はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バンダイナムコ、Web3.0やメタバース等の企業に出資へ 30億円規模のファンドを設立

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロックチェーン企業らへ出資

バンダイナムコエンターテインメントは12日、スタートアップ投資ファンド「Bandai Namco Entertainment 021 Fund」を立ち上げたことを発表した。

このファンドは、国内外のブロックチェーン企業、Web3.0(分散型ウェブ)やメタバース(仮想空間)に関連した事業を行うスタートアップ企業らに出資する。投資規模は年間10億円、3年間で30億円になるとした。ファンドを設立して、IP(知的財産)メタバースの構築および新たなエンターテインメントの創出を実現するために、意思決定のスピードを加速させることが目的だ。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。必ずしもブロックチェーン技術が活用されるとは限らないが、NFT(非代替性トークン)や暗号資産(仮想通貨)と相性が良いとされる。

▶️仮想通貨用語集

関連次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

バンダイナムコエンターテインメントはこれまでも、Web3.0やメタバースの普及を見据えて、様々な分野のスタートアップ企業と資本業務提携を積極的に行ってきたという。こういった取り組みを通して、「発想力と実行力を持ちながら、まだ見ぬ新しいエンターテインメントをスタートアップ企業とともに創り上げていきたい」と強く感じるようになったと、ファンドを立ち上げた背景を説明している。

今回のファンドを通じて、同社がこれまで培ってきたIP軸戦略やそのノウハウと、スタートアップ企業の強みを掛け合わせて、IPメタバースの構築および新たなエンターテインメントの創出を目指していくとした。

バンダイナムコエンターテインメントは今回の発表で、「個人の活動領域は、メタバースなどの普及によってバーチャル空間でより活発化していくと考えられる」と説明。ファンドを通じて、エンターテインメントと人々のつながりをより熱く、強くするための活動にも投資を行っていくと述べた。

関連米シティグループ「メタバース市場は1,600兆円規模になる可能性」

関連:「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

ファンドの概要

ファンドの投資対象は上述した以外に、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、AI(人工知能)などの技術を活用した、エンターテインメントに関連するプロダクトやサービスを提供する企業等も含まれるという。

投資対象となる企業の成長ステージは、プレシードからレイターステージまで。1件あたりの投資額(チケットサイズ)は数千万円から5億円だとした。

バンダイナムコグループの取り組み

バンダイナムコグループについては今年2月、22年4月から25年3月までの中期計画が発表されている。メタバース構想をデジタル事業の重点戦略のひとつとして位置付け、開発のため150億円を投資する計画も公表された。

関連バンダイナムコがメタバース開発を発表、150億円の投資を計画

また、先月にはバンダイナムコ研究所が、ゲームに特化したブロックチェーン「Oasys」に初期バリデータとして参加することを発表。先端技術のエンターテインメント応用研究の一環として、初期バリデータ(PoS系のマイナー)という形でOasysのブロックチェーンの安定稼働と成長に貢献していくことを表明している。

関連バンダイナムコ研究所、ゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」に参加

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/15 金曜日
19:30
スイ(SUI)2025年の価格予想と成長の鍵|リスク・注目点は?
暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)の2025年価格予想や将来性を徹底解説。VanEckの16ドル予測、現物ETF申請、技術的特徴、投資リスクまで網羅。国内取引所比較や最新エコシステム情報も掲載。
17:21
Base Appとは?コインベースのWeb3アプリの使い方を徹底解説
CoinbaseのBase Appの特徴、始め方、エアドロップの可能性を詳しく解説。Web3スーパーアプリとして進化するBase Appで、ソーシャル・決済・DeFi機能を一つのアプリで体験。国内取引所からの送金方法も完全ガイド。
16:00
TRON創設者ジャスティン・サンが語るWeb3の未来|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、TRONのジャスティン・サン(Justin Sun)独占インタビュー。80億人の金融自由実現に向けたビジョンと、日本のWeb3市場への期待、WebX 2025参画について聞く。
16:00
xStocksとは?仕組みと活用例をわかりやすく解説
xStocks(エックスストックス)はAppleやTeslaなど米国株をブロックチェーン上でトークン化し、24時間365日取引可能にした革新的サービス。DEXでの購入方法、リスク、税務上の注意点まで初心者向けに詳しく解説します。
14:20
コインベース、メタマスクユーザーのUSDC手数料をBase上で半額に 
米大手取引所コインベースは、決済プラットフォームMercuryoと提携し、MetaMaskユーザーのUSDC購入手数料を50%削減する。また、USDCを発行するCircle社はステーブルコインに特化したL1ブロックチェーンの開発計画を発表。USDCのエコシステム拡大につながると期待されている。
13:50
シティ、ステーブルコインとビットコインETF向けカストディを検討
シティグループがステーブルコインの裏付資産カストディや仮想通貨ETF関連サービスの提供を検討。議会法案成立を受け大手金融機関の参入加速。
13:20
今秋はアルトコインシーズン本格化か=コインベース分析
コインベースが今後本格的なアルトコインシーズンへ移行すると予測。個人投資家のキャッシュ蓄積や、イーサリアムへの関心の高まりなどを分析した。
11:46
ビットコイン一時急落、米財務長官の方針転換で市場動揺か
スコット・ベセント財務長官の相次ぐ発言変更でビットコイン市場の混乱を招いた。13日の購入否定から14日の取得検討表明まで24時間で方針転換となった。機関投資家のコインベース購入比率75%も話題に。
11:25
イーサリアム、BTC建てで強気転換も売り圧力増加の兆候=クリプトクアント分析
イーサリアムがビットコインに対して強気サイクル入りし投資家需要が急増。一方で取引所への流入増加により利確の動きが活発化し警戒感高まる。
10:55
楽天、NFTチケットでスポーツ観戦チケットの公式リセール開始
楽天グループが運営するRakuten NFTは、楽天イーグルスとヴィッセル神戸の公式チケットリセールにNFT技術を導入。ブロックチェーンによる偽造防止と取引透明性を確保し、出品者による自由な価格設定が可能に。2025年9月から順次開始。
10:02
仮想通貨市場がまだ織り込んでいない4つの材料とは? Bitwise分析
Bitwise最高投資責任者が、仮想通貨市場がまだ織り込んでいない4つの要因を指摘した。今後ビットコインなど市場の価格を押し上げる可能性があるとしている。
09:45
トルコの仮想通貨取引所BtcTurk、70億円超相当の資産が不正流出か
仮想通貨取引所BtcTurkは、ウォレットで異常が検知されたとして仮想通貨の入出金を一時停止。70億円超相当の資産が不正流出した可能性が指摘されている。
09:10
カインドリーMD、「中本」と合併完了 800億円調達でビットコイン財務戦略開始
カインドリーMDがナカモト・ホールディングスとの合併を完了し、5億4000万ドルを調達。デビッド・ベイリー氏がCEOに就任し、ビットコイン財務戦略を本格展開。
08:50
米財務長官の発言でビットコイン急落、準備金政策の行方と市場の反応|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは14日夜、ベッセント米財務長官が連邦政府のビットコイン準備金について、150億〜200億ドル相当と評価される没収資産のみで構築し、新規購入を否定すると発言したことに加え、FRBへの利下げ要請を行わない方針を示したことから急落した。
07:30
コインベース、デリビット買収完了で仮想通貨デリバティブ最大手目指す
コインベースがデリビット買収を完了し、590億ドルの建玉と年間1兆ドル超の取引量を統合。仮想通貨デリバティブ市場のグローバルリーダーへ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧