はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

バンダイナムコのWeb3ファンド、ブロックチェーンソーシャルゲームに出資 今年2度目の出資事例

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

出資企業2例目

株式会社バンダイナムコエンターテインメントは11日、ブロックチェーンゲームの開発企業Gangbusters Ltd.に出資したことを発表した。

投資は「IPに焦点を置いたメタバース(仮想現実)の構築」や「新たなエンターテインメントの創出」を目的とした「Bandai Namco Entertainment 021 Fund」を通じて実施。出資額は明かされていないものの、同ファンドのチケットサイズ(一度のラウンドに出資する金額)は「数千万円から最大5億円」としている。

英ロンドンに本社を置くGangbusters Ltd.はブロックチェーンソーシャルゲーム「BattleTabs」の開発企業。同社のコミュニティー運営やブロックチェーン技術の知見が、バンダイナムコグループのビジョンと一致した格好だ。

Gangbustersのノウハウを「ゲーム事業において活用」して、「ブロックチェーン技術を活用したファンとのつながりの実現」を目指す方向を示している。

Bandai Namco Entertainment 021 FundはブロックチェーンやVR、AR、AIを活用したエンターテインメント、またメタバースやWeb3関連のスタートアップ企業などが投資対象。投資規模は年間10億円で、一度のラウンドで出資する金額は数千万円から最大5億円だ。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。

▶️仮想通貨用語集

関連:次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

バンナムの過去動向

バンダイナムコグループは22年2月、2025年3月までの中期計画における重点戦略としてメタバースを挙げた。独自のメタバース構築などに向けて、150億円を投資する計画も公表した。

同社の抱える豊富なIPコンテンツを活用して、デジタルな世界と物理的な商品を融合したプラットフォームを目指す方向を明かしている。

関連:バンダイナムコがメタバース開発を発表、150億円の投資を計画

その後、22年4月には30億円規模のメタバースやブロックチェーン関連企業に特化した投資ファンドを設立。22年6月にはブロックチェーン技術を導入したファンプラットフォーム「Gaudiy」への出資を表明した。

関連:バンダイナムコ、Web3.0やメタバース等の企業に出資へ 30億円規模のファンドを設立

なお、22年8月に公開された23年3月期第1四半期の決算説明会資料では、「ガンダムメタバース」に関する質疑応答が確認された。バンダイナムコグループ側は以下の通りに回答していた。

今年度はガンプラのコロニーを打ち上げ、2023年度にはeスポーツを含めたゲームのコロニーを打ち上 げる予定です。最終的には複数打ち上げたコロニーをつなげていくことで、ファンとの強いつながりを構築していきます。

NFTやブロックチェーンなどの新技術の導入は、投機的な目的ではなく、ファンとつながるうえでの必要性を鑑みて検討していきます。ファンとつながりコミュニティを広げ、IPのもとにファンがつながる世界をきっちりと作っていきたいと考えています。

メタバースがバズワード化した21年秋以降、ブームは一時的に過ぎた印象は否めない反面、長期的には今後7年間で8兆ドル(1,100兆円)から最大13兆ドル(1,900兆円)規模の業界に達すると予測する声もある。

現在ではVR(バーチャルリアリティ)を介したメタバース構想が一般的なユースケースだが、エンターテインメント以外でもメタ社が既に提供している会議など多岐に渡る活用方法が期待されている。

関連: 米シティグループ「メタバース市場は最大1,900兆円規模になる可能性」

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/28 金曜日
13:15
イーサリアム「ペクトラ」の実装日が4月30日と仮決定、次期「フサカ」の動向は?
カオスつうかイーサリアムのコア開発者ティム・ベイコ氏が「ペクトラ」アップグレードの実装日を4月30日と仮決定。次期開発に関しても進捗が確認された。
11:30
米司法省、ハマス関連の仮想通貨約3000万円を押収 資金調達を阻止
米司法省が、イスラム系組織ハマスからUSDTなどの仮想通貨を20万ドル相当押収した。ハマスは仮想通貨による寄付募集やマネロンを行っていたとみられる。
10:50
リップル社、アフリカの決済企業Chipper Cashと提携
リップル社は、アフリカの決済企業Chipper Cashとパートナーシップを締結。仮想通貨を活用するリップルペイメントを導入し、アフリカにおける国際送金の速さやコスト効率を向上させる。
10:45
トランプ指名のアトキンス氏が仮想通貨規制方針示す SEC委員長指名公聴会で
米上院銀行委員会が、次期SEC委員長候補ポール・アトキンス氏の公聴会を開催した。ウォーレン議員が利益相反の可能性を追及した他、仮想通貨関連の議題も俎上に上った。
10:10
米政府、12億円相当のビットコイン移動 戦略的準備金に向けた準備か
トランプ大統領の大統領令に基づき、タイの犯罪組織から押収された846万ドル相当のビットコインが米政府によって移動されたことが観測された。
09:35
フランス国有投資銀行、40億円規模の仮想通貨ファンドを設立
2700万ドルのトークンファンド フランス国有投資銀行Bpifranceが3月27日、仮想通貨およびブロックチェーン分野における新たな投資戦略を発表した。仏国内のデジタル資産エ…
08:15
ICEがCircleと提携、USDC活用で次世代金融商品開発へ
米金融大手によるステーブルコイン取り組みが加速中。Intercontinental ExchangeとCircleが提携し、USDCの新たな市場を開拓へ。
07:50
ソニュームとアニモカが提携 アニメファンのWeb3参入を推進へ
アニモカブランズは、仮想通貨イーサリアムのソニーグループのL2ソニュームと提携。IDレイヤーを構築して、アニメファンをWeb3領域に取り込みやすし、ユーザーの関与を強化する。
07:30
ビットコイン大口投資家、3月に約13万BTC買い増し 
Glassnodeの最新レポートによると、大口投資家がビットコインを大量に購入。市場の不確実性にもかかわらず、大口投資家は自信を示している。
06:55
ゲームストップ株価暴落、投資家はビットコイン戦略を懸念か
ゲームストップの株価が27日に暴落した。投資家は同社のビットコイン獲得戦略を嫌気し売りを加速させた。
06:05
ジブリ風アートに因んだミームコインが高騰、 ChatGPT-4o画像生成機能のリリースで
OpenAIのChatGPTがもたらしたジブリ風AI画像トレンドと、急騰する仮想通貨ジブリ・ミームコインの驚きの実態を解説。
03/27 木曜日
17:05
ビットトレード、貸暗号資産の特別募集「ユーピーシーエックス(UPC)」で開始
ビットトレードがユーピーシーエックス(UPC)の貸暗号資産特別募集を開始。14日間で年率100%相当の高利率が魅力。なお、リスクや注意事項の理解も不可欠。申込条件やメリットを解説する。
14:05
イオレ、暗号資産関連事業参入準備へ Web3ファンドから約4.2億円を調達
暗号資産金融事業への参入準備へ 東証グロース上場企業のイオレは26日、投資事業有限責任組合JAIC-Web3ファンドと株式会社ZUUを割当先とする第三者割当増資を実施すると発表…
11:52
ビットコイン8.7万ドル台で推移、Hyperliquidの「市場操作」臨時対応には賛否両論も
ビットコイン価格が前日比3.99%上昇し8.7万ドル台に回復した。CoinShares報告によると、機関投資家から7.2億ドルの資金が流入し5週間連続の流出傾向が反転する。一方、Hyperliquidは市場操作されたJELLYJELLYトークンを上場廃止にし、分散型理念と利用者保護のバランスに関する議論が浮上した。
11:30
ビットコインとともに注目のトップ20銘柄、Grayscale最新リサーチ
グレースケールが最新の仮想通貨市場レポートを公開した。ビットコインの活動レベル、ミームコイン取引の変化、新たなトップ20銘柄などを解説している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧