はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインのショート割合急増の中、テザー砲が相場に与える影響は?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン相場
BTC相場は、上値レジスランスラインを突破し、81万円を維持する堅調な価格推移となっている一方で、Bitfinexでショートポジションが急増、テザー送金による今後の相場への影響に注目が集まっている。

ビットコインは7200ドルのラインを固守するも、アルトコインは下落

ビットコイン相場は、昨日の午後から7200ドル(約79万円)とされる上値抵抗線(レジスタンスライン)を突破し、3日昼現在も7285ドル(約81万円)を維持する、堅調な価格推移となっています。

大手取引所BitMEXとBitfinex上でショートポジションが急増し、2018年3度目となるショートポジション数がロングポジション数超えを記録しており、短期的にはビットコイン相場への下落の懸念感も出始めています。(この状況で下落が限定的な場合、大量に現物が買われているという指摘もある)

出典:TradingView

先週、コインポストで取り上げたように、米国大手仮想通貨OTC取引ブローカーGenesis Tradingの代表者であるMichael Moro氏は、BTCが年内1万ドル(約110万円)へと回復するために必要な要素に以下のように語るなど、現在の相場維持が重要だと見る向きも多数あります。

「特に重要なサポートラインは7150ドル(約79.4万円)であり、仮に来週(今週のこと)までこのラインを維持できていれば、相場トレンドと投資家心理も上向きとなり得るだろう」

出典:TradingView

ショートポジション急増の背景

下記のチャート下部に表示されたbitfinexでのロング、ショートポジションチャートは、赤のショートポジションが日本時間2日16時あたりから急増。1万ドルの増加となっています。

出典:TradingView

ツイッター上で知られている投資家@cryptoSqueeze氏も、昨日のBitfinex上での莫大なショートに対し、以下のように述べています。

「3時間足らずの間に、Bitfinexでショートポジションが1万BTCまで急増している。ここ5年間で初めてのことだ。」

しかし、唐突なショートポジション急増にも関わらず、BTC相場を崩すには至らず、仮に本日まで相場が上場を維持していく場合、それらのショートポジションが決済されることで、ショートを燃料とした大規模な上昇(ショートカバー)に発展、逆に上昇相場を後押しする可能性も考えられます。

このような形で相場に警戒感が高まる中で、日本時間9月3日1時頃、テザー社の保管ウォレットから1億ドル(110億円)に相当するUSDTがBitfinexに入金されたことが明らかになりました。

一連の流れをチャートを交えて簡単にまとめると、bitfinexのショートポジションが急増した後、短期的に下落目線に移ったものの、チャート上での青丸時点でテザーの巨額送金が明らかになるや否や、価格操作による高騰、またショートカバーによる暴騰の期待により相場の転換が見られました。

出典:TradingView

CNBCでも影響を予想

米CNBCの仮想通貨番組「Crypto Trader」のMCを務めるRan NeuNer氏は、日本時間朝5時に、自身のツイッター、USDTの大量入金とBitfinex上のショートポジションによる影響力についてコメントを述べました。

「ここ数日、BTCの累計出来高が130億ドルを超えているので、勢いは衰えずに上昇していくだろう。すると、ショートポジションはスタミナを無くし、踏み上げられてしまいかねない。」

また今後の展開について、

「BTCが下がると見ている人はたくさんおり、ショートポジションが約40%も増加している。それと同時に、約1億ドルのUSDTが入金された。相場が上昇し続ければ、ショートポジションは踏み上げられ、強気相場にさらなるワンプッシュが撃ち込まれる結果になるだろう。そうすれば、さらに面白い展開になる。」

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/19 水曜日
18:44
ストラテジーのセイラー会長、ウォール街参入による「ビットコイン弱体化」論を否定 
ストラテジーのセイラー会長がフォックス・ビジネスで、機関投資家の参入によりビットコインのボラティリティが大幅に低下していると発言した。2020年の約80%から現在50%まで縮小し、今後はS&P500の1.5倍程度に収束すると予測している。
18:25
アーク・インベスト、コインベースとサークル株を買い増し
ARK投資のキャシー・ウッド氏、コインベースとサークル株を計720万ドル購入。ステーブルコイン市場の成長を見据え、仮想通貨関連株への投資を拡大。
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
13:15
米SEC、2026年度検査で仮想通貨監視を重点項目から削除 規制緩和加速
米SECが2026年度の検査優先事項から仮想通貨監視を除外。トランプ政権下で規制姿勢が執行重視から対話重視に転換。コインベースやリップルとの訴訟解決など、業界への軟化姿勢が鮮明に。
11:35
イーサリアム財団、レイヤー2を単一チェーンのように操作できる「相互運用レイヤー」構想
仮想通貨イーサリアムの財団が複数のL2を単一チェーンのように操作できる相互運用レイヤー(EIL)の構想を解説。現在開発中のEILへの参加を呼びかけている。
10:50
コインベース上のモナドICO、開始23分で65億円弱調達も販売ペース鈍化
コインベースで開始されたモナド(Monad)のトークンセールは、開始23分で64.5億円を調達したが、その後失速。高いFDV評価額やVC比率の高さが投資家の慎重姿勢を招いたとみられる。
10:33
全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認
ニューハンプシャー州が全米初のビットコイン担保地方債を承認した。1億ドル規模の債券でデジタル資産が140兆ドル規模の世界債券市場に参入する道を開く可能性が出た。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、ナスダック上場に向けた合併が延期に
ソネット・バイオセラピューティクスらの合併によるハイパーリキッド財務企業の上場が延期された。株主投票の賛成票が必要数に達していない形だ。
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
08:00
GMOトラスト、Japan Smart Chainと提携し日本法準拠ステーブルコイン発行を検討
GMOトラストがJapan Smart Chainと提携 AltXリサーチは18日、日本向けレイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain(JSC)」において、…
07:15
資産運用大手6社、日本での仮想通貨投資信託の提供を検討
資産運用大手6社が、日本での仮想通貨投資信託の開発を検討していることがわかった。米国でビットコインの現物ETFが認可されたこともあり、日本でも仮想通貨投資信託の誕生に期待する声は多い。
07:05
クラーケンがシタデルから2億ドル調達し企業価値200億ドルに、IPO前に資金基盤強化か=報道
クラーケンがシタデル・セキュリティーズから2億ドルの戦略的投資を確保し企業価値200億ドルと評価された。9月の6億ドル調達に続きIPO前に資金基盤を強化している。
06:35
米通貨監督庁、銀行に「ガス代支払い用」の暗号資産保有を承認
米財務省通貨監督庁が国法銀行によるブロックチェーンネットワーク手数料支払いのための仮想通貨保有を正式承認した。トランプ政権下で仮想通貨に対する規制姿勢が転換している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧