取り扱い銘柄は12種類に
国内暗号資産(仮想通貨)取引所Coinbase Japanは25日、「メイカー(MKR)」の新規取り扱い開始を発表した。取扱い銘柄は合計12種類となった。
いつもCoinbaseをお使いいただきありがとうございます。
— Coinbase Japan (@CoinbaseJapan) October 25, 2022
この度Coinbaseでは新たにメイカー(MKR) の取り扱いを開始しました。
MKRの価格や詳細はこちらをご覧ください。https://t.co/ZJtfKsX7mO
MKRは、デスクトップ版またはCoinbaseのモバイル版アプリで売買いただけます。 pic.twitter.com/E2b1VSRsk3
現在、同銘柄の取引はすでに開始されており、デスクトップ版またはCoinbaseのモバイル版アプリから売買可能。
「メイカー」は、DeFi(分散型金融)大手「Makerプロトコル」を管理するMakerDAOのガバナンストークン。同プロトコルが発行するステーブルコイン「DAI(ダイ)」の発行管理などに用いられる、ブルーチップのDeFiプロジェクト(イーサリアム基盤)だ。
同DAOは「メイカー」での投票を通して、「Makerプロトコル」の運用方針を決定している。
「DAI」自体は、仮想通貨担保型のシステムを採用し、米ドルの価値と連動するステーブルコイン。1DAI≒1ドルを維持するよう設計されているのが特徴で、記事執筆時点(10月25日)での時価総額は約9,300億円。
DAOとは
「Decentralized Autonomous Organization」の略。一般的な企業などとは違い、経営者のような中央管理者が存在しない。参加メンバーやアルゴリズムによって運営管理が行われる。
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DAOを分割する計画が進行中
MakerDAOは現在、単一DAOから「MetaDAO」と呼ばれる個別ユニットに分割する「EndgamePlan」の準備を進めている。
政府からの検閲耐性と個別プロジェクトの推進力を強化することを目的としており、、個別プロジェクトを管理するDAOが独自トークンを発行する仕組みになる予定。
ステーブルコインUSDCのような、ブラックリストや差し押さえの可能性がある中央集権的な資産をDAI準備金から取り除くことも構想中だ。
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一方、米著名VCのアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)は、この方針に反対を表明しており、従来のコアユニットが既に法的に分散化されていると指摘。MetaDAOを導入しても「状況は変わらない、法的観点から組織のレジリエンス向上に役立たない」と論じている。