はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

今こそ注目すべき!Twitterならではのブロックチェーンへの挑戦

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Twitter・Square、2社の現状
TwitterとSquareの2社のCEOを務めるJack Dorsey氏が以前からビットコインをはじめとする仮想通貨ならびにブロックチェーン技術を全面的に支持していることはよく知られており、行動に移し始めていますが、Dorsey氏ならびに彼の2社はさほど注目を集められずにいました。しかし今、Dorsey氏の会社の動向に注目すべき時期がきています。
GoogleやFacebookにはできない、Twitterならではの挑戦
Dorsey氏は、他のシリコンバレーの起業家たちと比べても特に人一倍、ブロックチェーンや仮想通貨を事業戦略の中枢に据える動機が強く、GoogleやFacebookにはない熱量を持って同領域に取り組んでいます。

Twitter・Square、2社の現状

Twitter社とSquare社の2社のCEOを務めるJack Dorsey氏が以前からビットコインをはじめとする仮想通貨とブロックチェーン技術を全面的に支持していることはよく知られており、行動に始めていますが、Dorsey氏ならびに彼の2社はさほど注目を集められずにいました。

しかし今、Dorsey氏の会社の動向に注目すべき時期がきています。

そもそも、ブロックチェーンはその技術自体が強力なポテンシャルを秘めており、同領域に参入してきているグーグルやフェイスブックといった技術に強みのある世界のトップ企業でさえ成長させる可能性があります。

Dorsey氏は昨年SquareにてCashアプリ700万人ものユーザーに対し、ビットコインを購入できるようにし、ニューヨーク州金融サービス局からの認可も受けました。

さらに同氏は今週、下院エネルギー・商業委員会にてブロックチェーン技術がTwitter上の不適切なコンテンツを排除するのにいかに有用かを証言しました。

Dorsey氏のこういった活動は、残念なことに複数の業界のメディアでいいかげんに報道されていました。

そのような扱いを受ける理由としては、以下のようないくつかの事情が挙げられます。

  • ビットコインがまだSquare社においてはわずかな収益しかあげておらず、さほど重要な要素として認識されていない。
  • Square、特にTwitterに関して、どこかシリコンバレーの主役にはなりきれていない感が否めない。Twitterを例に挙げれば、持続可能な収益モデルをめぐる闘争が続いていることなど、いくつもの要素がこういった評価に関わっている。
  • 2016年のアメリカ大統領選挙においてこれを荒らすロシアの悪質なアカウントが数万単位で横行していた件など、否定的な話題にも取り組まなければならない。

民主主義の将来と選挙の合法性が損なわれつつある今、こういった問題に取り組むのは非常に意義のあることです。

このテーマにおいて、ブロックチェーン技術は少なくとも理論上は課題の解決に役立つと考えられています。

例えば、偽造のできない本人確認をもとに、不正アカウントを減らしたりといったことも可能で、このような動きが成熟していけばTwitterのようなプラットフォームの改善に大いに貢献することはほぼ間違いないでしょう。

GoogleやFacebookにはできない、Twitterならではの挑戦

そういった中でDorsey氏は、他のシリコンバレーの起業家たちと比べても特に人一倍、ブロックチェーンや仮想通貨を事業戦略の中枢に据える動機が強いと言えます。

まず、Dorsey氏は、自身が関わる会社のサービスの性質上、金融とソーシャルメディアの双方の分野に精通しているという背景があります。

この2つの分野が交わる領域では、法定通貨や決済用通貨、トークン化された資産やユーティリティトークンなどの要素が関わってきますが、これらはブロックチェーン技術が成長していけば相互にオンラインで取引できるようになっていきます。

加えて、グーグルやフェイスブックもブロックチェーンに参入してきているものの、この2社が現状データの収集で強みを発揮し、中央集権的な広告収益モデルに大きく依存している以上、ブロックチェーンの概念は相性がいいとは言えません。

そういった中でTwitterとSquareは広告収益に依存してはいるものの収益自体は先の2社に比べてかなり小さく、未だ収益モデルを模索している状態にあり、果敢に新技術の研究・導入に挑むことができます。

Dorsey氏の抱えるサービスにとってはある意味これまで不利だった状況が、ブロックチェーン等の技術への意欲や挑戦を生み、この技術を人々のために活用しようと奮闘する現状を生んでいるのです。

これはグーグルやフェイスブックにはできないことなのです。

Time To Take Twitter CEO Jack Dorsey Seriously Regarding Crypto

Sep 8, 2018 by Steven Ehrlich

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/20 水曜日
20:06
SBI VCトレード、仮想通貨積立でキャッシュバック 最大1%還元 キャンペーン
SBI VCトレードが暗号資産(仮想通貨)積立投資のキャッシュバックキャンペーンを開始。期間中の約定金額に応じて最大1%を還元、上限なし。9月20日まで実施で新規・既存ユーザーが対象。ドルコスト平均法でリスク分散も可能。
14:40
WebX 2025完全ガイド|日本最大Web3カンファレンスのチケット料金・見どころ・参加方法まとめ
国内最大手仮想通貨メディアCoinPostによる「WebX 2025」の特集ページ(公式ガイド)。SBIの北尾会長、平 将明デジタル大臣、小池都知事、ホリエモン、オードリー・タン、アーサー・ヘイズなど豪華な注目スピーカーをはじめ、お得な割引情報を含むチケット料金、会場アクセス、サイドイベント情報を詳しく解説。
13:15
イーサリアムトレジャリー企業が市場に与える影響は? クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨イーサリアム・トレジャリー企業の台頭を分析した。16社以上がETH財務戦略を採用する中、そのメリットや問題点を解説している。
13:00
J-CAMのWebXブースは「体験型エンタメ空間」遊び心と近未来を彷彿とさせる仕掛け|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、株式会社J-CAMの新津俊之CEOへインタビュー。BitLendingやIoliteを通じた暗号資産レンディングサービスの展望ついて聞いた。
11:45
JPYC、日本円ステーブルコイン発行へ 新サービス「JPYC EX」とは?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11:25
岐路に立つビットコイン、次の上昇はいつから? 専門家の見解
仮想通貨ビットコインが11万4000~11万5000ドルで調整継続中。アナリストは9-10月回復予測する。バーンスタインは2027年まで強気相場継続と分析。
10:30
スカイブリッジ、アバランチで440億円の資産トークン化
米投資運用会社スカイブリッジが主力ヘッジファンドを仮想通貨アバランチのブロックチェーンでトークン化する。RWA市場が成長し機関投資家のトークン化参入が本格化している。
10:20
テゾスエコシステム at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
WebX 2025でテゾス共同創設者Arthur Breitman氏が登壇。そのエコシステムについて、ハードフォーク不要でアップグレードできるブロックチェーン技術と100万TPS対応のレイヤー2、世界初ウラントークン化など最新動向を解説。日本限定グッズ抽選やフォトブース体験も。
10:15
ロビンフッド、NFLと大学のアメフトの予測市場を提供へ
仮想通貨などの取引サービスを提供するロビンフッドは、米国のプロと大学のフットボールの試合結果に賭けることができる予測市場のローンチを発表。ロビンフッドのアプリから直接使用できる。
08:12
ワイオミング州、米国初の州発行ステーブルコイン「FRNT」をローンチ
ワイオミング州が米国初の州政府発行ステーブルコイン「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」を正式リリース。7つのブロックチェーンに対応。
07:00
カインドリーMD、5744BTCを購入 ナカモト合併後初の大型投資
医療企業カインドリーMDが5744BTCの仮想通貨ビットコインを約679億円で購入。ナカモト・ホールディングスとの合併完了後初の大型投資で総保有量は5765BTCに拡大。
06:35
米SEC・FRBトップ、仮想通貨規制方針転換を宣言
米SECアトキンス委員長とFRBボウマン副議長がワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウムで仮想通貨規制の抜本的方針転換を発表。イノベーション重視の新時代開幕。
05:55
テザー、トランプ政権仮想通貨評議会の元高官を戦略顧問に起用
世界最大のステーブルコイン発行会社テザーが、トランプ政権でホワイトハウス仮想通貨評議会を率いたボー・ハインズ氏を米国戦略担当の戦略顧問に任命。
05:45
シャープリンク、イーサリアム保有量74万ETHに拡大
米上場のシャープリンク・ゲーミングが8月17日時点でイーサリアム保有量を74万760ETHまで拡大。前週は新たに14万3593ETHを購入した。
05:30
仮想通貨取引所Bullish、IPO調達資金全額をステーブルコインで受領
仮想通貨取引所ブリッシュがIPO調達資金11.5億ドルを全てステーブルコインで受け取り、米国IPO史上初の事例を達成。ソラナネットワークを活用しコインベースが保管。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧