「Oasys」の初期バリデータとして参加
株式会社バンダイナムコ研究所は15日、ゲームに特化したブロックチェーン「Oasys」に初期バリデータとして参加することを発表した。
バンダイナムコホールディングスは2月に、メタバース開発をデジタル事業の重点戦略のひとつとして位置付け、開発のために150億円を投資する計画を発表した経緯がある。今回、バンダイナムコ研究所は先端技術のエンターテインメント応用研究の一環として、初期バリデータ(PoS系のマイナー)という形でOasysのブロックチェーンの安定稼働と成長に貢献していくことを表明した。
「Oasys」は「Blockchain for The Games」をコンセプトとするゲームに特化したブロックチェーンプロジェクト。2月8日に設立された海外を拠点とするブロックチェーン関連企業Oasys PTE. LTD.によって開発されているブロックチェーンであり、企業発起人としてはバンダイナムコ研究所社長 中谷始氏や株式会社gumiの創業者 国光宏尚氏、セガの取締役副社長 内海州史氏などが参加している。
バンナムさんがゲーム特化ブロックチェーンOasysのバリデーターに参画しました〜! https://t.co/GILXc1i3Fm
— 国光宏尚 元gumi (Hiro Kunimitsu) (@hkunimitsu) March 15, 2022
ブロックチェーンOasysは、「レイヤー1(Hub-Layer)とレイヤー2(Verse-Layer)技術を組み合わせた独自の「Oasysアーキテクチャ」を採用した、EVM互換のプロトコル。このアーキテクチャにより、ゲーマーの皆様へは高速かつガス代無料の体験を実現し、また、ゲーム開発者にはブロックチェーンを活用したゲーム内決済やNFTアイテムに関わるマルチチェーン対応、及び他ゲームとの連携を容易にする」と紹介されている。
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バンダイナムコ研究所はバンダイナムコホールディングスにおける先端研究・エンターテイメントの創造を担う企業。「最先端技術の研究開発を起点に、『エンターテインメントの新しい価値を創出』することをミッションに掲げ、AIやXR(クロスリアリティ)、メタバース(仮想現実)の分野での研究開発を推進している」としている。
国内企業のブロックチェーン参入事例
最近では国内企業がブロックチェーン基盤のデジタル資産事業に参入する事例が増えつつある。
3月上旬には三菱UFJ銀行が香港を拠点とするWeb3.0企業Animoca Brandsと協業し、NFTの発行支援や電子市場の運営など幅広い事業を検討することが報じられていた。
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また、三井物産も子会社の三井物産デジタルコモディティーズを通じて金(ゴールド)を裏付け資産とする独自の暗号資産(仮想通貨)「ジパングコイン」をリリースした。
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