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ChatGPT創業者ら携わる「Worldcoin」の開発企業、シリーズCで約160億円を調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Worldcoinの開発を推進

Worldcoinプロジェクトのツールを開発している「Tools For Humanity(TFH)」は25日、シリーズCの資金調達を完了したことを発表した。

本記事執筆時点で文書での発表は確認できないが、海外メディアによると調達額は約160億円(1.1億ドル)で、評価額は非公開。Blockchain Capitalが資金調達を主導し、a16z cryptoやBain Capital Crypto、Distributed Globalらが出資している。今回の1億ドル規模の資金調達については、フィナンシャルタイムズらが事前に報じていた。

関連:ChatGPT創業者ら携わる仮想通貨「Worldcoin」、新たに100億円調達へ

資金調達を完了したこと自体はTFHがツイッターアカウントで公表。その際、以下のようにコメントしている。

AI(人工知能)の時代に、プライバシーを保護したまま「人間であること」を証明する手段は必要不可欠だ。

我々は、Worldcoinプロジェクトでその手段を提供するため、ツールを開発したり、リソースを作り出したりすることを楽しみにしている。

Worldcoinプロジェクトは、ChatGPTの開発企業OpenAIのサム・アルトマンCEOらのプロジェクト。世界中の人々に仮想通貨を配布するという壮大な野望を掲げており、目をスキャンすることで個人を識別して、暗号資産(仮想通貨)Worldcoin(WLD)を受け取るという仕組みを作った。

公式ウェブサイトでは、IDと金融の世界最大のネットワークを構築すると説明。仮想通貨のWorldcoinは今年正式にローンチする計画だという。

ChatGPTとは

ユーザーの質問に対し、人間との会話感覚で回答できるように設計された対話型のAI。コンテンツ制作、レポート作成、コード設計など用途は多岐に渡るが、プライバシーや著作権の侵害など懸念事項も多い。

▶️仮想通貨用語集

プロジェクトの懸念

上記コメントから、今回調達した資金はツール開発やリソースに利用するとみられる。Worldcoinのツールについては今月、エコシステム初のウォレット「World App」がローンチされた。

発表時点でサポートしている通貨は、ステーブルコインのUSDCおよびDAI、イーサリアム(ETH)、ラップドビットコイン(WBTC)、Worldcoin(ベータ版)。ウォレットはUniswapに対応しており、トークンの取引も可能だ。

関連:全世界への仮想通貨配布を目指す「Worldcoin」がウォレットをリリース

Worldcoinはアルトマン氏が関わっていることで注目を集めるプロジェクトだが、特に生体認証を使用することに懸念の声もある。こういった懸念があることは、今回の資金調達を主導したBlockchain CapitalのジェネラルパートナーSpencer Bogart氏も認めている。

Bogart氏も最初はプロジェクトに疑問を持ったが、自身のチームで何百時間もWorldcoinを調査したと説明。このプロジェクトが何を構築しようとしているのかを理解し、考えを変えたと述べている。

そして、機械と人間の区別が容易につくようになれば、インターネットのユーザー体験が向上するなどのメリットがあると指摘し、今回資金調達を主導した理由を説明した。

一方で、Worldcoinが解決しようとしている問題は解決が困難で、正しくやりとげることが重要だと課題も指摘。懸念や批判があれば質問して欲しいとも述べている。

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