はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサ「再ステーキング」企業、EigenLayerが65億円調達へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

EigenLayerの資金調達

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の“再ステーキング”プロトコルEigenLayerが、65億円(5,000万ドル)の資金調達を進めていることが3日にわかった。

ローンチ前のEigenLayerは、ETHのステーキングに関連した注目度の高いプロジェクトの1つ。EigenLayerの投資ラウンドは昨年11月初旬に始まり、仮想通貨取引所FTXの経営破綻により市場が混乱した中で、順調に投資家を獲得したようだ。

匿名情報源に基づいてThe Blockが報じた内容によると、進行中のシリーズAラウンドで、EigenLayerの新規投資後の企業価値は2億5,000万ドル(327億円)に、流通前のトークンを全て計上したトークン価値(FDV)が5億ドル(650億円)になるという。

まもなくクローズされるシリーズA完了後、同社の累計資金調達額は6,500万ドル(約85億円)となる。PitchBookのデータによると、EigenLayerは昨年8月に1,440万ドルを調達。初期投資家には大手仮想通貨VCのBlockchain CapitalやFigment Capital、Ambush Capitalがいる。

関連:Shanghaiに向け、LidoでETH出金方法が投票へ

ETHのリステーキング市場

EigenLayerは、イーサリアムのステーキング目的でロックアップしたETHのデリバティブを使用し、他のプロトコルに再ステーキングできるサービス。

イーサリアムネットワークのバリデーター(検証者)にとって、ステーキング報酬を2重に得られるため、資本効率を高める手段として期待される。

EigenLayerエコシステムに統合されたdApps(分散型アプリ)、ロールアップ(例:Optimism)、オラクル(Chainlink)、ブリッジなどに、ステーキングETHのセキュリティを供給し、追加報酬を得られる仕組み。

関連イーサリアムL2「Optimism」、初のアップグレード「Bedrock」は3月実施を提案

データサイトDUNEによると、イーサリアム上にバリデーターは515,806件存在し、ETHのステーキング総量は1,650万ETH(約3兆1,800億円相当)に上る。

EigenLayerの潜在的なユーザー規模は莫大であり、リステーキングの振り向け先として使用されるミドルウェアにとっても、セキュリティが強化される利点がある。

なお、EigenLayerを使用するバリデーターは、セキュリティ供給先の要件に基づいて保有資産が削減されるリスクを負う。

EigenLayerは23年中に、EigenLayerの最初のミドルウェア「EigenDA(Data Availability)」をローンチ予定。EigenDAはイーサリアムL2のOptimisticやZKロールアップ用に特化しており、分散型ロールアップシーケンサー(証明を検証するノード)を提供。取引手数料をリステーカーに分配する。

関連:イーサリアム、上海アップグレードのテスト実装を計3回予定

関連3月予定の上海アップグレード、イーサリアム市場に与える影響は?

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/14 金曜日
21:20
CourtYard(コートヤード)でトレカをNFT化|使い方を初心者向けに徹底解説
トレーディングカードをNFT化して取引できるCourtYard(コートヤード)の使い方を解説。アカウント開設からPolygon上での取引方法、ガス代準備、リスクまで初心者向けに図解で詳しく紹介します。
21:00
ビットコインウォレットのおすすめは?種類・選び方・アドレス作成手順まで解説
ビットコインウォレットの種類や違い、安全な選び方を徹底解説。ハードウェア・ソフトウェアの比較からアドレス作成、セキュリティ対策まで初心者にもわかりやすく紹介します。
17:19
米ビットコイン現物ETF、過去2番目の規模の純流出 リスクオフが加速
11月13日、ビットコイン現物ETFは8.7億ドル(約1,340億円)の純流出を記録し、過去2番目の規模に。イーサリアムETFも3日連続で流出。FRB当局者の慎重発言を受け、仮想通貨と米国株が同時に下落。専門家は健全な調整との見方も。
16:46
Aptos Labs CBOが語る日本戦略|独占インタビュー
Aptos Labs CBO Solomon Tesfaye氏独占インタビュー。日本の大手金融機関との協議、ステーブルコインUSD1の展開、グローバル戦略を語る。
16:32
ビットコインのみ投資へ 欧州初のルクセンブルク国家ファンドがETF経由で1%配分
ルクセンブルク財務相が、国家ファンドFSILが他の仮想通貨ではなくビットコインのみに1%配分したことを明言。欧州初の国家レベルでのビットコイン投資となる。
15:06
ヴィタリック、分散化の原則を強化する「トラストレス宣言」を発表 中央集権化に警鐘
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏らが「トラストレス宣言」を発表。検証可能性や検閲耐性など6つの核心要件を定義し、利便性優先による中央集権化リスクに警鐘を鳴らした。トラストレスこそがイーサリアムの本質であり、信頼できる中立性を達成する唯一の方法だと強調している。
15:06
JPYC、米サークル社オンチェーンFX網のパートナー通貨に採択
JPYCが米CircleのオンチェーンFX網「StableFX」で日本円パートナーに採択。USDCとの即時交換に対応し、国際送金・決済インフラで円建てステーブルコインの役割が拡大する見通し。
13:35
日本円ステーブルコインJPYC、発行額2億円突破
JPYC株式会社は、日本円建ステーブルコイン「JPYC」の累計発行額が2億円を突破したと発表。正式発行から約18日間での達成。保有者数は約3.1万人に達し、JPYC EXの口座開設数も6,000件に到達した。
11:57
「ビットコイン、株高に反応鈍く下落時は増幅」Wintermuteが非対称性を指摘
Wintermuteの最新レポートによると、ビットコインはナスダック指数と0.8の高相関を維持するも、株高局面で反応が鈍く下落時のみ敏感に連動。この負のスキューは2022年以来最高水準で、通常は市場底値圏で見られるパターン。資金の株式市場シフトと流動性低下が背景に。
11:49
大手銀BNYメロン、ステーブルコイン準備金のためのMMFを立ち上げ
大手銀BNYメロンがステーブルコイン発行者向けのマネー・マーケット・ファンド「BSRXX」立ち上げを発表。ジーニアス法対応の準備金ファンドとなる。
11:04
21シェアーズ、仮想通貨指数ETF2本を米国上場 投資会社法適用は米国初
21シェアーズが投資会社法(1940年法)準拠の仮想通貨インデックスETF2本を米国で上場。TTOPとTXBCは、ビットコイン、イーサリアム、ソラナなど主要デジタル資産への分散投資を提供。機関投資家向け「ゴールドスタンダード」のETF構造を採用。
10:33
ビットコインが今月3度目の10万ドル割れ、フラッシュクラッシュ後の資金戻り鈍化
ビットコインは今月3度目となる10万ドル割れを記録し、低調な値動きが続いた。背景には、FRBが利下げに慎重な姿勢を示していることに加え、東証などを運営する日本取引所グループ(JPX)が仮想通貨トレジャリー企業に対して規制を示唆する報道が流れ、市場心理を冷え込ませたことが挙げられる。
09:54
グレースケールのIPO登録書類が公開 トランプ政権下で上場申請続く
仮想通貨資産運用企業グレースケールは、IPO登録届出書を米SECに提出。市場が構築されれば株式のトークン化も検討していく意向を示した。
09:32
米国でXRP現物ETF上場、初日取引高は90億円を記録
カナリー・キャピタルの仮想通貨XRP現物ETFが米国で上場。初日取引高90億円を記録した。2025年に上場したETF中でトップの数字となった。政府機関再開でさらなる承認も期待される。
09:18
チェコの中銀、試験的にビットコインを購入
チェコの中央銀行は、歴史上初めてデジタル資産を購入したと発表。購入したのは仮想通貨ビットコインで、他にも米ドルステーブルコインとトークン化預金も保有すると説明している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧