CoinPostで今最も読まれています

リップル社への有利な判決を受けXRPがコインベースに再上場、ポリゴンMATICがPOLへリブランディングへ|14日朝の重要速報まとめ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

14日朝の重要速報まとめ

日本時間朝方までの仮想通貨関連注目ニュースをまとめている。

XRPの部分的勝訴 コインベース再上場 (注目度:★★★★☆)

XRPについて部分的判決によって、デジタルトークンとしてのXRP自体は有価証券ではないと判断され、仮想通貨取引所での一般投資家への販売(リップル社のprogrammatic sales)が有価証券に該当しないことが下された。

関連「仮想通貨XRP自体は有価証券ではない」米地裁、裁判で判決下す

しかし、リップル社の機関投資家へのXRP販売(OTCなど)は証券法違反と見做されている。今回の判決は完全なものではなく、連邦判事がこの訴訟におけるすべての問題を最終的に解決することを拒否したため、事実審裁判所に移行することになった。

有識者であるAdam Cochran氏は、programmatic salesがHoweyテストの三番目の要件を満たしておらず、取引所を介してユーザーに売るのは投資契約に該当しないとし、ICOやIEOなどの方式でなければ引っかからないだろうとコメントした。

今回の結果を受けて、米コインベースはXRPの再上場を実施。XRP-USD、XRP-USDT、XRP-EURの3つの通貨ペアを提供することにした。コインベースは2021年1月からXRPの取引を停止していた。

XRPの部分的勝利が市場に好感され、XRPの価格は高騰し前日比約70%高になっている。

出典:バイナンス

また、SOLやADA、MATICなどSECのコインベースとバイナンス提訴で言及された銘柄も連れ高。

関連米SECが提訴した「リップル裁判」まとめ(20年12月〜23年4月)

さらに、今回の判決はSECの訴訟をめぐってコインベースには有利な影響が与えられるとされており、コインベースの株価は前日比+24.4%高騰した。マイクロストラテジーやマラソンデジタルといったビットコイン関連株も買われた。

ポリゴンMATIC POLへリブランディング(注目度:★★★☆☆)

ポリゴンは、Polygon 2.0の一環として、MATICトークンのリブランディング提案を発表した。

提案がコミュニティに承認されれば、MATICは新たなティッカーシンボル「POL」に変わる。

POLトークンのユースケース拡充についても提案された。ポリゴンPoS、ポリゴンzkEVM、およびスーパーネットのネイティブトークンとして稼働し、エコシステム全体のバリデータステーキングが可能になり報酬が得られる。

また、MATICは1:1でPOLに変換されることになり、トークンの総発行数はMATICと変わらないという。

一方、ポリゴンのPOL成長ロードマップに「10年間でPOLの平均価格が5ドルに」といった価格に関する記述があるため、一部からは有価証券に引っかかるリスクがあると指摘されている。

関連新たな開発計画「Polygon 2.0」を発表、ZK技術活用のレイヤー2ネットワーク

Baseチェーン 開発者向けメインネットローンチ(注目度:★★★☆☆)

コインベースが開発するイーサリアムのL2ブロックチェーン「Base」は8月の一般公開に向けて、開発者向けにメインネットをローンチした。

BaseはOPスタックを利用するもので、2月にテストネットが公開された。

Baseメインネットでは現在、開発者向けのツールがいくつか利用可能になっている。ノードプロバイダーのBlockdaemon、QuickNode、Blast、Safe Wallet、ブロックエクスプローラーのEtherscanとBlockscout、データインデクサーのThe GraphとCovalentなどが挙げられた。

関連コインベースの L2「Base」、メインネットローンチに向けた課題と目標公開

アルゼンチン初 ビットコイン先物が上場(注目度:★★★☆☆)

アルゼンチン初となるビットコイン指数基盤の先物は水曜日に上場した。適格投資家による運用が可能になる。

この先物はMatba Rofexという同国の証券取引所が提供するビットコイン指数に基づくもので、アルゼンチン・ペソで取引される。先物は今年4月にアルゼンチン国家証券委員会(CNV)に承認された経緯がある。

SECやCFTCなど セルシウスの元CEOを提訴(注目度:★★★☆☆)

セルシウスの元CEO Alex Mashinsky氏は昨日米国ニューヨークで逮捕され、SEC、 CFTC、およびFTCから証券詐欺などの疑いで提訴された。

SECは訴状で、Mashinsky氏に対し、仮想通貨の購入、提供、販売を禁止すること、訴状に記載された「申し立てられた違法行為から得られたあらゆる種類の利益の形で不正に得たすべての利益」を放棄すること、裁判所が決定する民事罰を支払うことを要求している。

仮想通貨融資サービスであるセルシウスは昨年の夏に破綻し、仮想通貨市場に深刻な打撃を与えていた。

関連マネックスクリプトバンク、暗号資産の格付評価モデルを発表 

関連:リップル裁判判決受けXRPなど一部アルトが高騰、ビットコインは年初来高値更新

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/27 日曜日
13:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、アバランチのVisaカード発行やAI系ミームコインGOATの高騰など
仮想通貨市場の1週間の動きをまとめ、ビットコイン、イーサリアム、XRP、アバランチなど時価総額上位の仮想通貨の最新の材料を紹介。米国著名投資家の発言やマイクロソフトのビットコイン投資検討など、重要なトピックスも取り上げた。
11:30
心理的節目の上抜けに成功すれば、ショートカバー伴い最高値を試しにいく展開も視野|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが1000万円台前半で底堅い推移となるビットコイン(BTC)相場を分析。今週の相場失速で失望するのは時期尚早だと言及し、今後の展望を解説した。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|DOGE時価総額3兆円突破に高い関心
今週は、ドージコインの時価総額3兆円突破、米政府のウォレットから30億円相当の仮想通貨が不正流出した可能性、マイクロソフトのビットコインへの投資評価に関するニュースが最も関心を集めた。
10/26 土曜日
14:00
「ビットコイン現物ETF、個人投資家が需要の8割を占める」バイナンスが報告
バイナンスがビットコインの流通量4.5%を現物ETFが保有していると指摘。個人投資家主導の需要拡大と機関投資家の緩やかな参入を分析している。
11:55
リップル社、仮想通貨XRPめぐる対SEC控訴裁判で4つの論点を提出
リップル社がSECとの裁判で控訴審に向けた陳述書を提出。ハウィーテストの適用など4つの重要論点を提示している。
07:20
マイクロストラテジー、24年ぶりの高値 ビットコイン強制売却の可能性は「極めて低い」 BitMEXが分析
BitMEX Researchのアナリストは、マイクロストラテジーが現在の債務構造に基づいて保有しているビットコインを強制的に売却する可能性は「極めて低い」と主張した。
06:35
ハッカー、米政府の仮想通貨ウォレットに大部分の流出資金を返還
米政府の仮想通貨ウォレットから流出した約30億円相当の資金のほとんどが、24時間以内に返還されたことが観測された。
06:15
テザーCEO、米政府捜査の報道を否定
ステーブルコイン発行企業テザーのパオロ・アルドイーノCEOは26日、米国の連邦検察当局が同社を調査しているとのWSJ報道内容を否定した。
10/25 金曜日
18:05
AIエージェントと仮想通貨の融合 コインベースが描く未来像
米コインベース・ベンチャーズは、人工知能(AI)とブロックチェーン技術の新たな融合がデジタル経済を変革すると主張。Web3上で、自律型AIエージェントが人間と自由にやりとりする世界「エージェントWeb」が誕生する未来のビジョンを描いた。
13:28
国内における「暗号資産ETF」実現に向け、 ビットバンクが勉強会の総意として提言公表
暗号資産(仮想通貨)bitbankを運営するビットバンクは、証券会社や資産運用業者、信託銀行等と共同で行う「国内暗号資産ETF」勉強会への参加とともに、参加メンバー一同として日本における暗号資産ETFの実現に向けた提言を発表した。
11:40
個人マイナーが再びビットコインブロック採掘に成功、3200万円相当の報酬獲得
仮想通貨ビットコインのソロ個人マイナーが再び大きな報酬を獲得したことが判明した。9月に続く事例である。
10:45
1995年公開「攻殻機動隊」のNFT、アニモカブランズジャパンから発売へ
今回は第一弾で、1995年に公開された押井守監督作品『攻殻機動隊』をフィーチャーしている。このNFTコレクションでは、作中に登場するキャラクターのパーツを、Mocaverse、CoolCats、San FranTokyoのPFP専用Traitsとしてそれぞれ描き下ろした世界に1つだけの作品となっている。
09:35
米国ビットコイン現物ETF、約100万BTCの保有でサトシ・ナカモトに迫る
米国ビットコイン現物ETFの保有BTCが98.5万枚を突破。サトシ・ナカモトの推定110万枚に接近している。
07:50
マイクロソフト、12月株主総会で「ビットコインへの投資評価」を議決権行使項目に設定
米IT大手マイクロソフトは12月上旬に予定されている2024年の年次株主総会に向けて、「仮想通貨ビットコインへの投資の評価」を議決項目の1つとして設定した。マイクロストラテジーのようにビットコイン保有企業になるか。
07:20
取引所らの企業、日本の仮想通貨ETF誕生に向け提言作成
日本で仮想通貨ETFが承認されることを目指し、取引所や法律事務所らが税制改正などを含め提言を作成した。対象銘柄をビットコインとイーサリアムに絞ることも提案している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧