はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンス、規制対応強化で諮問委員会を設立 米オバマ政権の元幹部らが参加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3の未来を推進

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは22日、「Binance Global Advisory Board(GAB)」という諮問委員会を設立したことを発表した。

GABの目的は、Web3の未来を推進すること。具体的には、業界が発展するにつれてバイナンスが直面する規制の問題や政治的・社会的課題について、専門的な助言を行う。このタイミングでGABを設立した理由について同社最高経営責任者のCZ氏は、仮想通貨が一般の人々に急速に普及し始めており、今が転換点にあるからだと説明した。

バイナンスのビジョンは「世界中でお金の自由を促進すること」。そして、デジタル資産は、このビジョンを達成するための手段を与えてくれると同社は考えている。GABは、このビジョンを達成するためにCZ氏が設立。メンバーは、CZ氏と11名で構成した。

CZ氏はこれまで様々な領域のリーダーや規制機関、企業と関わり、多くの知見を得て来たが、一人の能力には限界があると感じていると説明。そのためにGABを設立し、多くの価値を提供してもらおうと考えたという。

11人のメンバーは米国、フランス、韓国、南アフリカ、ブラジル、ドイツ、英国、欧州など、様々な国・地域から選出した。メンバーの肩書きも様々で、米オバマ政権時代の幹部も務めたDavid Plouffe氏や、新開発銀行やゴールドマンサックスなどの金融大手で幹部を務めた南アフリカのLeslie Maasdorp氏らが所属する。

関連バイナンス、本社はフランスに設立か

他にも議員経験者や中央銀行出身者も参加。バイナンスによれば、公共政策や政治、金融、経済、企業統治の専門家らを集めたという。GABの委員長は、米国で上院財政委員会のトップや駐中国大使を歴任したMax Baucus氏が務める。

CZ氏は、高水準のメンバーを招集したことは「バイナンスが規制機関と信頼し合える、協力的な関係を築こうとしていることの証明である」と主張。業界を主導する責任感を持ち、規制やコンプライアンスの枠組みを確立しようとする規制機関のサポートもしていきたいと述べた。

バイナンスの規制対応

バイナンスに対しては特に2021年、日本の金融庁など世界の多くの規制機関から厳しい監視の目が注がれた。しかし、事業認可を得ていないと警告を受ける一方で、グローバルに規制対応しようと取り組んでもいる。

関連仮想通貨取引所バイナンス 各国政府の警告・金融機関のサービス停止事例まとめ

先月には、カザフスタンの金融規制当局であるアスタナ金融サービス局(AFSA)から原則的(In-Principle)なライセンスを取得したことを発表。原則的な承認であるため、本格的なサービス提供にはまだ最終的な認可が必要となるが、カザフスタンのアスタナ国際金融センター(AIFC)で仮想通貨取引所とカストディサービスの提供が可能になる見込みだという。

関連バイナンス、カザフスタン規制機関から仮ライセンス取得

カストディとは

投資家の代わりに資産を保有・管理すること。仮想通貨以外の資産にも広く使われる用語である。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/10 水曜日
18:00
JPYC株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
JPYC株式会社が、2026年2月27日に東京都内で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など「通貨の進化と社会実装」をテーマに、産官学のリーダーが議論を行う。
17:48
仮想通貨のインサイダー規制導入、市場成熟へ IEO投資上限も提案|金融審議会
2025年12月10日公表の最新の金融審議会報告書で暗号資産(仮想通貨)が金商法の規制対象になることが明記された。IEO投資上限のほか、コード監査義務化、インサイダー取引規制など投資家保護を抜本強化する。交換業者への影響と今後の展望を詳解
17:11
シルクロード関連ウォレット、10年ぶりに突如活動 4.7億円相当ビットコインを送金
10年以上休眠していたシルクロード関連の仮想通貨ウォレット約312個が突如活動を再開し、約4.7億円相当のビットコインを送金。今年は5月にも大規模な移動が確認されている。米政府は押収資産を戦略準備金として保有する方針を示すも、売却疑惑も浮上。
14:59
SEC委員長、2026年に仮想通貨規制の大幅進展を予告 トークン分類制度など導入加速
SEC委員長が2026年の仮想通貨規制大幅進展を予告。トークン分類制度で3カテゴリーを非証券化、1月にイノベーション免除導入へ。前政権の法執行重視から明確なルール制定へ転換。
14:10
著名投資家レイ・ダリオ「中東は資本家のシリコンバレー」:国家によるAI・デジタル資産戦略を絶賛
著名投資家レイ・ダリオ氏がAIのハブとして急速に成長する中東を高く評価し、「資本家のためのシリコンバレーになりつつある」と述べた。一方、マイケル・セイラー氏は中東がビットコイン担保型デジタル銀行システムによって「21世紀のスイス」になる可能性を指摘した。
11:05
「ビットコイン・アフターダークETF」申請 夜間取引時間の高パフォーマンスに着目
ニコラス・ウェルスが米国夜間取引時間のみ仮想通貨ビットコインを保有する新たなETFを申請した。夜間の高リターン傾向に注目したものだ。ヘッジ型ETFも同時申請した。
09:50
プライバシー重視のステーブルコイン「USDCx」、Aleoのテストネットでローンチ
仮想通貨のステーブルコインUSDCを発行するサークルは、プライバシー機能を持つL1ブロックチェーンAleoのテストネットでUSDCxがローンチされたことを発表。ユースケースなどを説明した。
09:48
仮想通貨市場は政策待ち姿勢 ビットコインとイーサリアムに資金集中=Wintermute分析
Wintermuteの最新市場分析によると、仮想通貨市場は米FRBや日銀の政策決定を前に様子見姿勢を強めている。資金はビットコインとイーサリアムに集中し、レバレッジ水平は低位。先週金曜の急落後も市場は底堅さを保ち、質への選別が進む。レンジ相場継続の見通し。
09:05
プライバシー重視ブロックチェーン「Octra」、30億円規模のICO実施へ
完全準同型暗号技術を採用する仮想通貨プロジェクト「Octra」が2000万ドル規模のトークンセールを実施する。これまでも分散化重視で資金調達を行ってきた。
08:40
コインチェック、NACの新規取扱いを検討 NOT A HOTELとRWA領域で協業強化へ
コインチェックがNOT A HOTEL DAOの暗号資産NACの取扱い検討とRWA領域の協業強化を発表。NACの活用や共同サービスの開発方針について解説します。
08:20
「仮想通貨市場は次の10年間で最大20倍成長する可能性」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、仮想通貨市場は次の10年間で10倍から20倍まで容易に成長する可能性があるとの見方を示した。ビットコインなどを例に挙げ、根拠を説明している。
06:00
仮想通貨トランプ(TRUMP)は「どこで買える?」買い方を初心者向けに解説
ソラナで発行されたトランプ大統領公式ミームコイン『TRUMP』について初心者向けに詳しく解説。Phantomウォレットやソラナ系DEXでの買い方、投資リスク、今後の見通しまで説明しています。
12/09 火曜日
17:40
リミックスポイント、エネルギー事業の中期経営計画を発表 3年で営業利益3.7倍目指す
リミックスポイントが2027-2029年度の中期経営計画を発表。エネルギー・蓄電事業で売上高692億円、営業利益91億円を目指す。日本蓄電池と提携し系統用蓄電所7カ所を共同運営。同社は242億円超の仮想通貨も保有し、多角的な事業展開を推進。
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧