はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインとアルトコインの正の相関が強まっている

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BitcoinとAltcoin
ビットコインとアルトコインの間の正の相関がますます強まっている。現在、Bitcoinと最も正の相関が強いのはBitcoin Cashである。(相関係数 0.88)
ビットコインのドミナンス
2018年9月9日時点でビットコインの時価総額は1100億ドル(12兆円)となり、ビットコインはかつてのドミナンスを取り戻しつつある。
ドミナンスとは
仮想通貨市場全体におけるビットコインの支配率(優位指数)のこと。2017年以降のアルトコイン隆盛に伴い、ドミナンスは急降下している。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

ビットコインーアルトコインの正の相関の高まりとドミナンスの回復

ビットコインとアルトコイン間の正の相関(一方が増えればもう一方も増える、または、一方が減ればもう一方も減るような関係)がますます強まっています。

2017年12月中旬に2万ドル(220万円)に向けて大きく価格上昇していましたが、現在、その流れは対照的のものになっています。

ビットコインとアルトコインの相関係数は、2018年初頭の0.1から上昇し、現在は0.7となっています。

ちなみにゼロに近い値は相関性がほとんどない(無相関)ことを示し、これはデジタル通貨と株式市場の間のケースに多く見られます。

相関係数の範囲は-1(反対方向に戻る)から+1(同じ方向に戻ります)です。

仮想通貨は、強い正の相関(0.5-1)や中程度の正の相関(0.3-0.5)を示すことが多く見られます。

また、SifrData による仮想通貨間の相関行列に基づいて算出されたピアソン係数は以下の通りです。

ビットコインとビットコインキャッシュ(0.88)、ライトコイン(0.86)、イーサリアム(0.83)、ネム(0.83)、ジーキャッシュ(0.82)、モネロ(0.82)、XRP(0.78

ビットコインとこれらのアルトコインとの関係は、2018年に市場価値評価に大きなダメージをもたらしました。

ビットコインが2万ドル(220万円)のピーク時から現在の約6500ドル(71万円)にまで推移したため、ビットコインキャッシュは3400ドル(37万円)から500ドル(6万円)まで急落しました。

他の価格下落は以下の通りです。

イーサリアム(ETH) 1377ドル(14万円)→218ドル(2万3千円)

ネム(XEM) 1.90ドル(209円)→0.10ドル(11円)

ジーキャッシュ(ZEC) 888ドル(9万7千円)→127ドルに(1万3千円)

モネロ(XMR) 494ドル(5万3千円)→112(1万2千円)

XRP(XRP) 3.39ドル(376円)→0.29ドル(32円)

付け加えると、XRPは今もなお2018年の最低価格を更新し続けています。

ビットコインキャッシュが第3位(0.79)より高い数値を示すようになり、その結果ビットコイン(0.88)と最も強い正の相関を持つデジタル通貨になりました。

90日間でビットコインキャッシュのビットコインとの相関係数が0.79から0.88まで高まり、その結果ビットコインが最も強い正の相関を持つ仮想通貨になりました。

また、90日前に0.90でリードしていたイーサリアムは徐々に低下し2位(0.83)になり、XRPは90日間で0.84から0.78まで減少しました。

Bitcoin is Dragging Other Cryptocurrencies Down as Correlation Between Them Increases

参考記事はこちらから

CoinPostの関連記事

ビットコインのドミナンスが2018年で初めて50%を突破
仮想通貨時価総額のうち、ビットコインが占める割合を表すビットコインドミナンス。トレンドを図る指標として広く知られていますが、8/11にドミナンスは50%を突破し、昨年12月以来の高水準となった。
リップル(XRP)とライトコイン(LTC)が2018年最安値更新|仮想通貨市場の急落の影響で底値抜け
SECが現在最も注目されていたビットコインETFの可否判断日程を45日延長させたことで、市場全体の価格が急落。主要アルトコインの中には、長期的に割ることがなかった底値を割る通貨が確認された。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06:20
米仮想通貨現物ETFから資金大量流出、FRB政策に不透明感
米国の仮想通貨ビットコインETFから1日で5.23億ドル、イーサETFから4.22億ドルの大量資金流出。FRB利下げ期待後退とインフレ懸念で機関投資家がポジション調整か。
05:45
米FRB理事、ステーブルコインの可能性を評価
FRBウォーラー理事が仮想通貨決済技術を「新技術に過ぎない」と評価。ステーブルコインの小売・国際決済改善効果とドル国際化への貢献可能性を強調。
05:35
中国政府、人民元連動ステーブルコイン発行を検討=報道 
中国国務院が人民元連動ステーブルコイン発行を今月審議する予定。人民元の国際的地位向上と米ドル支配からの脱却を狙う。
08/20 水曜日
20:06
SBI VCトレード、仮想通貨積立でキャッシュバック 最大1%還元 キャンペーン
SBI VCトレードが暗号資産(仮想通貨)積立投資のキャッシュバックキャンペーンを開始。期間中の約定金額に応じて最大1%を還元、上限なし。9月20日まで実施で新規・既存ユーザーが対象。ドルコスト平均法でリスク分散も可能。
14:40
WebX 2025完全ガイド|日本最大Web3カンファレンスのチケット料金・見どころ・参加方法まとめ
国内最大手仮想通貨メディアCoinPostによる「WebX 2025」の特集ページ(公式ガイド)。SBIの北尾会長、平 将明デジタル大臣、小池都知事、ホリエモン、オードリー・タン、アーサー・ヘイズなど豪華な注目スピーカーをはじめ、お得な割引情報を含むチケット料金、会場アクセス、サイドイベント情報を詳しく解説。
13:15
イーサリアムトレジャリー企業が市場に与える影響は? クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨イーサリアム・トレジャリー企業の台頭を分析した。16社以上がETH財務戦略を採用する中、そのメリットや問題点を解説している。
13:00
J-CAMのWebXブースは「体験型エンタメ空間」遊び心と近未来を彷彿とさせる仕掛け|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、株式会社J-CAMの新津俊之CEOへインタビュー。BitLendingやIoliteを通じた暗号資産レンディングサービスの展望ついて聞いた。
11:45
JPYC、日本円ステーブルコイン発行へ 新サービス「JPYC EX」とは?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11:25
岐路に立つビットコイン、次の上昇はいつから? 専門家の見解
仮想通貨ビットコインが11万4000~11万5000ドルで調整継続中。アナリストは9-10月回復予測する。バーンスタインは2027年まで強気相場継続と分析。
10:30
スカイブリッジ、アバランチで440億円の資産トークン化
米投資運用会社スカイブリッジが主力ヘッジファンドを仮想通貨アバランチのブロックチェーンでトークン化する。RWA市場が成長し機関投資家のトークン化参入が本格化している。
10:20
テゾスエコシステム at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
WebX 2025でテゾス共同創設者Arthur Breitman氏が登壇。そのエコシステムについて、ハードフォーク不要でアップグレードできるブロックチェーン技術と100万TPS対応のレイヤー2、世界初ウラントークン化など最新動向を解説。日本限定グッズ抽選やフォトブース体験も。
10:15
ロビンフッド、NFLと大学のアメフトの予測市場を提供へ
仮想通貨などの取引サービスを提供するロビンフッドは、米国のプロと大学のフットボールの試合結果に賭けることができる予測市場のローンチを発表。ロビンフッドのアプリから直接使用できる。
08:12
ワイオミング州、米国初の州発行ステーブルコイン「FRNT」をローンチ
ワイオミング州が米国初の州政府発行ステーブルコイン「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」を正式リリース。7つのブロックチェーンに対応。
07:00
カインドリーMD、5744BTCを購入 ナカモト合併後初の大型投資
医療企業カインドリーMDが5744BTCの仮想通貨ビットコインを約679億円で購入。ナカモト・ホールディングスとの合併完了後初の大型投資で総保有量は5765BTCに拡大。
06:35
米SEC・FRBトップ、仮想通貨規制方針転換を宣言
米SECアトキンス委員長とFRBボウマン副議長がワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウムで仮想通貨規制の抜本的方針転換を発表。イノベーション重視の新時代開幕。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧