通貨の監督を試みているが、有価証券と定義しようとするSECとは見解が異なり、水面下では権限争いが起こっている形だ。

関連:米国超党派議員らが起案した責任ある金融革新法(RFIA)とは

同法案は、CTFCが仮想通貨の監督を主導することを想定しており、その意味ではシャーマン議員が構想する規制案とはやや異なると言えるだろう。SECの監督権限については、米国ではまだ明確に決められてはいない。

なお米国では、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)銘柄のマイニングによる電力消費も問題視されており、7月には議員グループが、マイナー(事業者)に対して炭素排出量と電力使用に関する情報の報告を求めるよう要請したことが明らかになっている。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11:30
ビットコイン中東リスクで調整、FOMC通過後の買い戻し予想|bitbankアナリスト寄稿
bitbank長谷川アナリストによる仮想通貨ビットコイン(BTC)週次分析。中東情勢緊迫化で1600万円から1490万円に下落するも、過去の地政学リスク時と同様に一時的調整と分析。FOMC通過とトランプ減税法案への期待で反発予想。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|アーサー・ヘイズのBTC急騰分析に高い関心
今週は、参政党の神谷代表による仮想通貨政策提案、米コネチカット州による反戦略的ビットコイン準備金法可決、アーサー・ヘイズ氏によるビットコイン急騰分析に関するニュースが最も関心を集めた。
06/14 土曜日
13:55
相次ぐ小規模企業による大規模な仮想通貨投資発表、VanEck専門家は株価操作の可能性を指摘
時価総額数億ドルの小規模上場企業が数百億ドル規模の仮想通貨アルトコイン購入計画を発表する事例が相次いでいる。VanEck専門家は一部を株価操作目的と分析し、投資家に注意を促している。
13:10
ビットコイン保有企業の増加でシステミックリスク上昇=コインベース分析
米コインベースが最新レポートで、現在228社が仮想通貨ビットコインを82万枚保有していると指摘し、こうした財務戦略でシステミックリスクも上昇していると説明した。
11:38
イーサリアム専門家らがETH価格を「大幅に過小評価」と主張、長期目標8万ドルも
イーサリアム技術者らが新報告書でETHを「デジタル石油」と位置付け、ビットコインとの比較で機関投資家向けに大幅な過小評価を訴える。ステーキング収益や供給上限機能により長期的な価値上昇を予測。
10:44
ブラジル下院委員会、ビットコイン戦略準備金法案を可決 
ブラジル下院委員会が仮想通貨ビットコイン戦略準備金法案を可決。外貨準備の最大5%をビットコインで保有する「RESBiT」創設を目指し、中央銀行デジタル通貨の担保活用も検討。
09:50
「ドン・キホーテ」運営のPPIH、オンチェーンでデジタル証券発行へ 若年層支援の仕組み
ドン・キホーテ運営のPPIHは、セキュリタイズジャパンと提携し若年層支援の仕組みを持つデジタル社債を発行する。majicaポイントなどで利息支払いし、若者に特典を付与する。
09:30
ソラナ現物ETF承認へ前進か、複数企業がSEC要請でS-1書類を修正提出
米SEC要請を受けフランクリン・テンプルトンやフィデリティなど複数企業がソラナ現物ETFのS-1書類を修正提出。ステーキング機能組み込みも検討され承認に向け前進。
08:20
ホスキンソン氏、エイダをビットコインやステーブルに替えることを提案
カルダノ創設者チャールズ・ホスキンソン氏は、1億ドル相当の仮想通貨エイダをビットコインや複数のステーブルコインに替えることを提案。背景や目的を説明し、売り圧を懸念する声にも応えている。
07:30
現在最注目の仮想通貨関連法案、来週火曜日に米上院で最終採決見込み
米上院が来週火曜日にステーブルコイン規制法案「GENIUS法」の最終採決を実施。米ドル裏付け義務化や年次監査要件など包括的な規制枠組みを設定する重要法案の行方に注目。
07:05
今年最大規模の流入、ビットコイン長期保有ウォレットに3万超BTC=アナリスト分析
月11日にビットコイン蓄積ウォレットへ3万BTC以上が流入。2025年最大規模で、史上最高値圏でも長期投資家の積極的な買い増しが継続している状況が明らかに。
06:30
ウォルマート・アマゾンが独自ステーブルコイン検討、競争激化でビザとマスターカード株価急落
米大手小売企業がステーブルコイン発行を検討中。年間数十億ドルの決済手数料削減が狙い。競争激化でビザ・マスターカード株価下落、大手銀行も共同発行で対抗策を模索している。
05:55
米ナスダック上場企業、1000億円規模のビットコイン購入を計画 SPAC調達で
著名仮想通貨投資家ポンプリアーノ氏がProCapBTCのCEO就任を協議中。SPAC合併により750億ドルを調達し、全額ビットコイン購入に充当する計画が明らかになった。
05:35
米SharpLink Gaming、670億円でETH大量購入 イーサリアム財団に次ぐ世界2位の保有企業に
米上場企業SharpLink GamingがETH176,270枚を670億円で購入し、イーサリアム財団に次ぐ世界第2位の保有企業となった。Consensys主導の私募増資で最大ETH保有戦略を推進。
06/13 金曜日
21:13
​​セガとDJTが満を持してリリースする『魁 三国志大戦』 BCGの新潮流を切り拓けるか?
セガの「三国志大戦」がWeb3テクノロジーを取り入れた新作『魁 三国志大戦』として生まれ変わった。CoinPostでは、開発を担うdouble jump.tokyoの創業者である上野 広伸氏にインタビューを実施。開発背景や作品の魅力を語ってもらった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧