CoinPostで今最も読まれています

「GM Radio」 次回はDAOの運営を効率化する「Hats Protocol」が参加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

第25回 GM Radio開催

CoinPost Globalが10日に配信した第24回「GM Radio」では、ゲストにLayerZero LabsでSpecial Projects部門に所属するMax Power氏と、CoreDAOの初期貢献者であるBrendon Sedo氏とDenali Marsh氏を招き、「ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の活用」を題材としたインタビューを実施した。

この回は、同ゲストによる第19回の配信が技術的な問題で途中で終了したことによる再配信。アーカイブは以下のツイートのリンクから聴くことができる。

今回のゲスト紹介

第25回GM Radioは、5月24日(水)の10:00から「CP_Global」のTwitterスペースで配信予定。今回はゲストに、Hats ProtocolのDavid Ehrlichman氏、Spencer Graham氏、nintynick氏の共同創設者3名を招待する。

▶️CP_GlobalのTwitterをフォロー

Hats Protocolは、自律分散型組織(DAO)を効率的に運営できるようにするためのプロトコルを開発するプロジェクト。DAOとは、一般的な企業などとは違って経営者のような中央管理者が存在せず、参加メンバーやアルゴリズムによって運営管理が行われる組織を指す。

プロジェクトチームは2022年10月にHats Protocolに関する声明文書を公開。その中で「我々は、DAOは世界を変えることができると考えている」と主張した。

Hats ProtocolのプロジェクトはDAOを推進することによって、今よりも公平な未来を構築できると思い描いている。そこは他者に攻撃されず、データやお金が強引に奪われないようにインフラが共有されている世界だ。

そして、従来の階層組織に頼ることなく、DAOを拡張性高く運用できるようにすると主張。この目的を達成するために開発したのがHats Protocolである。

Hats Protocolの仕組み

Hats Protocolは、DAOの運営を効率化するため、各役割に「Hat」という名称のNFTを割り当てる仕組みを導入している。このNFTは「Non-Fungible Token:代替不可能なトークン」ではなく、厳密には「Non-Transferable Token:送信不可能なトークン」の略。なお、管理者だけはHatを送信することができ、別の担当者に役割を割り振ることができる。

Hatは、イーサリアムのトークン規格「ERC-1155」で発行。ERC-1155は「マルチトークンスタンダード」とも呼ばれ、通常のトークン(ERC-20)と代替不可能なトークン(ERC-721)の特徴を合わせ持つ。

Hats Protocolのチームは、DAOは素晴らしい仕組みだが、ガバナンスが難しいと課題を指摘。分散性と効率性を両立するのが困難であると述べている。

この課題を解決するために、Hats Protocolを開発。Hats Protocolを使うDAOは、NFTを利用して以下のことが効率的に行えるようになる。

  • DAOの管理を完全に維持しながら、メンバーに権限を委任すること
  • 貢献者の管理や権限の移譲に伴う負担やコストを軽減すること
  • 貢献者に責任感を持たせること
  • DAOで実際に何が起きているかを明確に把握すること

今回のGM Radioの配信タイトルは「オンチェーンの役割管理」。ゲストにHats Protocolの特徴や今後の計画などを質問する予定だ。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア