弱気相場の打撃を受けて
業界最大手の仮想通貨ファンドは弱気相場から大きな打撃を受けているようだ。WSJの報道によると、シリコンバレーVC大手a16zの主要仮想通貨ファンドの価値は今年の上半期で40%減となっているという。
a16zは2018年〜2022年の間4つの大型仮想通貨ファンドで計76億ドルを調達し運用。具体的にどのファンドが-40%になったかは明かされていない。a16zの多くの投資は仮想通貨・トークンの直接取得に関連しているため、エクイティ中心のほかの業界ファンド(-10~20%)と比べて下落幅が目立つと報じられた。
一方、2018年にローンチされた最初の仮想通貨ファンドは2021年12月31日付けで含み益が10倍以上になったものの、運用は長期間であるため積極的に利確していないと見られている。
なお、仮想通貨のベア相場およびマクロ経済の不確実性を背景に、a16zは昨年と比べ仮想通貨セクターへの投資ペースを減速。2021年は合計56件だったが、今年は3Q時点で41件しかなかったという。