XRPの新規上場
欧州のリヒテンシュタイン公国に本拠地を置く暗号資産(仮想通貨)取引所LCXでは、21日午前10時(日本時間)にXRPの取引市場が開設される予定だ。
新設されるマーケットは、XRP/USDC(米ドル連動型ステーブルコイン)、XRP/EUR(ユーロ)、XRP/LCX(取引所独自のトークン)の3つのペアとなる。
XRPは、オープンソースの分散型台帳ネットワーク「XRPLedger」のネイティブトークン。リップル社が提供する送金プラットフォーム「ODL」において主要な役割を果たし、ブリッジ通貨としての機能を持つ。法定通貨との交換市場を介して、金融機関が国境を越えて低コストで資金を移動する手段が提供されている。
なお、リップル社と米証券取引委員会(SEC)間で3年間にわたって進行中の係争においては、今年の7月13日にリップル社にとって一部有利な判決が下された。その結果、仮想通貨XRPは米国内の複数の取引所で再上場を果たしている。
コインベース、クラーケン、Crypto.com、Bitstampなどの取引所が相次いで再上場を宣言し、カストディサービスのBitGoもXRPの取扱いを再開。データサイトCoinGeckoによると、7月13日以降の1週間で、XRPは78.8%上昇している。
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LCXとは
LCX.comは、2018年に設立された大手フィンテック企業で、資産のトークン化や規制に準拠したICO(イニシャルコインオファリング)、取引プラットフォームの提供を主な事業としている。また、LCX取引所は、ブロックチェーン法に基づきリヒテンシュタイン金融市場庁から9つの規制登録を取得しており、堅実な運営が評価されている。
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