- イーサリアムのアップグレード「Metropolis」の一部が公開
- 匿名性強化、開発環境の改善・セキュリティ強化が主な内容となります。
- 2017年9月下旬にリリース予定
- 計画表はEthereum Roadmapよりご覧頂けます。
- アップグレード最終段階の「Serenity」によって価格変動が起こる可能性も
- Metropoliceの反響・期待値と、その次に予定されているSerenityが価格推移にどう影響してくるか、注意が必要です。
近日のビットコインとビットコインキャッシュの発展により、イーサリアムは多少クリプトコミュニティの裏方に移動したようです。
さて、イーサリアムの発明者は2017年9月下旬に実現予定の大型アップグレード『Metropolis』の一部を発表しました。ビットコインのように、このアップグレードもハードフォークによって行われる予定です。
Penultimate station(準終末期)
イーサリアムの計画表は『Ethereum Roadmap』でみることができます。今年の初めから、イーサリアムコミュニティはこのハードフォークの実施日を待ち望んでいました、なぜならMetropolisはイーサリアムの新しい機能を追加するからです。
現時点では以下の機能がMetropolisに追加予定です。
- 匿名性
- プログラミング単純化
- マスキング(口座抽出)
- 匿名性
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Metropolisは『zk-snark』と呼ばれる基礎が備えられています。これらの『Zero Knowledge Proofs』はイーサリアムブロックをさらに高度である匿名の取引を可能にさせます。
この機能がZcashに似ているのは、イーサリアムの主任開発者であるButerin氏とWilcox氏はZcashの匿名性の開発に協力していたからです。
- プログラミング単純化
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今回のアップグレードはプログラマーに、より簡単なプログラミング方法を提供します。これに因んでスマート取引も容易化されるべきです。
GAS(イーサリアムの燃料)は取引が行われると調整され、請求書を決済してコスト削減を実現させます。
- マスキング(口座抽出)
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現在、使用可能なマスキングではどのアドレスにプライベートキーがあるのか『特定』することができます。
このようなアドレスの指定ができるため、セキュリティに敏感な人たちは自分の口座のセキュリティを強化させます。これはとても面白い発展で、量子コンピュータによる攻撃からのハッキングから守ります。
その上、『Difficulty-Bomb』は延期され、Metropolisの二つ目のハードフォークの一部となるようです。
Difficulty-Bombはイーサリアムのマイニングの困難さを深めることになるでしょう。これはProof-of-workからproof-ofstakeに置き換える中間段階であり、俗にこれをイーサリアムの『アイスエイジ(氷河期)』と呼びます。
2017年9月のMetropolisハードフォークは二部に延期され、ブロックを5エーテルから3エーテルに減少するBlock Rewardに置換されるべきだと思います (これについてもっと知りたい方は以前の記事をご覧ください)。
価額が下落すると予想する記事もあるみたいですが、市場がどう反応するかはわかりません。これとは逆に、近頃価額の上昇によりイーサリアムのマイナーは激しく増加しています。
過去のハードフォークによって導入されたアップグレードのように、プラスになる発展は価額上昇を促すでしょう。
Metropolisの後に起こるSerenity(最終段階)
どちらにせよ、イーサリアムは penultimate stage(準終末期)に達していたでしょう!
イーサリアムのロードマップによると、最終段階である『Serenity』が次に起こり大勢に躍進を起こすと予想されています。
Ethereum: First Metropolis Upgrade in late September
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