- CNBC経済番組が逆指標に
- 投資家のCanfield氏は、米大手メディアCNBCの経済番組「FastMoney」のビットコイン価格予想が高確率で逆指標になっており、ある意味優れていると皮肉発言。弱気予想で価格が上昇、強気予想で価格は下落していると指摘した。
CNBC経済番組が逆指標に
非常にボラティリティの高いビットコイン価格は、2018年に入り大幅な下落に転じ、年初15,000ドル(約170万円)ほどで取引されていたビットコインは、現在では、6,500ドル(約72万円)で取引されています。
ビットコインの価格予想は、「株式会社の決算発表」のように売上や利益などの開示された指標がなく、市場のニュースにも大きく左右されるため、実質的な価値の判断や、価格予想は困難を極めてきました。
トレーダーであり、投資家でもあるJacob Canfield氏は、大手メディアCNBCの経済番組「FastMoney」の公式ツイッターが、弱気ツイートを行った場合、ビットコイン価格は上昇傾向にあり、逆に、強気ツイートを行った場合、ビットコイン価格は下落傾向にあることを主張しました。
彼は、その指標を”CNBC BTC指標”と名付け、TradingViewで、CNBC番組FastMoneyの公式Twitterで投稿されたツイートおよび、ビットコイン価格の変動をまとめたチャートを公開しています。
TradingViewにおいて、Canfield氏は、この指標がある意味ビットコイン価格の上昇・下落を95%の確立で的中させていると指摘。
CNBCの番組「FastMoney」は、投資家向けの人気情報番組であり、Mellissa Lee氏が司会を務め、米投資会社BKCMのCEOも務めるBrian Kelly氏が仮想通貨関連のコメンテーターとして多く出演するなど、仮想通貨業界の間でも注目されています。
Canfield氏は、8月21日に、自身が運用するTwitter アカウント(@ILOVECRYPT0)にて、以下のようにツイートしました。
🚀My @CNBCFastMoney $BTC indicator is saying go long here for #Bitcoin.
— I ❤️ Crypto (@ILOVECRYPT0) 2018年8月21日
📈Average return on bearish tweets = 30%+ Profit.
📊If the indicator holds up, we should see #BTC price rally to $8500+.
🙏Share away, but make sure you follow and tag me.
👇LINK:https://t.co/djElEzroZn pic.twitter.com/mW5EGUG7Rf
私の(@CNBCFastMoney)BTC指標は、ビットコインの買いを推進している。
弱気ツイートの平均リターン = 30%の利益
もし、この指標が続いていけば、ビットコイン価格が8,500ドル(約94万円)まで上昇するはずだ。
このツイートでは、先週、逆指標となるFastMoney公式Twitterで「弱気ツイートが連続3回投稿された」ため、ビットコイン価格の短期的な上昇が見られるのではないかと予想しています。
記事執筆時点で、このツイートは、400近いリツイート、そして、1,000以上のいいねが付けられており、FastMoneyの公式アカウントも、このCanfield氏のツイートに対抗するかのように、以下のようなツイートを行いました。
This tweet is neither bullish nor bearish. $BTC pic.twitter.com/vJMJ0V1fGF
— CNBC's Fast Money (@CNBCFastMoney) 2018年8月22日
このツイートは、強気でも弱気でもない。
このような経緯を経て、CNBCからCanfield氏にオファーが掛かり、近日中にCNBCに出演する可能性があるとしていることから、司会やコメンテーターを始めとする他の出演者と、どのような議論を行うのかが今から注目されています。